「絆創膏」「バンドエイド」「カットバン」あなたは何て呼んでる?
実は、呼び名に地域差がある絆創膏。そこでプラネットは、普段何と呼んでいるかを調べてみた。調査の結果、一般的な呼称である「絆創膏」を除くと、2位「バンドエイド」と3位「カットバン」が勢力を二分していることが判明。
「関東」から「東海」「近畿」にかけては「バンドエイド」と呼ぶ人が多いのに対し、「北海道」「東北」で「バンドエイド」と呼ぶ人は少数派。一方で「カットバン」は、「東北」と「中国」「九州・沖縄」で強力だった。
さらに、「リバテープ」は「九州・沖縄」の、「サビオ」は「北海道」の一人勝ちで、ほかのエリアではほとんど使われていない。「絆創膏」以外の「バンドエイド」「カットバン」「リバテープ」「サビオ」などは、もともと商品名。各メーカーの創業地などの関係でよく流通していたエリアに、商品名がそのまま「絆創膏」の代名詞として定着したと言われている。
そのほかにも、絆創膏をよく使うシーンや部位などの調査結果も合わせて紹介しよう。
「絆創膏」に関する意識調査結果
普段どのようなとき(症状)に絆創膏を使うか、また、よく絆創膏を使う体の部位を聞いた。すると、絆創膏を使う症状(表4)で最も多かったのは「すり傷・切り傷」、次いで「靴ずれ」。よく使う部位(表5)では「手の指」「手の指先」に続いて、「足・かかと」だった。症状と部位はほぼ対応しているようだ。
男女差に注目すると、表4ではほとんどの項目で女性が男性を上回った。女性のほうがよく絆創膏を使ってケアをしていることを示している。
中でも「靴ずれ」は男女差が大きく、30ポイント近い差が。男性では「靴ずれ」より「傷口が化膿したとき」が上回り、2位になっていた。女性は男性に比べて靴の数が多く、買ったばかりの靴を下ろしたときなど、「靴ずれ」に悩むシーンが多いのだろう。
絆創膏の重視ポイントで、「サイズ」「形状」に次ぐ3位は
続いて、絆創膏を使うときや買うときに重視することは何かを聞いた。すると、1位は「用途・部位に合ったサイズ」、2位は「用途・部位に合った形状(指用、靴ずれ用など)」。消耗品なのでコスト意識が高いかと思いましたが、「(1枚あたりの)価格の安さ」「大容量・お徳用のもの」は、それぞれ6位と7位でそれほど高くない。「サイズ」や「形状」のほうがずっと重視されている。
最近は、大小だけでなく、指用・かかと用・靴ずれ用・水仕事用など、メーカーによって各種サイズ・形状の絆創膏が出ている。多様なシーンや部位に合わせて選べるのはうれしい。
「サイズ」「形状」に続く3位には、「防水タイプ、水仕事ではがれにくい」がランクイン。男女別に見ると女性が男性を大きく上回り、女性では「形状」を抑えて2位にアップ。女性のほうが、家事で水仕事をする機会が多く、“水に強い”ことをより重視するようだ。