1998年に登場した先代ジムニーシエラ「JB33」。2000年に新しいDOHCエンジンを搭載した「JB43」が登場するなど、地道な改良を重ねてきたものの、やはり20年というモデルチェンジサイクルは長かった。
2018年7月5日に現行のジムニーシエラが登場すると、待ちに待ったユーザーから人気爆発! 多くのバックオーダーを抱える状況となった。
発売してすぐは、納期が1年以上かかるといわれたが、1年以上が経過した2019年9月での納期状況はどうなっているだろうか?
【参考】スズキ|ジムニーシエラ
新型ジムニーシエラの納期はいつ?
2018年7月の発売当初、ジムニーシエラの納期は1年以上とされていた。つまり2019年9月現在、発売当時にオーダーしたユーザーの手元に、ようやく納車が終了しつつあるという状況だ。
発売開始時点で、スズキはジムニーシエラの国内販売台数の目標を1200台/年としていた。つまり、1か月あたり100台。全国都道府県に割り当てるなら、1都道府県あたり月に2台程度だ。
そのため、発売時以降1年あまりの追加オーダーに対応しきれず、2019年9月時点ではジムニーシエラが1年半〜2年程度の納期となっているようだ。
ジムニーシエラは増産しないの?
人気を受けて、2019年に入りジムニーシエラは増産されている。しかし、ジムニーシエラは世界販売されており、そのため日本国内のみに販売数を振り分けるわけにはいかず、納期の大幅圧縮とは至っていないもよう。
ところで本家、新型ジムニーの納期情報ってどうなっているの?
全国軽自動車協会連合会の「2019年8月 軽四輪車 通称名別 新車販売確報」によると、スズキ「ジムニー」の8月の販売台数は1916台。7月は2367台を販売した。2019年1月から8月までの累計では2万872台となった。
【参考】全国軽自動車協会連合会|2019年8月 軽四輪車 通称名別 新車販売確報
ジムニーの発売当初の国内販売目標台数(年間)は1万5000台とされており、1か月あたりで1250台となる。それに対して実績値は1〜8月で2万872台であり、月あたり2609台となる。目標値の倍以上を販売することでバックオーダーに対応しているが、それでもまだ、人気に追いつかない状況となっている。
2019年9月時点で新型ジムニーの納期は1年あまりで推移しているもようだ。
【参考】スズキ|ジムニー
ジムニーは増産しないの?
ジムニ−もジムニーシエラ同様に、増産を行っている。
ジムニー/ジムニーシエラの納期は早まるの?
発売開始から1年を経過し、さすがに追加オーダーが落ち着いてくる時期だ。しかし、ユーザーの中には納期の長さを嫌い、注文を控えていたケースも想定される。
また、販売店(ディーラー)は、人気車の場合、顧客からのオーダーがなくても、売れることを見越してメーカーに発注するケースがある。ジムニー/ジムニーシエラの場合もディーラーがメーカーに先行発注するケースもありえる。
そういった事態が重なった場合、しばらくは納期が長引く可能性もある。一方でディーラーによっては先行発注分が在庫として存在するケースもあるので、ディーラーへの注文は1か所に限らず、多数を訪問し状況を把握することをおすすめしたい。
※データは2019年9月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/中馬幹弘