現在のスマホは、特定の要望に応える個性的な端末も少なくない。中でもここに紹介するのは、サブ機に割り切ったものや頑丈性能を追求したもの、そしてゲーム用として設計したものなど〝エッジ〟の立った機種ばかり。それぞれの魅力をケータイジャーナリストの石野さんに聞いた。
SIMPLE STYLE
多機能なスマホから解放されたい人向き
「ほぼ通話の機能だけに絞られていて、否が応にもネットが使えません。SNSやメール、メッセージが気になってしょうがない『スマホ疲れ』に悩む人におすすめです。シンプルながら個性的なフォルムは持ちやすく、例えば、休日にSIMカードを入れて使うのもいいのでは!?」(石野さん)
プラススタイル『Punkt.MP02』4万800円
〝デジタルデトックス〟をコンセプトにした、シンプルなSIMフリー端末。物理テンキーが懐かしい。通話のほか、メモやカレンダーなどの機能も備える。
カードサイズのAndroid!
プラススタイル『Palm Phone』4万1482円
カードサイズの小さなAndroidスマホ。サイドボタンを押した後、ボイスコマンドで音楽再生やLINEの返信を行なえる。顔認証によるロック解除が可能だ。
TOUGHNESS STYLE
スマホの破損を気にせずアクティブに過ごしたい人向き
「スマホに頑丈さを求めるなら、この機種で決まりです! 米国国防総省の耐久試験を22項目満たし、独自試験も実施しているだけに、落下程度では故障の心配はありません(無故障を保証するものではないですが)。デュアルカメラで広角撮影に対応する意外性もいい」(石野さん)
京セラ『TORQUE G04』7万4000円
衝撃や落下に強いだけでなく温度や湿度の高い環境にも屈しない。電池残量、気圧、消費カロリーなどを音声で知らせる、便利な読み上げ機能も魅力だ。
落としても画面が割れにくい!
富士通『arrows Be3 F-02L』3万2800円
1.5mの高さから落下試験をクリアする、タフな液晶ディスプレイを採用。本体は泡タイプのハンドソープで洗える高度な防水仕様で、汚れても安心だ。
GAMING STYLE
スマホのゲームにとことん熱中したい人向き
「ゲームに特化した端末で、ゲーミングPCのように光る背面のロゴがおもしろい。eスポーツを意識したデザインは、非常に個性的です。ゲーム専用をアピールするだけに、スペックも高い。CPUにSnapdragon 855を搭載し、廉価版は5万円台と、コスパも抜群にいい」(石野さん)
TAKUMI JAPAN『Black Shark2』4万9800円
ゲームでの用途を考慮した、遅延対策や冷却システムなどを採用。オンラインストアで買える専用アクセサリーを装着すれば、まさにゲーム機として使える。
快適操作でプレーに熱中!
ASUS『ROG Phone』7万9500円
超音波タッチセンサーで快適な操作を実現。デュアルフロントスピーカーによるサウンドは迫力満点だ。有機ELディスプレイは残像感の少ない90Hz駆動仕様。
取材・文/石野純也 撮影/星 武志(estrellas)