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点滅は交換の合図?LED電球の寿命はどれくらいなのか

2019.10.09

LED電球とは発光ダイオード(LED)を使用した照明のことで、従来使われてきた白熱電球よりも寿命が長いというメリットがある。LED電球の寿命は、なぜ長いのか? 今回はその理由と、そのほかのLED照明器具の寿命についても詳しく解説をしていく。

LED電球の寿命は実は短い!? ウワサの真相に迫る

LED照明推進用議会によると、LED電球の交換目安は8~10年(1日10時間点灯したと仮定する)。白熱電球の数十倍は寿命があるとされているが、思ったよりも早く点灯しなくなるケースもある。

LED電球がいきなり点灯しなくなる・または寿命が縮まる原因は、実は電球自体の劣化ではなく、電球内部に組み込まれている「電子回路」の故障がほとんどだ。もともと回路の設計が荒かったり電球内部の熱を逃すための放熱設計がずさんだったりすると、発光するLEDチップ自体は健在でもそれ以外の材料がダメになり、結果的に寿命が縮まる。

【参考】LED照明推進協議会 | LEDの寿命

よく聞く「50%に減少するまでの点灯時間」とは? LEDの寿命の定義

LEDの寿命について調べている時、「初期値の50%に減少するまでの点灯時間」という文言を見たことはないだろうか。これは、あくまで赤・緑・青などカラーLEDに設定されている寿命の定義だ。白色LEDの寿命の定義とは違う。

(社)日本照明器具工業会にて2010年7月に改正された「JIL5006:白色LED照明器具性能要求事項」では、LEDの寿命は「照明器具製造業者が規定する条件で点灯した時、LEDモジュールが点灯しなくなるまでの総点灯時間または、全光束が点灯初期に計測した値の70%に下がるまでの総点灯時間のいずれか短い時間を推定したもの」と定義された。

これまではメーカー(照明器具製造業者)が、規定する条件で総点灯時間を推定したものだったのが、現在は各メーカーこの定義にそろえて寿命を推定している。ただし、寿命は設計で推定したもの(設計寿命)であって、寿命を保証するものではない。使用状況によって誤差が出ることはあることも、覚えておこう。

【参考】(社)日本照明器具工業会

LED電球は球切れするのか? その確認方法は?

「球切れ」とは、白熱電球内のフィラメント(細長い金属でできた発光する部分)が焼き切れる現象を指す。白熱電球と点灯の仕組みが違うLED電球において球切れは起きない。もしも急に点灯しなくなった場合は、内部の電子回路が故障している場合がある。

故障の前兆は、電源をONにしてから「点灯するまでのタイムラグ」、「電球の点滅」などが挙げられる。まずは電源を入れてから、タイムラグがあるかどうかを確認してみてほしい。

LED電球の点滅は寿命の合図なのか

基本的にLEDは、寿命が近づくにつれて徐々に光量が落ちていく。LED電球の点滅原因は、主に以下の3つだ。

■熱による基盤の劣化
ある程度使っていて点滅してきた場合は、熱によって基盤が劣化したことが考えられる。

■LED電球が対応していない器具で使っている
LED電球には直流の電流を使用するが、家庭で使われている器具のほとんどが交流だ。これを変更する整流器がない状態だと、点滅する。

■整流器の不具合
LED電球のなかには、整流器が組み込まれているものもある。交流を直流に上手く変換できないなど、整流器の不具合でも点滅する。

いずれも灯りが付く部分、発光ダイオードの寿命とは関係のない部分で点滅が起こっている可能性が高い。購入直後のLED電球なら、購入元で交換をお願いするのも手だ。

車LEDライトの寿命はどれくらい? 交換タイミングは?

昨今、LED電球はクルマのヘッドライトにも使われている。室内で使用するLED電球と比べると、大量の光量が必要になるため、熱が発生しやすく、寿命はどうしても縮む。ざっくりとだが、LEDヘッドライトの寿命は1万時間だと言われている。ただしこれは、適切な放熱が行われた場合の時間である。

クルマのLEDヘッドライトも、家で使うLED電球と同じように基盤の劣化などが起これば、ちらつきや点滅が発生する。これらの症状が表れ始めたら電球の交換タイミングだ。

LED電球の寿命にメーカー別の違いはある?

LED電球の寿命に、メーカーごとの違いはあるのだろうか。大手メーカーのLED電球の寿命をチェックしたところ、どこもLED電球の寿命にほとんど差はなかった。ただし、低価格のLED電球などはこの限りではない。

パナソニックのLED電球の寿命はどれくらいか

今回はパナソニックを例に挙げて、詳しく見ていこう。

パナソニックの定格寿命は4万時間。そのほかのメーカーも同様の数値で設計されている。ただし、寿命の時間は製品や使用状況によって異なることもあるため、購入する前に表示を確認してほしい。

【参考】Panasonic詳細ページ

日本製のLED電球なら寿命ではなく保証期間で比較すべし

パナソニックのLED電球には5年感の保証期間がついている。5年以内にLED電球が点灯しなくなれば、無償で交換してくれるというものだ。LED電球の寿命に差はなくとも、保証期間はメーカーによって異なるため、寿命ではなく保証期間を比較して購入を検討するといい。

【参考】寿命のある部品を一切使用せず10年間の完全補償を実現したLED電球『タフらいと101』

IKEAから発売されているLED電球の寿命はどれくらい?

IKEAのLED電球の寿命は1万5000時間。パナソニックと比較をすると少ない数字だが、1個99円と単価が安いため、交換頻度は増えてもランニングコスト的には変わらない場合もある。

そのほかのLED照明器具の寿命は? 気になる寿命が尽きるまでの時間

ここからは、LED蛍光灯・LEDテープ・チップLEDの寿命をまとめて見ていこう。

そもそも通常の蛍光灯の寿命は何年なのか?

通常の蛍光灯の寿命は6000~1万2000時間と言われている。年数に換算すると1~3年(1日10時間点灯したと仮定する)。ただし、昨今、高性能な蛍光灯も誕生しており、なかには2万時間を超える長寿命の蛍光灯もある。

LED蛍光灯の寿命は何年ぐらい?

では、LED蛍光灯の寿命はどれくらいだろうか? それは、4万時間、年数に換算すると10年と推定されている。

形で寿命が変わる? 丸形LED蛍光灯の寿命はどれくらいか

LED蛍光灯(直管型)と同じ、寿命も4万時間となっている。

【参考】天井に設置できるシャープのLEDシーリングライト一体型空気清浄機『天井空清 FP-AT3』

どこでも貼り付けられるLEDテープ、寿命はどれくらい?

どこにでもテープのように貼り付けられる、チップLEDとチップ抵抗が実装された「LEDテープ」。こちらも寿命は4万時間となっている。ただしLEDテープの場合、屋外など使用環境が過酷なケースも多く、上手く放熱できていなければ寿命はかなり短くなってしまう。

チップLEDの寿命はどれくらいなのか?

チップLEDとは、プリント基板の表面に半田付けする目的で作られたLEDとして機能する最小の部品単位のこと。寿命はほかのLED製品と同じく4万時間だが、使用環境で著しく変化する。

交換しにくい場所の電球を思い切って、LED電球にすれば交換の手間が少なくなる。電球が切れたタイミングがあったなら、自宅の電球を徐々にLED電球に変更していくのもおすすめだ。

※データは2019年10月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品・サービスのご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。

文/ねこリセット

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