車両に取り付けた車載器に「ETCカード」を入れて、料金所ゲートをくぐると自動的に料金の支払いをしてくれる「ETC」。
有料道路の利用者にはもはやなくてはならない便利な決済システムといえる。
そんな便利なETCに深夜割引というお得な仕組みがあるのをご存じだろうか? ご紹介しよう。
【参考】ドラぶら|深夜割引
東名高速道路などETCの深夜割引の仕組みってどうなってるの?
ETCによる深夜割引は「NEXCO東日本」「NEXCO中日本」「NEXCO西日本」のNEXCO3社が管理する全国の高速道路と、一部の一般有料道路(新湘南バイパス、圏央道、西湘バイパス、東富士五湖道路、小田原厚木道路、伊勢湾岸道路、東海環状自動車道、安房峠道路など)、宮城県道路公社の仙台松島道路が対象となっている。
その仕組みを詳しく見ていこう。
ETCの深夜割引の対象となる車種
全ての車種が対象となる。
ETCの深夜割引は登録が必要?
特別な登録は不要。
ETCの深夜割引の割引率
一律で30%の割引になる。
ETCの深夜割引の対象となる時間
平日、土日祝日問わず、365日。午前0時から午前4時までの時間。
ETCの深夜割引の対象となる道路
NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する全国の高速道路と一部の一般有料道路(新湘南バイパス、圏央道、西湘バイパス、東富士五湖道路、小田原厚木道路、伊勢湾岸道路、東海環状自動車道、安房峠道路など)、宮城県道路公社の仙台松島道路が対象となる。
首都圏の京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路は残念ながら割引の対象外となる。
NEXCO東日本のETC深夜割引の対象道路
京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路は対象外なので注意したい。
【参考】NEXCO東日本|深夜割引
東名高速道路や名神高速道路も対象となるNEXCO中日本のETC深夜割引の対象道路
京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路・第二神明道路・関門トンネルなどは対象外となる。また、上図の青網で囲まれてる部分は時間判定が異なるので、ホームページなどで確認したい。
【参考】NEXCO中日本|ETC割引
NEXCO西日本のETC深夜割引の対象道路
京葉道路、第三京浜道路、横浜新道、横浜横須賀道路、関門トンネル、南阪奈道路などは対象外。
ETCの深夜割引を受けるための条件
ETCが整備されている入口インターチェンジを通り、ETC無線通信により走行する。そして、午前0時~午前4時の間にNEXCO3社が管理する割引対象の道路を走行すれば割引が適用され、その際に走行距離や割引適用回数の制限はない。
上の画像では割引対象となる走行例と、割引対象とならない走行の例を掲載している。
対象例の04は、午前0時以前に対象道路を走行し、午前5時以降まで走り続けた例だが、こちらも当然割引の対象となる。
ETCの深夜割引は休日割引と併用できる?
深夜割引は土日祝日問わず利用できる。しかし、休日割引については、深夜割引と休日割引のうち、割引率が高くなる方を適用するルールとなっていて、併用はできない。
※データは2019年9月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※ご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/中馬幹弘