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電球は不燃ごみ?普通ごみ?意外と知らない白熱球・LED・蛍光灯の正しい捨て方

2024.07.02

切れた電球の捨て方を知っていますか?

ゴミの分類にはさまざまな種類がありますが、中には回収・処分方法が特殊で手間がかかるものもあり、電球もその一つです。電球を処分する具体的な方法や注意点を紹介します。

何ゴミに該当する?地域で異なる電球の捨て方

日本のゴミの分類は、世界の中でも多いと言われていて、外国人が日本に来たときに困惑する事柄の一つだそう。

『家電リサイクル法』などにより、単純にゴミステーションに出すだけでは済まなくなっているゴミもあります。

電球は自治体によって捨て方が異なるため確認が必要!

同じゴミでも、自治体によって処分方法は異なります。

電球は特にデリケートです。『燃えないゴミ』として捨てる自治体もあれば『危険物』や『リサイクル品』などとして処分する自治体もあります。

前述したように、電球の種類やサイズで分類方法を変えている自治体もあるため、注意が必要です。大きめの照明器具を捨てる際には、回収券の購入を行わなければならない自治体もあります。

また、捨て方についても、透明の袋に捨てる指示をしている自治体もあれば、ボックス回収している自治体もあります。そのため、引っ越しで移り住んだ際には、必ず自治体ごとのゴミ捨てのルールを確認しましょう。

主な都市での電球の捨て方例

代表的な都市の捨て方を調べてみても、こんな違いがあります」。

・東京都世田谷区

蛍光管と電球は、割らずにケースに入れて不燃ごみへ。

・東京都江戸川区

電球や蛍光灯は買った時に入っていた紙ケースにいれて燃やさないごみへ。

・神奈川県横浜市

購入時の箱などに入れるか、新聞紙や厚紙などで包んだうえ、「蛍光灯」「電球」など品物名を表示して、燃えないごみへ。

・愛知県名古屋市

白熱電球やLED製品は不燃ごみへ。、蛍光管は水銀を資源化・適正処理するため、家電販売店・ホームセンターなどの蛍光管回収協力店舗へ。

・大阪府大阪市

電球・グロー球・LEDは、水銀が封入されていないため、普通ごみに。蛍光灯管は、破損防止のため、紙箱や紙筒に入れるか、新聞紙等で包んで回収ボックス及び環境事業センター等の窓口へ。

電球の捨て方の代表例

電球を捨てる際も、こういったゴミ分類の細分化によって複雑になっています。まずはどんな捨て方があるのか、代表的な処分方法について紹介します。

自治体の収集や回収を利用

もっともオーソドックスなのが、自治体の収集・回収サービスを利用する方法です。『燃えないゴミ』としてゴミステーションに出すという処分方法をとっている自治体は多くあります。

ですが電球や蛍光灯の中にはガスが入っているため、通常のゴミと分けて別途回収されるケースもあるので覚えておきましょう。

そういった自治体では、電球だけを他のゴミと分けて出すように指示している場合もあります。

スーパーなどの回収ボックスを利用

区役所をはじめとした市の公共施設、スーパーマーケットの駐車場などに回収ボックスを設置している自治体もあります。

電球のガラス部分、封入されている水銀はリサイクルができるため、こうした試みを行っている自治体は少なくありません。

ただし、電球の中でも水銀を含まない白熱電球・LED電球、豆電球などと種類を細かく分けていることもあるので注意しましょう。

電気屋やホームセンターへの持ち込み

電球はリサイクルができるため、持ち込みを受け付けている電気屋やホームセンターもあります。

例えば京都市では、蛍光灯の買い換えに協力している電気屋に引き取ってもらう施策が行われています。

ただし、すべての電気屋やホームセンターが行っているわけではないので、持ち込む前に必ず問い合わせましょう。

電球の種類によって捨て方に違いがある?

ここまで読んでおわかりの通り、電球は種類によって捨て方が異なるケースがあります。各自治体の指示に従う必要がありますが、ここでは一般的な考え方を解説します。

電球の種類別の捨て方

白熱電球・LED電球

白熱電球やLED電球は、ほとんどの自治体で燃えないゴミに分類されます。

上記で、それぞれの自治体が示していたとおり、割れる危険性があるので、購入した時の箱や梱包材、新聞紙、チラシなどに包んで捨てましょう。使えなくなったからといって、あえて割ってから捨てる必要はありません。怪我をする必要があり、逆に危険です。

蛍光型電球

蛍光型電球は、有害物質である水銀が含まれているため、取り扱いに注意が必要です。

先の各自治体の捨て方で解説したとおり、専用の回収ボックスなどが設けられていることがほとんどなので、必ず自分の自治体の指示を確認しましょう。

その他覚えておきたい捨て方

電球の場合は割れたり、中のガスに火が引火したりすることがあるので、他のゴミと比較すると捨て方を細かく指導している自治体がほとんどです。

次に紹介するゴミについても、単にゴミ袋に入れるだけでは引き取ってもらえない自治体がほとんどなので、多くの自治体が採用している一般的な処分方法を覚えておきましょう。

電池の捨て方

電池は種類によって捨て方が異なるのが一般的です。

『アルカリ乾電池』『マンガン乾電池』などの一般的な乾電池は、自治体ごとの分類に従って処分します。ただし、破裂や発熱により火災の原因になることがあるため、電極にテープを貼るよう指導されているケースもあります。

次に『ボタン電池』は、水銀を含むため、家電量販店やホームセンターなどの回収ボックスで処分する自治体がほとんどです。

『充電式電池』はリサイクルを行っている自治体もあり、充電式電池専用の回収ボックスを設けている場合もあるので、事前に確認しましょう。

照明器具の捨て方

照明器具については、まずリサイクル品として回収しているのか、それとも通常のゴミと同じように処分しているのかを確認する必要があります。

リサイクル品として引き取っている場合は、リサイクルショップへの持ち込みや回収業者への依頼が一般的な処分方法です。

ゴミとして処分する場合、多くの自治体では中身が見えるようにビニール袋や新聞紙に巻き、『割れ物』と書いておくよう指導することが多いようです。

また、家庭用よりも大きい店舗用の蛍光灯は『大型ゴミ』として処分しなければならないケースもあります。

ライターの捨て方

『オイルライター』については、必ず中のガスを抜きましょう。ガスを抜くときには必ず火気のない屋外で作業するようにしてください。

『ガスライター』も同様に、屋外でガスを抜きます。どちらも『シュー』という音が出なくなり、火がつかないことを確認しましょう。

ガスが完全に抜けきったことが確認できたら、後は自治体ごとのルールに従って処分します。

文/編集部

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