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意外とメリットが多くて人気急上昇!デビッドカードの作り方、使い方、クレカとの違いをおさらい

2019.10.06

メリットが多いことから近年人気のデビットカードは、ネット銀行だけでなく大手銀行の発行も増えてきており、認知度がより上昇しています。デビットカードの基礎知識や上手な活用方法、おすすめの種類などを紹介します。

デビットカードとは?

デビットカードとはどのようなカードなのか、まずはおおまかな全体像を理解しておきましょう。

銀行口座から即時引き落とし

デビットカードとは、ショッピングなどでカード支払いをおこなった際、登録している銀行口座から利用した金額だけ即時引き落としされる仕組みのカードです。

銀行口座に利用金額以上の残高があれば使えるため、わざわざ銀行から現金を引き出さずに支払いができます。

また、利用限度額は利用時の口座残高であることから、一般的なクレジットカードにありがちな使い過ぎを防ぐ効果が期待できます。

利用可能額を設定することも可能で、中学生を除く15歳以上の未成年者や、カード払いの経験が少ない人が安心して使えることもメリットです。

審査なしで使える

一般的なクレジットカードの場合は、利用にあたりクレジットカード会社による審査が必要です。

クレジットカードとはカード会員の信用を担保にお金を立て替えて支払ってくれるカードであるため、審査が必要なのは当然のことといえるでしょう。

しかし、デビットカードは自分がその時口座に持っているお金から即時引き出されるシステムであるため、単に自分の手持ち金から支払いをしているだけの形になります。

お金を借りて後払いするような仕組みではないことから審査も不要であり、一般的なクレジットカードの審査には受からないであろう自己破産者や債務整理者でもカードが持てることは、デビットカードがもつ最大の魅力ともいえるでしょう。

全国の店舗やネットショップで使える

デビットカードは現金やクレジットカードに代わり、以下のようなシーンで便利に使えます。

  • 日常的に利用するコンビニやスーパーで、クレジットカードと同様に提示し、レジに『1回払い』と伝えることで利用できます。
  • ネットショッピングをする際、『クレジットカード払い』を選択し、カード番号・有効期限・暗証番号などを入力し支払えば、口座から引き落とされます。
  • 海外のATMで利用すれば、現地通貨を引き出せます。両替所を利用する手間が省けるうえ、現金を持ち歩く必要がないため便利です。

デビットカードは大きく分けて2種類

デビットカードの種類は、『国際ブランドと提携したデビットカード』と『ジェイデビットカード』の二つに大別できます。

国際ブランドと提携したデビットカード

デビットカードには、クレジットカードの国際ブランドであるVisaやJCBが、銀行と提携して発行するタイプがあります。

例えば、Visaと提携したデビットカードであれば、Visa加盟店でカードを提示することにより使用できます。

デビットカードに付帯するブランドの主力はVisaであり、JCBは数が少ないのが現状です。

国際ブランドとは?

国際ブランドとは、世界中でいつでもクレジットカード決済が可能なシステムを提供している会社のことです。

Visa(ビザ)・JCB(ジェーシービー)・Mastercard(マスターカード)・American Express(アメックス)・Diners Club(ダイナース)の五つが、日本で有名な国際ブランドです。

国際ブランドは、店舗のみならず国や地域によっても対応している種類が異なるため、使いたい場所で使えるブランドかどうかを確認し選ぶことが重要といえます。

申し込みのいらないジェイデビットカード

ジェイデビットカードは、銀行が発行するキャッシュカードを提示し使用するタイプのデビットカードです。ジェイデビットの加盟店でのみ使用可能です。

ブランドデビットは利用にあたり申し込みが必要なのに対し、ジェイデビットは申込不要でキャッシュカードがそのまま使用できる特徴があります。

しかし、Visaだけでも4000万カ所を超える世界中の加盟店で利用できるブランドデビットに対し、ジェイデビットが利用できる加盟店は日本国内の約45万カ所に限られます。

