デスクトップパソコンを購入したいけれど予算が限られているため、なるべくコストで抑えたいという人は安い時期を狙いましょう。デスクトップパソコンの基本を解説した上で、お得にデスクトップパソコンを購入するおすすめの方法を紹介します。
デスクトップパソコンの基本を知ろう
デスクトップパソコンは、優れた性能を搭載するものが多く、安く購入できればコスパ的にもおすすめです。デスクトップパソコン選びの前に、基本をおさらいしておきましょう。
ノートパソコンより高性能なものが多い
デスクトップパソコンの魅力は、『高性能な機能』がある点です。デスクトップパソコンは、ノートパソコンと比べても、パーツを積み込めるスペースが広く余裕があるため、高性能なパーツをいくつも搭載できます。
例えば、パソコンの「頭脳」と言われる計算処理装置の『CPU』や、美しい画像や映像を映し出す『グラフィックボード』など、性能が高いものが搭載されているデスクトップパソコンも多いです。
他にも、容量の大きさの指標となる『ストレージ』にも注目しましょう。大容量の『HDD(ハードディスクドライブ)』や『SSD(ソリッドステートドライブ)』を搭載したモデルもあり、マルチタスクでもスピーディーなソフトの起動が可能です。
購入前には機能面やオプションを確認
デスクトップパソコンは、『有線接続』や『Wi-Fi接続』ができるタイプがあります。有線接続ができない場所に設置する場合は、無線LAN対応かどうかも確認をしておきましょう。
映像出力に『HDMI』を選べば、音声や映像、操作信号の伝送に必要なケーブルを1本にまとめられます。また、デジタル信号を圧縮することなく伝送できるため、高音質や高画質を楽しむことができます。
映像の美しさでディスプレイの種類を分けるのであれば、『グレア液晶』と『ノングレア液晶』の二つに分類できます。
『グレア液晶』は、ディスプレイ表面に光沢があり、色彩豊かな映像が特徴です。
『ノングレア液晶』は、長時間画面を見続けていても疲れにくく、照明の反射を防げますが、発色が抑えられており暗い印象を受けるでしょう。
デスクトップパソコンが安い時期を探ろう
デスクトップパソコンを購入するタイミングは、いつがベストなのでしょうか。なるべくコストをかけずに買うには、安い時期を狙うのがおすすめです。
モデルチェンジのタイミング
デスクトップパソコンを安く買うことができるのが『モデルチェンジ』のタイミングです。モデルチェンジは、WindowsやMacなどの「OS」や「CPU」などの大幅な変更を行う『フルモデルチェンジ』と、機能的な性能も大幅な変更がない『マイナーチェンジ』があります。
モデルチェンジの時期は、以下のようなタイミングが多くなっています。
- 「春モデル」発売の1月
- 「夏モデル」発売の5~6月
- 「秋冬モデル」発売の10月
年3回のタイミングがあり、購入するタイミングとしては、新モデルの注目度から逆算した時期に購入することをおすすめします。
新モデルに注目が集まる場合は、旧モデルへの注目度が低くなって売れ残りやすく、値下げする可能性があるため、発売1カ月後を狙いましょう。
一方で、旧モデルの性能と大きく変わらないマイナーチェンジであれば、より安い価格の旧モデルを購入する人が増えるため、発売1カ月前を狙うとお得に購入できます。
年末年始は家電製品は競争の時期
モデルチェンジ以外で、お得に買えるタイミングは『年末年始』です。10月に秋冬モデルが発売されると、同年に発売されて売れ残った春・夏モデルの価格は、年末に向けて徐々に値下げされます。
販売店は1台でも多く在庫処分をしたいという目的もあり、どの販売店でも値下げ商戦が繰り広げられるでしょう。
年末年始は、人気のメーカーやモデル、カラーから売れていくため、購入を考えているのなら、なるべく早いタイミングで決断することをおすすめします。
しかし、安いというだけで飛びついてしまえば、本来求めている性能とは違うパソコンを買ってしまうかもしれません。あくまでも冷静に、そして、迅速な決断が必要です。
決算セールをしているお店はお買い得
販売店は、決算に合わせた『決算セール』を行うことがあります。販売店では、半月単位でノルマや予算が設定されているため、未達の場合は決算セールを行い、1台でも多く売り上げを伸ばすことを目標にしているため、通常の時期と比べても安く購入することが可能です。
目当てのデスクトップパソコンがセール価格になっているのなら、値下げ交渉が成功し、予算内で購入できるかもしれません。値下げ交渉の際は、なるべく値下げの権限を持っている店長やベテランスタッフに直接交渉することをおすすめします。
安い時が狙い目!人気のパソコンメーカー
デスクトップパソコンに限らず、高性能を追究すると価格が高くなりがちです。しかし、メール送信や文書作成、画像・動画の保存など、日常使いでの使用のみなら、性能を重視せずに安い価格のものを選んだとしても支障はありません。
人気のパソコンメーカーを参考に、自分に合ったデスクトップパソコンを探してみましょう。
コスパが良いと評判 DELL
「DELL」は米国のパソコンメーカーで、比較的リーズナブルな価格で性能の良いデスクトップパソコンが販売されており、コスパが良いと評判です。アフターサービスも充実しており、万が一故障した場合でも、専門の技術者による修理サービスが受けられます。
高性能なCPUやグラフィックボード、十分なストレージ容量を搭載している『タワー型』から、『ディスプレイ一体型』のスタイリッシュなデスクトップパソコンまで、幅広いラインナップがある点も人気の理由の一つでしょう。
特に『VR(仮想現実)対応』のグラフィックボードや、大容量のメモリが搭載されている『ゲーミングパソコン』がお得な価格で購入できるので、ゲーム好きな人からの人気が高いです。
購入後のサポートも充実 NEC
「NEC」はパソコン販売の歴史が長く、知識や技術にも長けている国産メーカーです。
スリムな『タワー型モデル』や、ディスプレイ一体型でスタイリッシュな『オールインワンモデル』が販売されており、圧迫感のない見た目からインテリアにもなじみます。
購入後のサポートが充実しており、保証期間を3~4年に延長できる『延長保証サービス』や、万が一パソコンのデータが消えても5年間の保証がある『データ復旧安心サービス』などのサービスが受けられます。
また初心者には、専門スタッフが初期設定や基本操作などをレクチャーしてくれるサービスも利用可能です。
Macユーザーなら Apple
「Apple」は、世界中に「Macユーザー」がいるほど人気のメーカーです。iPhoneやiPadなど、iOS端末との互換性はもちろん良く、画像、動画、音楽、文書などのデータ連携がスムーズにできます。
シンプルで洗練されたデザインのiMacは、見た目もスタイリッシュです。また、デザイン制作や動画編集などのソフトも充実しているので、クリエイティブ系の職種の方にもおすすめです。
文/編集部