ますますの盛り上がりを見せるeスポーツ市場。しかしその一方で、「eスポーツはスポーツではない」との意見も根強い。
そんな「eスポーツはスポーツか否か」という議題を含めた、eスポーツに関するアンケート調査がこのほど、株式会社クロス・マーケティングにより行われたので、その結果を紹介していきたい。
なお本調査は、全国47都道府県に在住する15~69歳の男女1,200名を対象にしている。
スポーツだと思うもの、サッカーや野球、水泳が上位に上がる一方、オンライン対戦ゲームは8.2%
さまざまな運動やレクリエーションの中から“自分の気持ちとして”スポーツだと思うものを回答してもらう調査が行われたところ、サッカーや野球、水泳などが上位になるなか、オンライン対戦ゲームは8.2%となった。
体を大きく動かす要素の低いものは下位になり、スポーツだと思わない人が多い傾向がみられた。<図1>
eスポーツをスポーツだと思う人は19.6%
eスポーツをスポーツだと思うかどうかでは「とてもそう思う」「わりとそう思う」の合計が19.6%となり、eスポーツをスポーツだと思わない人が大多数を占めた。
年代別にみると若年層は高齢層よりも「スポーツだと思う」割合が高いが、それでも「スポーツだと思わない」割合は上回らなかった。<図2>
eスポーツは今後浸透していくのか?
eスポーツの認知度では「見聞きしたことはない」とeスポーツを知らない人が19.7%で、名称のみの認知者や内容認知者、大会参加経験者は合計で8割となった。
eスポーツの今後の浸透・普及については「浸透・普及していくと思う」が48.0%、「浸透・普及していくとは思わない」が52.0%と約半数ずつの結果となった。
ゲームを取り巻く環境や市場、人々の意識の変化などによって動向が変わっていくことも考えられる。<図3-1,図3-2>
出典元:株式会社クロス・マーケティング
構成/こじへい