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仮想通貨の「半減期」とは?保有者なら覚えておきたいメリットとデメリット

2019.10.28

仮想通貨には『半減期』があります。仮想通貨取引をしている人なら、聞き覚えのある人も多いでしょう。しかし、なぜ半減期があるのか、その仕組みを理解しているでしょうか?仮想通貨の半減期の概要や仕組みを知り、仮想通貨への理解を深めてみてください。

仮想通貨の半減期について知ろう

ビットコインやモナコインなど、近年出現した『仮想通貨』は、投資家の大きな注目を集めています。そうした仮想通貨取引に手を出す際に知っておかなければならないのが『半減期』の仕組みです。

まずは、半減期の概要について大まかに抑えておきましょう。

まずは仕組みを知ろう

半減期について知るためにも、最初に抑えておきたい用語があります。『ブロックチェーン』と『マイニング』です。

ブロックチェーンとは、一言で言えば『仮想通貨を取引したデータをつないだもの』です。仮想通貨の場合、銀行のように取引履歴を正確に残しておく場所がないため、取引に参加している人間のネットワークにデータを残しています。

そしてマイニングとは、ブロックチェーンと新しいブロックをつなぎ合わせることです。誰かが仮想通貨の送金を行った場合、それはまだブロックチェーンには保存されていない単独の記録になっています。

この記録を従来のブロックチェーンにつなぎ合わせることで、送金履歴が承認されます。このときマイニングの作業報酬として、同様の仮想通貨が支払われる仕組みです。

仮想通貨における半減期

半減期は、マイニングの作業報酬が減額されることです。マイニングは1回ごとに報酬が決まっていますが、半減期になるとこの報酬額がおよそ半分になります。

「ブロックが何回発生したらマイニング報酬は半減する」というプログラムが、仮想通貨の中にはあらかじめ組み込まれています。半減期を迎える時期は、仮想通貨の取引量によって変わってくるため、通貨によってバラバラです。

半減期のイメージ

ビットコインを例に半減期を具体的に見ていきましょう。ビットコインは21万ブロックが生成されると半減期を迎えます。

その21万ブロックが生成される期間がおよそ4年だと言われていますが、この数字は正確ではありません。単純に4年ごとに半減期が発生するのではなく、ブロックの生成量によって半減期が発生するという点は覚えておきましょう。

最初の21万ブロックは2012年11月に生成され、このときビットコインのマイニング報酬は50ビットコインから25ビットコインに低下しました。2回目の2016円7月で、マイニングの報酬はさらに半分の12.5ビットコインとなっています。

知っておきたいメリットとデメリット

半減期が発生することで、仮想通貨のホルダーにどんなメリットとデメリットが発生するのかを紹介します。

半減期のメリット

半減期のメリットは、半減期付近になると『仮想通貨の価値が高騰しやすくなる傾向にある』ということです。これには、投資家の思惑が大きく絡んでいます。

マイニング報酬が減るということで、単純にマイニングを行う人の数が減るという予想が立ちます。つまり、仮想通貨の発行量が今までよりも減るということです。「今まで通りに誰かが欲しがるのであれば、必然に価値が高騰するのではないか」と予想できます。

このような思惑が絡み、半減期を迎える仮想通貨は半減期付近で高騰する傾向にあるのです。また、このタイミングで新たに仮想通貨を欲しがる投資家も加わって、信じられないほどに値上がりすることがあります。

半減期のデメリット

半減期によってデメリットがあるのは、マイニングを行う人(=マイナー)です。

マイニングをするための電気代やPCなどの設備投資にかかる金額は変わらないのに、報酬は半減するのですから、利益はかなり少なくなります。

取引量が少ない通貨の場合、マイニングをすればするほど赤字になってしまうことがあるので、マイニングを行おうと思っている人は注意が必要です。

半減期の必要性とその理由

こうして見ると、半減期はメリットよりもデメリットの方が大きいように思えてしまいます。しかし、仮想通貨にとって半減期の仕組みは必須です。どうして半減期が必要なのか、その理由を見ていきましょう。

なぜ半減期があるのか

半減期がある理由を端的に言えば、『仮想通貨のインフレを防ぐため』です。

マイニングの報酬は仮想通貨によって支払われます。つまり、マイニングが発生するごとに通貨の発行量は増えるのです。一般的な通貨と同様、通貨の発行量が増えるほど、1通貨あたりの価値は下がります。

それを防ぐために、通貨の発行量は通常は銀行がコントロールしているのですが、仮想通貨は銀行がないためこの方法がとれません。そこで半減期によってマイニングの報酬を減らすことで、通貨の過剰発生とインフレを防いでいるのです。

半減期がない仮想通貨もある

仮想通貨の種類は1500種類以上にのぼると言われています。実は、これらの通貨の半分以上には半減期が設定されていません。その理由は、半減期が発生するプログラムを仕込んでいないためです。

例えばビットコインであれば『ブロックが21万発生した時に半減期を迎える』という仕組みがあらかじめプログラミングされていましたが、EOSやNEOといった通貨はプログラミングされておらず、どれだけマイニングしても半減期を迎えません。

これによって、通貨はインフレを起こして価値が下がっています。半減期を持たない通貨は数円から数十円で取引されるケースも多く、投資家がメインで取引している通貨のように、高騰するケースはほぼありません。

2020年に半減期を迎える仮想通貨

2020年に半減期を迎えると言われている通貨と、その通貨の性質を紹介します。

ビットコイン

ビットコインは最もメジャーな仮想通貨の一つです。アメリカの企業Fold社はビットコインを使って実店舗やオンラインで支払いができるサービスを発表しています。こういった動きは今後も増え続け、今後は投資に関係ない一般の人でも、ビットコインを扱う機会が増えてくるかも知れません。

手数料が安く、使用できる企業が多いのがメリットですが、その一方で価格変動が激しいのが難点です。

ビットコインは2020年5月ごに3回目の半減期を迎えると言われていて、そのときのマイニング報酬は12.5BTCから6.25BTCへ減少します。

モナコイン

モナコインは、日本の掲示板『2ちゃんねる』(現5チャンネル)から生み出された仮想通貨です。

メインユーザーが日本人である点から、日本人ユーザーの支持も厚く、日本国内では一部のパソコンショップなどで支払いに利用することができます。

モナコインの半減期は2020年7月頃に2回目を迎えると言われています。マイニング報酬は現在の25MONAから12.5モナへと減少するようです。

モナコインは国内でもメジャーな仮想通貨取引所である『コインチェック』でも取り扱われてはじめたことから、価格が高騰しました。今後も国内を中心に利用が広がっていくとみられています。

判断は慎重に行おう

例えば、ビットコインは過去2回の半減期付近で価格が高騰したことから、3回目でも高騰することが期待され、投資家の注目を集めています。これに便乗しようと思っている人は少なくないでしょう。

しかし、前述したように半減期は正確な日にちが決まっているわけではないのです。また、高騰した後には高い金額で売り抜けようとする人がいるため、確実に急落が起こります。特に、メジャーな仮想通貨ほど価格が変動しやすいので注意が必要です。

現に2019年9月、100万円付近を維持していたビットコインは、ほんの一時間の間に10万円以上も下落してニュースになりました。この急な値動きに、過去には仮想通貨の暴落により資産を失った人も多くいます。

仮想通貨を取引する際には、慎重な判断が求められるので、あらかじめ通貨の発行量や性質についてよく調べておきましょう。

文/編集部

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