iPhoneを充電するためのLightningケーブルは断線しやすいといわれます。ですが、保証期間内であれば、Appleに無償で交換してもらえる可能性があります。Apple製品1年限定保証やAppleCare+の保証期間内であれば、iPhoneの本体はもちろん、ケーブルや充電器、イヤフォンなどの付属品も交換してもらえます。ここではケーブルを交換してもらう方法を紹介しましょう。
iPhoneのApple純正充電ケーブルを交換してもらおう
壊れてしまったiPhoneの充電ケーブルを無償交換してもらうには、その製品が保証期間内であることが必要です。iPhoneの保証サービスには特に申し込みの必要がない「Apple 製品1年限定保証」と、申し込みが必要で保証期間が2年間になる「AppleCare+ for iPhone」がありますが、これらの保証期間内に、不適切な取り扱いをしていないのに充電できない、断線したという場合に交換してもらえます。ただし、外観上の損傷がひどい場合は保証の対象外となります。
充電ケーブルを無償交換してもらう手順は以下となります。なお、支払い方法を登録する必要がありますが、これは不正防止のためで、無償交換になる場合は代金が請求されることはありません。申し込みが完了すると3日から1週間程度で交換用のケーブルが届きます。
iPhoneのサポートページを開き、「修理と物理的な損傷」を選択する。
「ヘッドフォン、ケーブル、またはUSBアダプタの交換」を選択。
サポート方法を選ぶ。
「配送修理」を選んだ場合は、交換したい製品を選び、住所を確認。クレジットカード情報など支払い方法を登録する。
iPhoneの充電ケーブルの値段は意外に高額
「Lightning-USBケーブル(1m)」は1800円(税別。以下同)、2mのものになると3500円します(2019年9月末現在)。Appleの純正ケーブルは、非純正のケーブルに比べて高額なので、保証期間内であればできるだけ交換してもらいたいものです。
iPhoneのケーブル交換は何回できる?
保証期間内で、ユーザーに過失がなければ、付属品は何度でも無償で交換することができます。
保証期間外のiPhoneのケーブル交換はどうなるの?
保証期間を過ぎている場合は無償交換できません。保証期間内かどうかは、Appleのサポート内にある「保証状況の確認」ページでiPhoneのシリアル番号を入力すると確認できます。
「保証状況の確認」ページにiPhoneのシリアル番号を入力すると、自分の持っているiPhoneとその付属品が保証期間内かどうかを確認できる。
iPhoneのシリアル番号は「設定」アプリ→「一般」→「情報」で確認できる。
iPhoneの充電器やケーブル、ドコモで交換してもらえる?
ドコモではAppleCare+ for iPhoneの申し込みと解約は受け付けていますが、サービスを受けることはできません。ケーブルの交換など保証を受ける場合はApple Store、Apple正規サービスプロバイダ、もしくはAppleサポートへ問い合わせることになります。
iPhoneの充電器やケーブル、auで交換してもらえる?
auは「故障紛失サポート with AppleCare Services & iCloudストレージ」を提供しています。これに申し込むと、Appleの正規サービスAppleCare+による2年間の保証終了後も、継続して2年間、auが同等のサービスを提供し、合計4年間の保証が受けられます。
修理や交換は基本的にAppleのサポートに申し込みますが、一部のauショップでは修理の対応や取り次ぎをしています。
iPhoneの充電器やケーブル、ソフトバンクで交換してもらえる?
ソフトバンクは「あんしん保証パック with AppleCare Services」を提供しています。これに加入すると、AppleCare+同等の保証に加え、ソフトバンクオリジナルのサポートが受けられます。付属品の交換はAppleのサポートに申し込みますが、iPhone本体の修理の申し込みはソフトバンクショップで可能です。
※データは2019年9月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします
文/房野麻子