本格的な軽四駆の新型ジムニーとスタッドレスタイヤを組み合わせれば、雪道最強といっても過言ではない!?
新型ジムニーにフィットするスタッドレスタイヤをチェックしよう。
そもそも新型ジムニーにスタッドレスは必要なの?
四駆でしかも本格派のジムニーに、スタッドレスはいらないんじゃないか? と思っている人がいるかもしれない。しかし、雪道ではゴムと雪の摩擦力が小さくなるので、タイヤは滑りやすくなる。さらに、凍った路面では表面に水の膜ができて、滑りやすさが増す。
スタッドレスタイヤは低温でもしなやかさを失わない特殊配合のゴムを使い、サイピングと呼ばれる細かい切り込みによりエッジ効果を高めている。さらに、溝の形を工夫して、滑りの原因となる水膜を除去するのだ。
もちろんスタッドレスタイヤだけでは滑る時もあり、チェーンとの併用が必要な場合もあるので、スタッドレスタイヤが万能というわけではないことも覚えておきたい。
また、都道府県道路交通法施行細則や道路交通規則により、積雪や凍結時には防滑措置(滑り止めの対策)を取るよう決められている都道府県もあり、ノーマルタイヤで走ると違反になる場合もあるので留意したい。
【参考】一般社団法人 日本自動車タイヤ協会|都道府県道路交通法施行細則 又は 道路交通規則における 積雪、凍結時の防滑措置
新型ジムニーのスタッドレスタイヤのサイズを知ろう
ジムニーが純正で履くタイヤはブリヂストンの「DUELER H/T684Ⅱ」だ。サイズは175/80R16となっている。
175はタイヤの横幅を示し、175mmという意味。また80はタイヤの高さが横幅に対して80%の偏平率という意味だ。Rはラジアルタイヤを指し、16はホイールのリム径をインチで表している。
この175/80R16サイズのスタッドレスタイヤだと、新型ジムニーにフィットする。
スズキ ジムニー純正サイズのスタッドレスタイヤのおすすめ
ジムニーの純正サイズ175/80R16のスタッドレスタイヤを見ていこう。※写真のタイヤ・ホイールはジムニー用のサイズとは限りません。
ご紹介するのはアイウエオ順に、グッドイヤー、ダンロップ、TOYO(トーヨー)、ナンカン、ネクセン、ハンコック、ブリヂストン、ヨコハマのスタッドレスタイヤだ。
もしかしたら、ナンカン、ネクセン、ハンコックの3社はあまりご存じないかもしれない。
ナンカンは台湾の、ネクセン、ハンコックは韓国のタイヤメーカーで、特にハンコックは世界7位のタイヤメーカーといわれる巨大企業だ。
ジムニー純正サイズのグッドイヤーのスタッドレスタイヤ
ジムニー純正サイズのダンロップのスタッドレスタイヤ
ジムニー純正サイズのTOYOのスタッドレスタイヤ
ジムニー純正サイズのナンカンのスタッドレスタイヤ
ジムニー純正サイズのネクセンのスタッドレスタイヤ
ジムニー純正サイズのハンコックのスタッドレスタイヤ
ジムニー純正サイズのブリヂストンのスタッドレスタイヤ
ジムニー純正サイズのヨコハマのスタッドレスタイヤ
新型ジムニーに合うスタッドレスタイヤを中古で買うには?
日本では冬場以外はスタッドレスタイヤを外し、夏用タイヤに履き替えるユーザーがほとんど。そのため、スタッドレスタイヤは中古市場、オークションサイトなどへ出品されすことが多いので、お手頃価格のスタッドレスタイヤを見かけることだろう。
タイヤサイズが新型ジムニーに合っていれば基本的には使えるし、また、ホイールとのセットの場合はホイールサイズが合えばホイールごと交換ができてラクだ。
しかし、中古品の常で、トラブルや劣化が皆無とは言えない。乗客の安全を託して滑りやすくて危険な凍結路面などを走ることを考えると、安易に手を出すのは避けたい。
ちなみに、スズキ ジムニーシエラのスタッドレスタイヤのサイズは?
ジムニーシエラは1.5Lエンジンを搭載するジムニーの兄貴分だ。純正タイヤはジムニーと同く「DUELER H/T684Ⅱ」となっており、タイヤサイズは195/80R15だ。
※データは2019年8月下旬時点での編集部調べ。
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文/中馬幹弘