また、ブランドデビットは24時間利用可能ですが、ジェイデビットは金融機関ごとに利用可能な時間が制限されていることもデメリットといえるでしょう。

クレジットやプリペイドとの違い

デビットカードと似た種類のカードである、クレジットカードやプリペイドカードとの違いを理解しましょう。

クレジットカードは後払い

クレジットカードは、前もってカード利用で支払った分の一部または全額を、定められた月1回の支払日にまとめて後払いするシステムのカードです。

支払い方法は一括だけでなく、分割やリボ払いも選択できます。また、ATMから現金を引き出せるキャッシング機能が備わっているものもあります。

一方で、デビットカードは、利用のたびに口座から利用額が引き落とされます。また、支払い方法は1回払いのみで、キャッシング機能がついたものは存在しません。

発行対象となる年齢は、クレジットカードは原則18歳以上、デビットカードは中学生以外の原則15歳以上です。

プリペイドカードはチャージ式

プリペイドカードは、利用する予定の金額を事前にチャージし利用するカードです。チャージした額以上の使用はできないため、使い過ぎを防げます。

一方で、デビットカードはチャージなどが要らず、銀行口座に残高があれば利用した分だけ直接引き落とされる仕組みです。

口座残高もしくは設定した利用限度額以上は利用できないため、プリペイドカード同様に使い過ぎを防止する効果が期待できます。

プリペイドカードは、原則として年齢制限なく利用可能です。また、各種国際ブランドが付帯した『ブランドプリカ』と呼ばれる種類のカードもあります。

デビットカードのメリット

デビットカードにはさまざまなメリットがあります。主なメリットの内容を理解し、より効果的に利用しましょう。

使い過ぎがなく管理がしやすい

デビットカードなら、銀行口座に入金されている残高を超えて使うことが不可能であるため、借金をして利用するクレジットカードのように使い過ぎる心配がありません。

現金を使わずに支払いができるという点では他のカード類と同じでも、所持金の範囲内でしか利用できないという点に関しては、財布からの現金払いと変わらないともいえます。

また、カードの利用ごとに即時引き落としがされるため、お金の管理がしやすい点も、デビットカードのメリットといえるでしょう。

クレジットカードの分割払いやリボ払いなどは、後払いである上に利用した金額が一括で引かれるわけではないため、お金の管理が複雑になる可能性があります。

ATMを利用することが減る

デビットカードは利用の際に銀行口座から直接引き落としされるため、ATMでお金をおろす必要がなくなります。国際ブランドが付帯したものなら、使えないショップはほとんどないといってよいでしょう。

給料が振り込まれた口座のお金をそのまま使えることは、ATMの列に並ばなくて済むことを考えれば、大きなメリットといえます。

また、ATMで現金を引き出す際、他行を利用したり時間外で利用したりする場合は、手数料が発生します。回数が重なれば、手数料だけでも結構な金額になるでしょう。

しかし、デビットカードを利用すれば、ATMでの手数料を節約できます。仕事で忙しく時間外にしかATMに行けない場合や、近くに手数料のかかるATMしかない場合は、デビットカードの利用がおすすめです。

海外旅行でも使える

海外旅行の際にデビットカードがあれば、現地のATMで自分の口座から現地通貨で引き出すことが可能です。わざわざ両替所に出向く手間が省けます。

現金を持ち歩く機会を減らせることもメリットといえるでしょう。海外旅行でありがちな、盗難や紛失といったトラブルのリスクを軽減できます。

国際ブランドが付帯しているカードなら、加盟店で提示すれば国内での利用方法と同じような手順で利用できます。

デビットカードの国際ブランドとして主流となっているVisaが付いていれば、4000万カ所を超える世界中の加盟店で利用できるため便利です。

不正利用の補償も付いている

デビットカードは銀行が発行しているものであるため、万が一不正利用が発覚した場合でも、補償制度により原則として被害額の一部または全額が補償されます。

また、カードを利用して購入した商品が、補償期間内に破損したり盗難に遭ったりした場合、補償限度額の範囲内で被害を補償してくれる『ショッピング保険』もあります。

現金が盗難に遭ったり、現金で購入した商品が破損したりした場合は、それらに対応する保険に加入する必要があるでしょう。

しかし、デビットカードなら基本的に補償が付いてくるため、安心かつお得に利用できます。

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