目次
洗濯機の高さを上げる「かさ上げ台」。形や耐荷重など、メーカーによって特色があることはご存じだろうか?
今回は洗濯機をかさ上げして高さを出すメリットや、かさ上げ台の種類と選び方、購入先、設置方法について紹介する。
洗濯機のかさ上げには防音・防振などメリットが一杯
ここでは、なぜ洗濯機のかさ上げが必要なのか、どんなメリットがあるのか、基本の知識から説明していこう。
洗濯機のかさ上げが必要なケース&高さを出す利点
洗濯機のかさ上げが必要になるケースは主に以下の2点だ。
- 排水口の位置が悪く、排水ホースがうまく接続できない
- 洗濯機が大きすぎて、防水パン(プラスチック製の四角いトレイのようなもの)に入りきらない
また、これらの条件に当てはまらなくても、洗濯機をかさ上げをすれば以下のメリットが得られる。
- 洗濯機の下の掃除がしやすい
- 通気性が高まり、カビや悪臭が発生しづらい
- 洗濯物等を隙間に落としても拾いやすい
- 騒音・振動の軽減
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洗濯機のかさ上げは業者に依頼すべき?
洗濯機は非常に重く、誤って落としたり倒したりすれば、怪我や機械の故障の原因となる恐れがある。
しかも、洗濯機は水平にかさ上げしないと、かえって振動が大きくなったり、故障の原因になったりもする。費用は2~3万円程かかるが、専門業者に依頼したほうが設置の失敗もないので安心だ。
また、洗濯機を購入する際、店舗によっては配送・設置サービスを依頼できるため、かさ上げ台を一緒に購入して設置してもらうのも一つの方法だろう。
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洗濯機かさ上げ台の選び方は?キャスター付き・防水性などのチェックポイント
かさ上げ台の選び方としては、以下のポイントを重視したい。
- サイズや耐荷重量は許容範囲内か
- 耐震性や防水性はあるか
- 据え置きタイプかキャスタータイプか
ほかにも、使用している洗濯機がドラム式なら「ドラム式洗濯機に対応しているか」は事前に確認しておかなければならない。
4.5kgクラスのコンパクトサイズから12kgクラスの大容量まで、サイズ展開が豊富な洗濯機。容量の幅が大きいゆえにどのサイズを選べば良いか悩んでしまう方も多いの...
洗濯機かさ上げ台の種類は?騒音対策や防振ゴム付きなど機能別に紹介
洗濯機のかさ上げ台といっても様々な製品がある。ここでは洗濯機のメーカーや使用目的など、機能別におすすめの洗濯機かさ上げ台を紹介する。
洗濯機下の掃除や移動も楽チン! キャスター付きかさ上げ台のおすすめ
キャスター付きのかさ上げ台は、洗濯機の移動が容易なのが利点だ。隅々まで掃除したい人には、据え置き型よりもキャスター付きをおすすめする。
QIMIRUN Ltd『洗濯機置き台』
キャスター付きで、洗濯機を簡単に動かせるかさ上げ台。かさ上げの高さは16cm、重量は250kgまで対応可能。滑り止めパット、防振パット付きなので、安定性も防振性も高い。ドラム式洗濯機にも対応している。
【参考】Amazon詳細ページ
洗濯機の底を20cmもかさ上げできる! 高さも安定性もあるかさ上げ台
洗濯機を床面から20cm以上かさ上げできる製品もあるので紹介しよう。
FAJOS『洗濯機台』
高さ調節が可能で、19~22cmまでかさ上げできる。300kgの重さにも耐えられ、安定性も高い。洗濯機だけではなく冷蔵庫などにも使用できるので、こまめに掃除をしたい人におすすめだ。
【参考】Amazon詳細ページ
洗濯機のかさ上げには振動を抑えて防音性に優れたゴムマットもおすすめ
洗濯機のかさ上げにはゴムマットもおすすめだ。ある程度の高さを確保できるうえに、ゴムが振動を吸収してくれ、防振・防音にもなる。
和気産業 『ハイパー防振ゴムマット』
40~60mmのかさ上げができるゴムマット。ゴム製なので高い防振性・防音性がある。ドラム式洗濯機などほとんどのメーカーの洗濯機に対応している。
