お会計でお財布を開いたらクレジットカードがない。
クレジットカードをスマホケースに入れておいたのになくなっている…。
など、いつも入れていたところにクレジットカードがなく、クレジットカードを置いた場所や最後に使ったシーンを思い出せないときは万が一のトラブルに備えて落ち着いて対応していきましょう。
クレジットカードが見当たらない! そんなときは3つの手順で
(1)クレジットカード会社に電話をして紛失したことを伝える
クレジットカードを紛失したときは真っ先にクレジットカード会社に連絡をして「紛失してしまったこと」を伝え、クレジットカードの利用ができなくなるように利用停止にしてもらいましょう。
こうすることで拾ったひとが使ってしまう不正利用を防ぐことができます。
クレジットカードの連絡先はカードの裏に書いてあることも多いので、事前に手帳などに控えておく、またはクレジットカードの名前と連絡先でネット検索して見つけましょう。どんなクレジットカードだったか分からない場合、思い出したり、明細書を見つけたりするまで連絡が遅れてしまうので、忘れないようにしてください。
(2)警察へ行きクレジットカードを紛失したと届ける
利用停止すればそれで十分なのでは? と思う方もいますが、クレジットカードは紛失届を警察に届けなければ不正利用されていた場合の補償対象となりません。
不正利用された明細書と電話で伝えるだけで補償されると思っている方は気を付けてください。
また補償が対象となるのは被害にあってから届け出が60日以内であること(クレジットカードにより日数が異なる)、警察に紛失届を出してあり受理番号を発行してもらっていること、契約者の方に規約違反や故意、過失等がないことが条件としてあげられています。
他人にクレジットカードを貸してしまった、紛失を装い利用した等の故意は補償対象外で、クレジットカードの裏面に署名がない場合も対象外になることもあります。
<紛失届で記入する内容>
・本人の名前
・住所
・連絡先
・紛失した物の特徴(カード名や色やデザイン)
・紛失した日時や紛失に気が付いた日時
・紛失した場所など
どこで落としたのか分からないときは気が付いたらなくなっていたと素直に言いましょう。
落とし物で見つかった場合はクレジットカード会社に再度連絡をして見つかったことを伝えてください。
落とし物で見つからなかった場合は紛失届の番号を忘れずにメモに取り保管しておきましょう。
最近は各都道府県で電子申請サービスを展開しているので、ネットで紛失届を出すこともできますが、操作が苦手な方は警察に出向いた方が早く済ませられます。
○注意点
クレジットカードを紛失したと伝え、利用停止にしたときは見つかったからといって再度利用はできず、番号を変えたクレジットカードを再発行しなくてはいけないので注意してください。紛失したクレジットカードが後日見つかったときはクレジットカード会社に聞きハサミで切って処分するか返送するのかを教えてもらいましょう。
(3)クレジットカード会社に再度連絡をして紛失届番号を伝える
紛失届を出したら、その番号を再度クレジットカード会社に伝えることで、紛失による不正利用の補償対象になります。面倒だと思わずに連絡をしてください。