いい温泉スナックを探す一番簡単な方法とは!?
その時間制飲み放題が、実際はおいくちらか? といいますと、箱根の場合、何軒か店頭リサーチという名の、ただブラブラと歩いての店選びしててわかったんだけど、オツマミも含めて2時間飲み放題歌い放題で3000〜3500円が相場。
首都圏から一番近いような温泉街である箱根湯本でその相場なんだから、他の温泉街もそれより高いっていうことはあんまりないでしょう。
「でも中にはボる店もあるんじゃない?」
そういう心配はたしかにあるでしょう。しかし、温泉旅館に泊まってるなら、番頭さんあたりに聞けばいいんですよ。
「この近くに安いスナックとかないですか?」
絶対に地元のいい店教えてくれる! 温泉街でボったくるような店やってたら、絶対に長続きしないし、噂にもなるだろうしね。番頭さんとしても、紹介した店が高かったりしたら翌日お客さんに「高かったよ」なんていわれるだろうし、よかったら「イイ店でした〜」なんていわれるだろうし、そういう情報を蓄積してアドバイスしてくれる。
時には「じゃあ、お店の席を予約しておきますよ」なんて気の回りまくる番頭さんだっている。
ちなみに箱根湯本は街の観光協会のホームページの飲食店紹介で、スナックも何軒か乗ってたくらいだから、そういうとこも絶対安心のはずだ。
そんなわけで、その夜のオレはプラプラと歩き2時間飲み放題歌い放題の『C(仮名)』という店に入った。そういえばスナックっていっても、正式名称が“スナック○○”って店は70パーセントくらいかな。
で、この“スナック”って名称の店はカウンターだけの店であることが多い。ましてや“スナック○○”の○○が、明美だったり芳江だったりするような女性名だと、90パーセントはカウンターだけの店。
そういう店もすごくイイんだけど、初心者の方にはもっと大きなボックス席のある店の方が入りやすいでしょう。そういう店の名前は“スナック”よりも“ミュージックパブ”だったりすることもあります。
で『C』ですよ、我々の入った店。ここはスナックと書いてありましたが、ボックス席メインの大きな店。木造りの重厚なドアを開けつつ、
「2人なんですけど、入れます〜?」
なんて聞くと、パーマでビッチリと頭を固めに固めたママさんらしき人が、
「どうぞどうぞ〜」
と招き入れてくれる。