バスや電車、新幹線、飛行機などの公共交通機関では、様々な人と乗り合わせる。そのため時に、眉をひそめるような不快な行為をする輩に不運にも遭遇してしまうこともあるだろう。
今回、総合旅行プラットフォーム「エアトリ」による、10代~70代の男女1,133名を対象にした「公共交通機関のマナー」に関する調査が実施された。すると、各交通機関でどのような行為が不快に思われているのかなどが明らかになった。
公共交通機関では、女性の方がマナーに敏感?
「公共交通機関利用時に周囲の人の行為に迷惑だと感じたことはあるか」と、尋ねる調査が行われたところ、バス・電車・新幹線・飛行機の全てで過半数の人が「とても迷惑だと感じた」または「少し迷惑だと感じた」を選んだ。
「とても迷惑だと感じた」を選んだ人が最も多かったのは「電車」(男性:39.7%、女性:42.4%)となり、次に多かった「飛行機(女性)」(23.7%)よりも16ポイント以上もの差が開いた。
また、全ての乗り物で「迷惑だと感じた」を選ぶ女性の方が多く、男性よりも女性の方が公共交通機関でのマナーに敏感であることが明らかに。
迷惑だと感じる行為、【バス・電車】は座席の座り方、【新幹線・飛行機】は過度なリクライニング
バス・電車・新幹線・飛行機それぞれで他人の行為に迷惑だと感じたことがあると回答した人を対象に、どんな行為に迷惑だと感じたか尋ねる調査が行われた。
バスの迷惑行為TOP3は、「大声での会話」(46.4%)、「座席の座り方」(45.6%)、「携帯電話での通話」(36.8%)となった。
電車の迷惑行為TOP3は「座席の座り方」(72.8%)、「大声での会話」(58.5%)、「携帯電話の通話」(56.3%)という結果に。バス・電車は、座席が長椅子の場合が多く、譲り合って座れるように「座席の座り方」を注視する人が多いのかもしれない。
新幹線の迷惑行為TOP3は、「大声での会話」(52.7%)、「過度なリクライニング」(42.1%)、「後ろからシートを蹴る」(40.2%)の順。
飛行機の迷惑行為TOP3は「過度なリクライニング」(54.4%)、「後ろからシートを蹴る」(46.7%)、「大声での会話」(38.4%)となった。
自分がゆったりと過ごせるように倒すリクライニングだが、過度なリクライニングは多くの人が迷惑に感じているようだ。倒す際はその分、後部座席の人のスペースが狭くなっている事を意識した方が良いかもしれない。