■連載/阿部純子のトレンド探検隊
好みの濃さで楽しめる赤玉パンチの紙パックが登場
サントリーの創業者・鳥井信治郎が、知人のスペイン商人の家で出されたポートワインを参考にして造ったのが「赤玉ポートワイン」。1907年(明治40年)に発売され、1973年(昭和48年)に「赤玉スイートワイン」と名称を変えて、今日まで100年以上のロングセラーを続けている。
赤玉スイートワインをソーダで割ったワインサワーが「赤玉パンチ」で、炭酸の爽快感とほんのりとした甘さが人気で、30~50代の男性や、飲みやすさから女性、若年層にも支持されている。
赤玉パンチを家飲みするときは、赤玉スイートワインをソーダで割る飲み方になるが、飲食店で赤玉パンチを飲んでいる愛飲者から「もっと濃い味わいにしたい」「家で作ると飲食店のような味にならない」といった声が寄せられており、こうした家飲み赤玉パンチのニーズに応えるべく、10月1日に発売されたのが、赤玉パンチのコンク(濃縮)タイプ「ソーダでおいしい赤玉パンチ 500ml 紙パック」(オープン価格)だ。
好みの濃さに調整ができ、ソーダを加えるだけで簡単に赤玉パンチが作れる。おすすめは「赤玉1:ソーダ2」の割合。この比率だと1本で約10杯分の赤玉パンチができる。おいしい作り方は紙パックにも表示されているのでそちらを参考にしながらぜひ。
1・グラスいっぱいに氷を入れる。
2・「ソーダでおいしい赤玉パンチ」をグラスの1/3ぐらいまで注ぐ。
3・冷たいソーダ(レモン強炭酸ならより爽やかな味わいに)でグラスを満たす。
4・炭酸を飛ばさないようにタテ方向にかきまぜる。レモンをしぼるとさらに爽やかに。
【AJの読み】お店の味とそっくり!唐揚げ、ハンバーグ、餃子など肉料理と合わせても◎
ソーダで割るだけだからサワーなんて簡単と思いがちだが、レモンサワーでも家で作ると、なぜかお店と同じような味にならない。元になるお酒が違うのかなぁと思っていたが、近所のスーパーに売っていた瓶入りリキュールの「こだわり酒場のレモンサワーの素」を使ったとき「店に近い味だ!」感激し、以来リピしている(焼酎よりも割高になるけれど)。
お店に近い赤玉パンチが作れる「ソーダでおいしい赤玉パンチ」を早速試してみた。 製氷機で作った普通の氷を使ったが、味はまさに赤玉パンチだよ!!1:2だと自分にとってはちょっと薄めなので半々にして割るといい具合だ(赤玉の量は個々の好みに合わせてね)。やはりおすすめはレモン風味の強炭酸。今回は早く飲みたいあまり、生レモンを入れるのを忘れてしまったが、レモンをしぼると適度な酸味が加わり爽やかさがアップしそう。
パチパチと弾けるさわやかな炭酸とほのかな甘み、ワインの風味で、レサワに飽きたという人にもおすすめ。ベースが赤ワインなので肉料理とも相性が良く、ハンバーグ、唐揚げ、餃子といったお肉のこってり料理に合わせると、赤玉パンチがさっぱりと口の中を流してくれる。
作るのさえ面倒だけど、赤玉パンチを家飲みしたいという向きには、コンビニ限定で販売されている「赤玉パンチ 350ml 缶」(オープン価格)でどうぞ。
文/阿部 純子