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シーリングライトにリモコンが付いている理由

2019.11.18

部屋を明るく照らしてくれる『シーリングライト』は、近年さまざまな機能を備えるようになってきています。スムーズな操作のために、ほとんどのモデルが付属リモコン付きです。あると便利ですが、ときには悩まされることもあるリモコンについて考えてみましょう。

リモコン付きシーリングライトが多い理由

照明器具にはさまざまタイプがありますが、近年、シーリングライトのシェアが広がりを見せています。

シーリングライトとは、天井に付いている『シーリング(ローゼット)』と呼ばれる丸型や角型の配線器具を使って直接ライトを電源に接続できる照明の総称です。

デザイン性が高いものが豊富で、電気工事の必要なく取り付けられます。部屋に合った光量を選べば、ライトから発する光が部屋全体に広がって隅々まで照らしてくれるでしょう。

シーリングライトには、たいていのモデルにリモコンが付属しています。多機能タイプも多いシーリングライトにおけるリモコンの働きについて改めて考えてみましょう。

手元で簡単に操作できる

シーリングライトに限りませんが、家電に付属するリモコンは、手元での操作が可能な点でとても便利です。

部屋の照明をはじめ、家庭内のさまざまな場所に家電が備えられています。必要時にその都度細かく移動して、それぞれの家電本体で操作するのは意外に手間がかかるものです。

その点、リモコンがあれば、離れたところからでも望む動作をシーリングライト本体へ信号として送信できます。

昼から夜にかけてソファでくつろいでいるときも、外が暗くなってきたタイミングで遠隔でライトを点灯できるでしょう。

リモコンの有り・無しでは、生活スタイルにも違いが生まれます。

照明の明るさと色を調節できる

シーリングライトは、日々進化を遂げています。多彩な機能が備わり、その役割は単に部屋を照らすことにとどまりません。

寒色や暖色の選択や細かい明るさの調節などは、シーリングライトの得意とするところです。リモコンがあれば、機能ごとに微調整ができます。

色調の切り替えや明るさの強弱は、スイッチやスライドバーを壁に備えることでも対応できるでしょう。しかし、リモコンであれば、面倒な工事をせずとも調節を可能にしてくれます。

もし、リモコンをなくしてしまったら?

シーリングライトの操作に役立つリモコンですが、ときに困惑する場面もあります。その代表的なケースが『紛失』でしょう。

あまり大きなサイズではないため「使おうと思ったら見当たらない」といった事態もあります。そのような場合、どう対処すればよいのでしょうか?

リモコン化するアプリを利用する

リモコンが見当たらない場合、スマートフォンを使用しているならば『リモコン化を可能にするアプリ』を試してみましょう。

シーリングライトのみならず『複数の家電をリモコン化できるアプリ』があります。

昔のスマホには『IRセンサー(赤外線)』が内蔵されており、ガラケーのアドレス送信のような一定範囲内での信号送信が可能です。

IRセンサーが付いていないスマホでも『Bluetooth(ブルートゥース)』や『Wi-Fi(ワイファイ)』からペアリングして、使用できるアプリもあるでしょう。

近年のシーリングライトの中には、スマートフォンとの連動を当初から想定して設計されているモデルもあります。

各アプリで方法や必要な機能が異なるため、自分のスマホに合ったものを選びましょう。

純正リモコンを購入する

「隅々まで探してもリモコンが見つからない」と困っているときの対処法として、確実で安心なのは『純正リモコンを買い直すこと』です。

その機種専用に作られた純正リモコンなら、リモコンのみを購入しても反応せずに動作しないという心配はありません。メーカーの保証期間もある程度の期間付くでしょう。

ただし、廉価版に比べると、価格が割高なこともあります。入手方法は、保証書や取り扱い説明書に記載された『メーカーの問い合わせ先』に連絡するか『購入した家電店』などでの申し込みです。

ネットの通販サイトで、個別に販売しているケースもあります。

汎用リモコンを購入する

そのモデル個別に対応する純正リモコンではなく、さまざまな機種に幅広く対応する『汎用リモコン』もあります。

購入の際は『互換性』をしっかりと確認しましょう。特定のモデル専用に作られているわけではないため、反応しない場合もあります。

複数機種対応のリモコンは、購入後に本体との初期設定も必要です。付属の説明書を読みながら自分で設定しましょう。

安さと家電量販店に行けばすぐに手にはいる手軽さが魅力の一方で、共通仕様のリモコンは『基本的なON・OFFの操作』しかできません。

多機能付きのシーリングライトの場合、不都合に感じることもあるでしょう。

故障?リモコンが反応しない場合

照明を点けようとリモコンを手にしても、シーリングライトが反応しないことがあります。不意な状況に困惑する人もいるでしょう。

そんな時も慌てずに、まずいくつかの点を確認することが大切です。

まずは壁スイッチとリモコンの電池を確認

何回リモコンを操作しても照明が点かないときでも、いきなり故障を疑うのは早計です。慌てることなく、まずは壁スイッチでシーリングライトが点くかどうか試してみましょう。

主電源である『壁スイッチをOFFにしている』と、リモコンで操作できないものもあります。リモコンが反応しないときによくある原因として『リモコンの電池切れ』も考えられるでしょう。

リモコンが電池で作動することを忘れてしまう人もいて、意外な盲点とも言える部分です。故障を疑うことは、すぐに、かつ簡単にできることをしてからでも遅くありません。

チャンネル設定を確認

リモコンは『チャンネル』が設定ができるようなものもあります。

同機種のシーリングライトを近くに複数台設置している場合、特定のライトだけ操作したいときに別のものが反応してしまうことも珍しくありません。

スポットライト型のように一つのシーリングから複数のLED電球で照らすデザインでは、各々のライトを個別に調整したいときもあるでしょう。

反対に、一度のリモコン操作で、あえて同時に複数台を調節したいケースもあります。

チャンネル設定の組み合わせができれば、不都合を解消しつつ、利便性も高められるでしょう。

リモコンで照明が点かない場合、チャンネルの切り替えができていなかったり何らかの理由で初期化されていたりする可能性があります。

リモコン無しをリモコン有りにできる?

「いま設置しているシーリングライトは対応していないができればリモコンで操作したい」そのような希望は叶うのでしょうか?

これからでもリモコンを追加できるのなら、現在感じているちょっとした不便さも解消されるかもしれません。

リモコンは後付け可能

壁に設置したスイッチか、本体に備えられたバーやヒモで操作するシーリングライトを使用している家庭もあります。「はじめからリモコンがなかったのだから」と、諦める必要はありません。

配線器具のタイプにもよりますが、多くのモデルで後付けすることが可能です。

天井に設置されている『シーリング』や『ローゼット』などの配線器具に受信機を取り付けるだけで、互換性のあるリモコンが利用できる商品が販売されています。

面倒な工事や専門知識は不要なため、調べてみるとよいでしょう。

文/編集部

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