誰もが夢見る理想の体型。しかし、仕事や日常生活の忙しさに追われて、なかなかエクササイズの時間が取れないという人も少なくないのではないだろうか?
そこで今回、そんな多忙なイマドキ女子におススメな脳腸エクササイズの方法を、全国の30~40 代の女性500名を対象にした「理想の体型」に関する調査結果と共に紹介していきたい。
女性の約85%が現在の自分の体型に満足していない!
まず、自身の体型への満足度に関する調査では、女性の約85%が現在の自分の体型に満足していないと回答。自分が理想と考える体型については、「全体的に細くて華奢」な体型と答えた人が28.8%に対し、「ほどよく筋肉がついていて健康的」な体型と答えた人は44.4%と、ただ痩せているよりも、健康的な体を目指している人が多いという結果になった。
また、女性たちの2人に1人が、理想の体型として、「女性的で丸みがある」ことを重視すると回答しており、30~40代女性の理想の体型は、適度にパキッとした筋肉が付きながらも、健康的で女性らしいやわらかさを持った“パキふわボディ”であることが判明した。
調査では、理想の体型を目指すためのからだ作りやダイエットについても実態を深堀。その結果、ダイエットにかけられる時間として最も回答が多かったのは「10分未満」で約40%、「30分未満」まで含めると68%と、ダイエットに時間をかけられていないことがわかった。
また、「忙しい」「気力が続かない」などの原因から、理想のからだ作りのためにダイエットに求めることとしては、「無理なく手軽に取り組める」「長く続けられる」という回答が多く見られ、時間がない中でも簡単に続けられるダイエット法を求めていることが明らかになった。
この結果について、ダイエットエキスパートの和田清香氏は、「ある程度筋肉があってパキッとしながらも、見た目は女性らしい“パキふわボディ”を目指す女性たちは確かに多い」としながら、「ヘルシーさを保ったまま痩せる上でおすすめなのが脳と腸へのアプローチ。
脳腸相関を意識して身体を整えることで、厳しい食事制限や長時間の運動をする必要なく、心も体も健康なまま痩せ体質を手に入れることができます。今回は特に仕事や子育てで忙しく、なかなかダイエットの時間が取れない女性たちに向けて、短い時間で無理なくできる “脳腸エクササイズ”を紹介します。」とコメントしている。
脳腸相関(のうちょうそうかん)とは?
脳と腸は、身体中にはりめぐらされたネットワークを通して常に情報交換をしている。脳腸相関とは、そんな双方向に送りあう情報によって脳と腸が密接に影響しあう関係のこと。
それぞれの器官を健康な状態に保つことで、良い情報がめぐるすこやかなサイクルが生まれる。脳と腸が伝える情報には「健康へ導くシグナル」と「健康を害するシグナル」の2種類が存在し、そのうち健康へ導くシグナルを「健康シグナル」と呼んでいる。
例えば、腸に病原菌が感染したり異変を感じたりした場合、脳ではストレスや不安感が増する。それぞれのシグナルは、体内の自律神経系、内分泌系(ホルモン)、免疫系などの情報伝達経路を介して、脳から腸へ腸から脳へと送られている。
腸は脳のような神経細胞やネットワークを持ち、脳とつながってシグナルを送ることで、気持ちをリラックスさせたり不安にさせたりしているのだ。
そもそも身体の各器官は、日常的に影響を与えあいながら働いている。脳腸相関も、そんな私たちの身体にもともと備わっているしくみのひとつ。脳と腸をはじめとする身体全体のネットワークを整えることはその他の各器官も良い状態に導くなど、健康や美容に大きな影響があることがわかっている。
「脳腸相関」とは、生物にとって重要な器官である脳と腸が、お互いに密接に影響を及ぼしあう状態を示す。
私たちの身体は自律神経(神経系)やホルモン(内分泌系)、サイトカイン(免疫系)などの情報伝達経路を通じて互いに影響しあっている。
※脳腸相関 LABO.公式 HP(https://www.shiseido.co.jp/nouchoulab/)より引用
体づくりのプロ直伝!和田清香氏が教える 1分で脳と腸を刺激する「脳腸エクササイズ」
オフィスや自宅でも簡単!「座りツイストエクササイズ」
<やり方>
1 姿勢よく背筋を伸ばして椅子に浅く腰掛け、両手を後頭部に添える。
2 息を吐きながら右肘と左膝を近づけ、息を吸いながら1の状態に戻す。
3 次は、息を吐きながら、左肘と右膝を近づけ、息を吸いながら1の状態に戻す。
4 以上の動きを呼吸に合わせ、リズミカルに1分間続ける。
<エクササイズ効果>
上半身と下半身を連動させながらねじることで「腸腰筋」「腹斜筋」などが鍛えられる。これが腸への刺激となり、腸の活性化、腸内環境改善や冷え改善も期待できる。また、呼吸に合わせたリズミカルな動きにより、セロトニンレベルが上がることで、脳が活性化。リフレッシュ効果も期待できる。
<コメント>
椅子に座りながら簡単にできるエクササイズのため、仕事中の休憩タイム、自宅でテレビを見ながら、CM中など、時間も場所もとらずに手軽に実践することができます。手軽なエクササイズは生活習慣に取り入れやすく続けやすいため、自然と習慣化していくことで効果も出やすく、リバウンドの心配も小さいので、ぜひお試しください!
■オピニオンプロフィール
和田 清香(わだ きよか)
ウェルネス&ダイエットエキスパート
体験したダイエット法は 350種類以上のダイエットエキスパート。
NYで学んだボディケア術、350種類以上のダイエット法を体験して15kgのダイエットに成功した経験、認定栄養学&健康促進コンサルに関する資格をもとにした知識と分析力から、信頼できる「ダイエット方法」と「ボディケア」情報を提供。YouTube&インスタグラムでのダイエット動画も配信中。得意分野350種類以上のダイエット経験と、栄養学や健康促進に関する知識をもとに、「食事」「運動」「生活習慣」をトータルに考え、ひとりひとりに合ったダイエット法を提案。
【調査概要】
データ集計期間: 2019年8月2日~8月6日
調査方法:インターネット調査
調査対象者:30、40代女性
有効回答数:500名
出典元:脳腸相関LABO.
構成/こじへい