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「iPhone 11 Pro」の3つのカメラは本当にタピオカなのか?

2019.09.11

アップルは9月10日(米現地時間)、新型iPhoneとして、「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」を発表した。

中でも注目なのは超広角、広角、望遠の3つのメインカメラが搭載された「iPhone 11 Pro」と「iPhone 11 Pro Max」。発表直後から日本のTwitterでは「タピオカカメラ」と、なぜか話題となっている。そこでDIME編集部ではアップルの発表内容をもとに今回の「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」のカメラが本当にタピオカなのか検証してみた。

そもそもタピオカとは何なのか?

まず、タピオカについておさらいしてみよう。

タピオカの原料は「キャッサバ」という南米原産のイモの一種。キャッサバの根茎から製造されたデンプンを使って作られるのがタピオカだ。なぜ、キャッサバデンプンを「タピオカ」と呼ぶのかというと、デンプンの製造法をブラジルの先住民のトゥピ語で「tipi’óka」と呼ぶことに由来するらしい。日本で大人気の「タピオカミルクティー」に入っている「タピオカパール」は、球状に加工し、乾燥させたタピオカを煮戻したもの。通常、煮戻したタピオカは透明~半透明だが、タピオカミルクティーに入っている黒色のタピオカはカラメルなどで着色されている。なぜ日本でタピオカがここまで人気なのかは周りの女子高生などに聞いてほしい。

「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」のカメラはどこが進化した?

さて、前置きが長くなったが、本題の「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」のカメラについてだ。

新開発のトリプルカメラは、超広角、広角、望遠の3つのカメラで構成されている。カメラは一番上のものが広角12MP(f/1.8)、内側寄りのものが超広角12MP(f/2.4)、一番下のものが望遠12MP(f/2.0、光学2倍ズーム)。超広角カメラをベースにした場合、最大4倍の光学ズームが可能、デジタルズームは最大10倍。特筆すべきは、暗い場所でもきれいな写真が撮影できる夜間撮影モード(Night mode)をサポートすることだ。

このモードは最新モデルのiPhone 11シリーズのみで使える新機能。暗い場所で美しく撮るために必要な作業を、すべて自動で行ってくれる。iPhone 11およびiPhone 11 Pro/Maxで搭載された広角カメラセンサーやAI、それにA13プロセッサーの組み合わせにより、iPhone過去モデルでは不可能だった暗所での撮影性能を発揮するとアップルは述べている。ちなみにユーザーが状況に応じて手動で切り替えるのではなく、必要なときに自動的にオンになるというのも便利だ。暗い場所でも美しく撮れる夜景撮影モードは、ライバルのGoogl「Pixel 3」に搭載されており、iPhoneは夜間撮影に弱いと言われてきたが汚名返上となったわけだ。

さらに、次世代のスマートHDRは高度な機械学習を利用し、被写体に照明を当て直すインテリジェントな効果により、細部もきちんと表現し、より自然に見える写真を作り出す。

もちろんナイトモードだけでなく、新たな超広角カメラは、4倍の範囲を捉える。これにより、風景写真、建築物の撮影、被写体に大きく寄ったタイトショットなどにも対応できる。広角と望遠の構図を使い分けることもできるので、ポートレートモードも進化。画角が広くなり、多人数でのポートレート(集合写真)を撮影するような使い方もできるようになった。

また、望遠カメラの絞りは ƒ/2.0 と大きくなり、iPhone Xs と比較して40パーセント多くの光を捉えられるように。次世代のスマートHDRは 高度な機械学習を利用して構図内の被写体を認識し、これに賢く照明を当て直すことで、細部もきちんと表現された、より自然に見えるイメージを作り出す。

これらに加え、写真のハイライトとシャドウを微調整する次世代スマートHDRや、シャッターボタンのタップ/長押しで写真撮影と動画撮影を切り変える「QuickTake」を搭載することも見逃せない。タピオカとは比べるのも申し訳ないくらいの進化を遂げたと言えるだろう。

TrueDepthカメラも大きく進化!

さらに新しくなったTrueDepthカメラ(フロントカメラ)はセルフィーでより多くの範囲を捉えることができるように、広角の新しい12MPのカメラを採用した。 また次世代のスマートHDRはより自然な写真を撮れる。セルフィー動画も最高60 fpsで4Kビデオを録画し、120 fpsでスローモーションを撮影できるようになった。

では、TrueDepthカメラで実際にどんな写真が撮れるのでしょうか。

アップルのHPで発表されている写真がこちらです!

<DIMEの結論>

「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」のカメラはタピオカにあらず!

しかし、たとえ夜でも他のどのスマホよりも美しくタピオカを取れるカメラに進化したといえるだろう。

「iPhone 11 Pro」 と「 iPhone 11 Pro Max」 の予約注文は9月13日(金)より開始、店頭販売は9月20日(金)から!DIMEでは実機が手に入り次第、タピオカでのカメラテストを実施予定なのでご期待ください。

文/西崎 宏

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