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中学・高校の部活顧問の感じている「やりがい」と「負担」の不均衡

2019.09.18

学生時代、多くの人が所属する部活動。特に中学・高校時は、日常生活が部活を中心に回っていたという人も少なくないだろう。

そんな昨今の部活動事情を知るべくこのほど、部活顧問の先生・現役生・部活動OB/OG合計1,000人を対象にしたインターネット調査が行われたので、紹介していきたい。

部活を負担に感じている先生のうち9割以上が「時間が厳しい」

調査の結果、先生の59.5%が部活にやりがいを感じていることが判明した。その理由として、複数回答ではあるが「生徒の成長を感じるから」が97.5%、「生徒が達成感を感じるから」が95.0%、「生徒が努力することの大切さを知るから」が93.3%となった。

しかし、その一方で73.0%の先生が部活を負担に感じていることも明らかに。理由としては、92.5%のほとんどの先生が「時間的理由」を挙げている。

そのほか、「精神的理由」が79.5%、「経済的理由」が76.0%となった。 先生からの声として、「勤務時間を超えたり休日出勤したりしなければならない」「土日などに活動する機会が多いので私的な時間がなくなることがある」「家族との時間がなかなかとれないから」「一生懸命やっていても評価されない」「全くの専門外のためしっかりとした指導できず生徒が可哀想」「手当が少なすぎる」などが挙げられた。

上記のように、部活を負担に感じている理由に「時間的理由」を多く挙げている先生の部活動に費やしている時間について調査が行われたところ、毎日平均1.78時間、週平均11.70時間を部活に費やしていることが分かった。

また、ワークシェア(勤務時間に占める部活の割合)は平均18.68%と2割近くにも上ることが分かった。

先生は「今、部活は変わるとき」と感じている

多くの先生が部活は大切だと考えており、「高校生は部活に入ったほうがいいと思う」が76%と高い割合を示した。理由としては、「生徒のうれしそうな顔を見るとやりがいを感じる」「生徒が人間的に成長する場である」「生徒の成長を一番見られる」「生徒が努力しながら人間的に成長していく」などが挙げられた。

しかし、その一方で以下のような問題に直面していることも明らかに。

・時間削減など教師と生徒の負担を低減したほうがいい……79%
・以前より部活に入る生徒が減ったと感じる……76.5%
・今のままでは部活動の存続は難しいと感じる……72%
・部活に対して世間の風当たりが強くなってきたと感じる……71%
・部活に時間をかけすぎないように言われている……55.5%
・時間的な制約があり、生徒に思う存分部活をやらせてあげたいのにできていない……63.5%

また、中でも部活の負担を減らしてほしいという声が多く上がっている。

・部活の手当てを増やしてほしい……86.5%
・どの部活の顧問・担当をするのかについて自分の意見を反映してほしい……84.5%
・部活の顧問・担当をするかしないのかについて自分の意見を反映してほしい……82.0%
・部活の活動経費をもっと支給してほしい……75.0%
・平日の朝は部活に時間を割きたくない……73.5%
・休日は部活に時間を割きたくない……67.0%

先生からは自由回答で、下記のようなコメントが寄せられている。

・「生徒とともに目標を達成するより喜びを味わうことは貴重である。それができるのは教員であり、これは継続してほしい,しかし、手当てが不足したり個人の時間が制約がるなど、個人の力量に任されているのが現状である。」

・「部活を通して生徒の成長が見られるのは嬉しいが、時間的拘束が年々負担に感じる。指導ができない種目の主顧問をさせられるのは精神的にものすごい負担を感じる。」

・「教師ばかりに負担がかかりすぎでいるので、もっと地域やOBなどの外部からのサポートを得られるようにすべきだと思う。」

・「やりがいを感じる時もあれば負担に感じることもある。だから一概にはいえないが、何かしらの改善が必要だと思う。」

・「部活動自体は、かなり負担ではあるが、それ以上に生徒にとっての利益があると思う。しかし、その現場や教員が感じている部活動の効果と保護者や教員以外の方が感じる部活動の意義に大きな乖離を感じる。大変で、負担であっても生徒のために活動を維持した方が良いという気持ちと社会一般に言われる、先生の負担だから…とか、生徒が大変だから…といった理由で、生徒の成長の機会が奪われていくようで心配である。現代の流れとしてしょうがないと思う部分もあるが…。現場での生徒の成長のためと思う気持ちと、世論の狭間で思い悩み、答えのない自問自答を繰り返す日々に疲れる。」

9割近くの生徒も「部活をやっていてよかった」

高校生を対象に、部活に入っているか調査が行われたところ、6割以上の生徒が部活に入っており、33.9%が運動部、31.9%が文化部に所属していることが分かった。

また、高校生への調査でも87.5%が「部活をやっていてよかったと思う」、84.3%の学生が「部活は楽しい」と回答している。

その理由としては、「沢山思い出をつくれた」「友達がたくさんできた」「上下関係があるので自然と敬語が身につく、部活の技術だけでなく生きるための術を学んだ、礼儀や規律を学んだ」「人として成長できた」「試合に勝って嬉しかった、入賞して嬉しかった」「体力がついた、能力を伸ばせた」などが挙げられている。

学生たちは部活に対して何を思うのか?

学生を対象に、部活に対して思うところを自由回答にて答えてもらう調査が行われると、「部活を通して、人とかかわる楽しさを知ることができてよかった。」「練習はつらいが、本番での達成感が心地よい。」「仲間と成果を残せたときが一番嬉しかった。」「辞めたくなる時はたくさんあったけど、それ以上に仲間といることが楽しかった。」「練習時間と場所が足りない。」「部活に充てられる学校の費用が少ない。」「休みの日が少なすぎる。」など、ポジティブな意見だけではなく、ネガティブな反応も見受けられた。

先生の約7割、部活生の約8割がOB/OGのサポートが必要

そんな中、先生の約7割、部活生の約8割がOB/OGのサポートが必要だと感じていて、実際にサポートしたことのある人は約3割であることが判明。

部活生の78.3%がOB/OGからのサポートが必要だと思っており、先生の74.0%がOBOGからのサポートが必要だと思っている。部活生がOB/OGにしてほしいサポートとしては、「指導をしてほしい」 75.54%、「差し入れしてほしい」73.12%、「応援にきてほしい」71.24%などが挙げられた。

先生がOB/OGにしてほしいサポートとしては、「指導をしてほしい」74.2%、「練習に参加してほしい」70.5%、「応援にきてほしい」68.9% などが挙げられている。

その実、母校の部活をサポートしたことがある人は33.75%となっており、「練習に参加したことがある」17.3%、「応援に行ったことがある」14.8%、「指導をしたことがある」13.5%、「差し入れしたことがある」12.5%、「金銭的な寄付をしたことがある」8.0%という結果になっている。

部活生の73.12%が差し入れを期待している一方で、実際に差し入れしたことのあるOB/OGは12.5%にとどまっていることが分かった。

出典元:森永製菓株式会社

構成/こじへい

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