【参考】Amazon詳細ページ
カクダイの洗濯機かさ上げ台は防振性が高く、ドラム式にも対応
水回り器具の製造・販売をおこなう「カクダイ」の洗濯機かさ上げ台を紹介しよう。
カクダイ『洗濯機用かさ上げ台 437-101』
洗濯機にセットすれば、高さが5cmアップする。台の上面に防振ゴムが付いており、振動を軽減してくれる。ほとんどのメーカーの洗濯機に取り付け可能で、ドラム式にも対応。
その他、10cmのかさ上げが可能な『437-100』も取り扱っている。
【参考】437-101 洗濯機用かさ上げ台 / 商品情報検索|カクダイ
洗濯機のかさ上げ台はどこで買う?通販や店舗などおすすめ購入先をチェック
洗濯機のかさ上げ台は家電量販店やホームセンター、家具・生活雑貨量販店などで購入できる。またネットショップでも購入できるので、一度チェックしてみるといいだろう。
通販大手のAmazonは洗濯機のかさ上げ台も充実!設置は自分で行う必要あり
Amazonにはたくさんの洗濯機かさ上げ台が売られている。
ただし、入手は容易でも設置は自分で行わなければならないので、その点はよく考えて購入しよう。
ヨドバシカメラなどの家電量販店では洗濯機とかさ上げ台のセット購入がおすすめ
ヨドバシカメラなどの大手家電量販店では、洗濯機を購入すると配送・設置までセットで依頼できる。そのため、配送・設置の際にかさ上げ台も購入し、一緒に設置してもらうといいだろう。
なお、設置にかかる料金は、無料対応のショップもあれば、洗濯機の種類や建物の階数(二階以上の建物でエレベータ無しの場合など)によって有料となるケースもある(ヨドバシカメラの場合:設置および空き箱回収1,100円、ヤマダ電機の場合:1階・エレベータ有りは無料)。
【参考】
ヨドバシ.com – 洗濯機・衣類乾燥機の設置
商品の配送設置・工事について | ヤマダウェブコム
カインズの洗濯機かさ上げ台は単体で5cm、重ね使いで10cm底上げできる
ホームセンターのカインズでも、かさ上げ台は手に入る。1セット4個入だが、2段重ねが可能で、一段で5cm、2段重ねでは10cmの高さを確保可能だ。
カインズのオンラインショップほか、最寄りのカインズショップで購入できる。オンラインショップで近隣ショップの在庫を表示してくれる点が嬉しい。
ニトリで洗濯機を買ったらかさ上げ台も一緒に購入して配送・設置を頼もう
ニトリでも洗濯機のかさ上げ台が販売されている。設置サービスも提供(有料:2,750円税込)しているため、ニトリで洗濯機を購入したら、かさ上げ台も一緒に購入して設置してもらうと良いだろう。
対象の家具や冷蔵庫と一緒に購入すると、設置量が割引になるサービスも提供しているため、新生活で家電をまとめ買いする人はチェックしたい。
100均のアイテムでできる洗濯機の底上げ!
100円ショップで購入できるアイテムでも、洗濯機のかさ上げはできる。いろいろな底上げの方法があるが、今回は発泡ブロックを使ったアイディアを紹介しよう。必要なアイテムは以下の3つだ。
- 発泡ブロック
- ベニヤ板
- 防振マット
発泡ブロックを置いた上にベニヤ板を敷き、洗濯機の脚の部分に防振マットを置くだけだ。発泡ブロックは単体で使うとかなり柔らかいので、必ずベニヤ板とセットで使おう。
洗濯機のかさ上げは騒音・振動の軽減やカビを防ぐなど、洗濯機の高さを上げる以外にも様々なメリットがある。
ただし、正しく設置しないと逆に騒音が大きくなったり、洗濯機の故障の原因になったりする。いろいろなかさ上げ台があるので、性能等を比較した上で家庭の洗濯機に合った製品をチョイスしてほしい。
※データは2024年7月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品・サービスのご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/ねこリセット