冷蔵庫のドアが開けっ放しにしてしまった時は、食材が傷んでいないか、冷却機能にトラブルが起こっていないかなど、確認する項目がいくつかあります。確認せずに使用し続けると、食材の傷みに気付かず食べてしまい食中毒を引き起こしたり、冷蔵庫の冷却機能が回復しない場合があります。
ここでは、冷蔵庫を開けっ放しにしてしまった時の対処法や、ドアが開いていることをお知らせしてくれる便利グッズを紹介します。
冷蔵庫のドアが開けっ放しだった時に確認すること! 防止方法は?
冷蔵庫のドアが開けっ放しになっていた時は、庫内の温度や食材が傷んでいないか、本体が故障していないかなどを確認してください。長時間開けっ放しにしていた場合、食材に菌が繁殖し、食中毒を起こす危険性があるので注意してください。ここでは、冷蔵庫が開けっ放しになっていた時の注意点や、冷蔵庫の開けっ放し防止機能をご紹介します。
冷蔵庫が開けっ放しになっていた! 食材は大丈夫?
冷蔵庫は、長時間ドアを開けっ放しにしていると、外気によって庫内の温度が上昇します。冷蔵・冷凍保存が必要な食品は常温で放置してしまうと、菌が繁殖し、再び冷蔵・冷凍した場合でも食中毒を引き起こす可能性があります。また、食材によっては常温保存できる食品でも、高温になりやすい場所や湿気が多い場所で放置すると、食材が傷んでしまうので注意してください。
ドアを開けっ放しにした時間や庫内温度、食材によって、使用できるかどうかが変わってきますが、冷蔵庫を開けっ放しにした後の食材の取り扱いには十分に注意してください。
【参考】農林水産省:食中毒予防のポイント
冷蔵庫を開けっ放しにしていた場合、冷却機能の回復までどのくらいかかる?
冷蔵庫は、設置直後などの常温の状態から庫内が冷えるまでに約4~5時間かかります。夏場などは庫内の冷えが安定するまでに半日~1日かかることもあり、冷凍室は冷蔵室よりも時間がかかります。ドアを長時間開けっ放しにして庫内が常温になってしまった時は、扉の開閉をできるだけ控えて、庫内が冷えるのを待ちましょう。
冷蔵庫の開けっ放しに気付いて閉めたが庫内が冷えない、故障かな?と思ったら
冷蔵庫内の温度が下がらない場合は、以下の項目を確認してみてください。
○夏場などはドアの開閉を行うことで、冷蔵庫内の温度が1~2℃上昇することもあるので、ドアの開閉を少なくすることが大切です。
○冷蔵室や冷凍室の冷気の吹き出し口の近くに食材を置いている場合、冷気の流れを止め、冷えにくくなっている可能性があります。
○食材を詰め込みすぎると冷気の流れが悪くなるので、食材の間に隙間を作ってください。庫内奥の壁が所々見える程度の収納量が目安です。
上記を確認しても庫内の温度が下がらない場合は、温度を調節する装置や霜取り装置、本体の冷却回路などにトラブルが発生している可能性があるので、購入した販売店か各メーカーの相談窓口に問い合わせてください。
【参考】パナソニック:冷蔵庫が冷えない
冷蔵庫の開けっ放し防止に活躍するドアアラーム・アプリ連動機能
冷蔵庫には、ドアが開けっ放しになっているのを検知し、アラームでお知らせしてくれる「ドアアラーム」機能が搭載されている製品があります。また、冷蔵庫と携帯アプリが連動し、ドアアラームが聞こえない場所に居ても、スマホにプッシュ通知でドアの閉め忘れをお知らせしてくれる機能を搭載している製品もあります。
アラーム機能がなくても大丈夫! 冷蔵庫のドアの開けっ放しを防止する方法
冷蔵庫にアラーム機能が無い場合は、開けっ放し防止グッズを活用することで、開けっ放し対策が可能です。音で知らせるタイプやストッパーを付けて防止する方法、ドアが開いているのを検知して、喋ってお知らせしてくれる製品など様々あります。ここでは、ドアの開けっ放しを防止してくれるグッズを紹介します。
ドアが開くのを検知して喋りだす冷蔵庫の開けっ放し防止グッズ
IO SELECTION 『Fridgeezoo24』
冷蔵庫に置いておくと、ドアが開いたのを検知して喋りだす開けっ放し防止グッズです。種類によって喋る内容が違い、時間に合わせた会話をしてくれる製品もあります。冷蔵庫の開けっ放しを検知した時は、注意するように喋り出します。
種類が豊富なので好みに合わせたチョイスが可能!
方言で喋るタイプやリポーター風に喋るペンギン、英語や中国語バージョンも販売されているので、好みに合わせて選べるのも魅力の1つです。
冷蔵庫の開けっ放し防止グッズは100均でも販売している?
100均では、ドアを開けるとブザーが鳴り、閉めると音が止まるアラームタイプの商品や、本体とドア開閉部分を繋ぐストッパータイプの商品が販売されているようです。店舗や時期によって取り扱い製品は異なりますので、100均に立ち寄った際は探してみてはいかがでしょうか。
冷蔵庫の開けっ放しに気付いた時は、食材の安全性や冷却機能が作動しているかどうかを確認し、防止グッズを使用して開けっ放し対策をしてみてはいかがでしょうか。
※データは2019年9月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/Sora