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パナソニックの「レッツノート」、12インチ2in1モバイルPC「QVシリーズ」と従来機種の12.1インチ「SVシリーズ」どっちを買うのが正解か?

2019.10.13

 できるビジネスパーソンが持つパソコンの代名詞ともいえる「レッツノート」。持ち運んで色々な場所で使うには12.1インチモデルの「SV」シリーズが心地よい。何を隠そう筆者もSVシリーズの愛用者であり最新のSVシリーズの機種を購入しようとたくらんでいる。

 ところが2019年秋冬モデルには、12インチモデルの「QV」シリーズが新しく登場した。タブレットとノートパソコンの2つの状態で使える2in1仕様。SVシリーズより薄い本体はいつものレッツノートとは違うスレンダーさを感じさせる。

 いつも使っているレッツノートとは違う特徴に心がひかれる。

レッツノートQVシリーズの全体フォルム。円形のホイールパッドや周辺部の作りはSVシリーズに似ていて大きさもさほど変わらないのに薄い。キーボードも異なっていてタブレット用ディスプレイの周辺部の黒色のせいでSVシリーズとは違う端末に見える。

 東京ビッグサイト(東京・江東区有明)で10月9日から10月11日まで開催した「日経 xTECH EXPO」のパナソニックブースでは、発売に先んじて実機を触ることができた。

 12.1インチの「SV」を買うか12インチの「QV」を買うか悩んでいる人に実機レビューをお届けしたい。

執務室でも会議室でも外出先への移動中でも困ることが無い設計はさすがと言わざるを得ない

 QVシリーズの特徴をSVシリーズと比べながら見ていこう。下表に2019年秋冬モデルのSVシリーズとQVシリーズのそれぞれで一番高スペックな機種を整理した。SVシリーズは10月11日から順次発売で、WVシリーズは10月18日発売予定である。

 CPUやメモリ、ストレージといった本体内部のスペックは、使われているパーツの種類こそ違えどほぼ同じ。目立つ違いは以下の4項目だ。

①大きさ・重さ
②ディスプレイ
③バッテリー持続時間
④キーボード

①大きさ・重さ:QVシリーズは1kgを下回る重さを実現。SVシリーズに比べて厚みが5.8mm薄い18.7mmに

 レッツノートと言えば本体に厚みがあるというイメージを持っている人が多いはず。そんなイメージをよい意味で裏切ってくれるのがQVシリーズだ。

 最近ビジネスシーンで見かけるようになった「Surface Laptop 2」(マイクロソフト製)の厚みが約14.48mmなので、それよりQVシリーズのほうが4.22mmほど厚い。

 しかしQVシリーズにはビジネスシーンではまだまだ現役で使われている「D-Sub15」ピンのディスプレイポートやLANケーブル端子が備わっているためこれ以上薄くできないだろう。

 加えてThunderbolt 3、HDMIによる外部出力端子、USB 3.0端子。SDカードスロットもSVシリーズと同じく健在。

 会議室に移動する度、客先に訪問する度にディスプレイ変換アダプターを持ち運ぶ必要がなく、マウスやキーボードなどを外部USBハブ不要で接続できるのは、ビジネスパーソンにとって嬉しい限りだ。

QVシリーズの本体の厚み。D-Sub15ピン(右から2つ目)の端子の高さと本体の厚みを見比べると、ギリギリまで薄くなっていることがわかるだろう。

②ディスプレイ:QVシリーズは画面の縦横比が3:2になった。SVシリーズの16:10に比べて比率的には縦方向が少し縮んだ形をしている。

 マイクロソフト製のSurfaceシリーズの画面縦横比3:2を意識しての比率なのかと尋ねたところ「3:2のほうがWordやExcelをより操作しやすくビジネスに適している」(パナソニック説明員)とのこと。

 タブレットとしても使えるためディスプレイはタッチパネル対応。標準では光沢液晶だが反射防止の保護フィルムが付いてくるので、自分の顔が映ったりギラついた液晶が嫌いな人でもフィルムを貼ればよい。

上:QVシリーズのディスプレイ 下:SVシリーズのディスプレイ
光沢液晶は光が反射したりして仕事で使うには嫌だという人少なくないだろう。そんな場合は反射防止フィルムが必須。

③バッテリー持続時間

 薄さを実現した分だけQVシリーズのバッテリー持続時間はSVシリーズよりも短くなっている。それでもカタログ上の持続時間は10時間なので、羽田からロサンゼルスまでの飛行時間と同じくらいの時間は持つ。国内での出張ならばそこまでバッテリーの持ちが気になることはないだろう。

④キーボード

 文書作成に欠かせないキーボード。SVシリーズのキーボードであるパンタグラフ式の軽やかなタッチが好きという人は多いだろう。QVシリーズではリーフ型アイソレーションキーボードが使われている。軽量化に貢献するため、タブレットとして使うときに机面にキーボードが当たらないようにするためだ。

 同種のキーボードは10.1型のレッツノートRZシリーズでも使われておりQVシリーズが初使用ではないものの、いつものパンタグラフ式ではないため入力に不安を感じていた。

 実機を触ってみた限りでは、レッツノートといえばパンタグラフ式キーボードのイメージが抜けない人にとっては打ちづらく感じるかもしれない。しかしタッチタイピングをする上で障害に感じることはなかったので、好みの問題だろう。

QVシリーズのリーフ型アイソレーションキーボード。横のキーピッチは19mmあるのでSVシリーズと同じ。縦のキーピッチはSVシリーズより0.8mm狭いので若干違和感を覚える。丸みを帯びたひし形のリーフ型は打鍵ミスを防いでくれるという。

SVシリーズのパンタグラフ式キーボード。厚みのある本体の上で叩くキーボードの心地よさはまさに至高で、他に勝るモバイルパソコンは無いと筆者は思い込んでいる。

SVシリーズの厚みに違和感を感じている人はQVシリーズに手を出す価値がある

 SVシリーズとQVシリーズの一番の違いはやはり「厚み」。今までSVシリーズのレッツノートを使ってきて、もっと薄ければ最高なのにと思っていた人はQVシリーズに手を出す価値がある。パンタグラフ式の入力が心地よくて離れられないという人はQVシリーズに手を出してはいけない。

 キーボードがパンタグラフ式だったら迷わずQVシリーズを選ぶのにな。

取材・文/久我吉史

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