
外はサクサク、中はジュワッと 。みんなが大好きな「揚げ物」に関するアンケート調査をマイボイスコムが実施した。
調査の結果、揚げ物が好きな人(「好き」「どちらかといえば好き」の合計)は8割強。「好き」の比率は、若年層で高い傾向にある。今回は、「みんなが好きな揚げ物」や「揚げ物を食べる頻度」についても見ていきたい。
揚げ物を食べる頻度は「週2~3回」「週1回」がボリュームゾーン
好きな揚げ物(複数回答)
好きな揚げ物の上位は「トンカツ」「鶏の唐揚げ・竜田揚げ」「エビフライ」「てんぷら」「コロッケ」などで、各6~7割。「トンカツ」は男性や高年代層での比率が高く、50代以上では1位、30~40代で2位にあがっている。
「メンチカツ」「ハムカツ」なども、男性の比率が高い。一方、「春巻」は女性の比率が高くなっている。「フライドチキン」「チキンナゲット」などは10~40代、「フライドポテト」などは女性10~40代で各5~6割と高い。「アジフライ、イワシフライ、ししゃもフライなど」「カキフライ」などは、男性や高年代層での比率が高くなっている。
揚げ物を食べる頻度
揚げ物を食べる頻度は「週2~3回」「週1回」が各3割でボリュームゾーン。週1回以上食べる人は全体の7割弱です。男性7割強、女性6割弱で、男性の方が高くなっている。
揚げ物の調理法・準備方法(複数回答)
揚げ物の調理法・準備方法は「自分や家族などの手作り」「調理済みのもの・惣菜」が各5~6割、「市販の弁当のおかず」が4割弱、「ファストフード」「冷凍食品(調理済み)を購入し、自宅で温める」が各3割。
「市販の弁当のおかず」などは男性、「自分や家族などの手作り」などは女性での比率が高くなっている。「ファストフード」は、女性や若年層での比率が高く、女性10~30代で5割弱だった。
自宅での揚げ物の調理頻度
自宅で揚げ物をする人は全体の7割強。過去調査と比べ、減少傾向にある。
60・70代での比率がやや高い。揚げ物の調理頻度は「週1回」「月に2~3回」がボリュームゾーンだった。週1回以上の人は、全体の3割強。揚げ物をする人に占める週1回以上の比率は4割強、男性では5割弱、女性では4割弱で、男性の方が頻度が高い傾向にある。
自宅で調理する揚げ物の種類(複数回答)
自宅で揚げ物を調理する人に、調理するものをたずねたところ、「鶏の唐揚げ・竜田揚げ」が59.8%、「トンカツ」「てんぷら」が各40%台、「コロッケ」「エビフライ」「アジフライ、イワシフライ、ししゃもフライなど」が各3割。
「鶏の唐揚げ・竜田揚げ」は女性での比率が高く、女性40代では8割弱にのぼる。「フライドポテト」も女性30・40代での比率が高くなっている。また、「てんぷら」「トンカツ」「カキフライ」などは、若年層での比率が低い傾向だった。
自宅での揚げ物の調理方法(複数回答)
自宅での揚げ物の調理法は「フライパンや鍋で、油で揚げる(従来の調理法)」が、自宅で揚げ物をする人の76.8%、「フライパンや鍋で、少量の油で焼く(揚げ焼き)」が33.2%。女性30代では「フライパンや鍋で、少量の油で焼く(揚げ焼き)」が5割強で、他の層より高くなっている。
最後にみんなの「揚げ物について気を付けていること・こだわり」を紹介したい。
(※カッコ内は揚げ物を食べる頻度/自宅で揚げ物を調理する頻度)
・家で作ったものは出来立てがおいしいので、すぐに食べる。(男性/25歳/週2~3回/週1回)
・ダイエット中なので、食べすぎないように気をつけている(男性/47歳/月に2~3回/自宅で揚げ物は調理しない)
・なるべく揚げたてのカラッとした状態で食べる。(男性/60歳/週2~3回/月に1回未満)
・油は良質なものを使用し、一回ごとに処分している。(男性/73歳/週2~3回/週1回)
・とにかくサクサクにするためにすぐキッチンペーパーにのせます。(女性/19歳/週2~3回/週2~3回)
・食べすぎない、家で作るときはオリーブオイルで揚げる(女性/19歳/週1回/月に2~3回)
・カロリーを気にして、最近はオーブンでノンフライで作ることが多いです(女性/28歳/週1回/月に1回未満)
・温めるときはフライパンで焼く。電子レンジはなるべく使わない(女性/33歳/週1回/月に1回未満)
・回数を減らす。グレープシードオイルを使用する(女性/52歳/月に1回/月に1回未満)
・惣菜で買い、食べる時はオーブントースターで加熱して食べる。(女性/69歳/週1回/自宅で揚げ物は調理しない)
※マイボイスコムは、3回目となる『揚げ物』に関するインターネット調査を2019年7月1日~5日に実施し、10,304件の回答を集めた。
構成/ino