同世代女性では、「結婚式の招待状だからウェブ招待状に適さない」という訳でもなさそう
なお、「結婚式なら紙が常識」「2次会ならウェブで良い」という意見も複数回答見受けられたが、実際には、結婚式の招待をウェブ招待状で受け取った人のうち「紙の方が良い」と回答したのは18.5%、1.5次会・2次会のの招待をウェブ招待状で受け取った人のうち「紙の方が良い」と回答したのは18.6%とほぼ変わらない結果になっている。
続いて、送る立場だった場合はどうか、調査した。
9割弱がウェブ招待状を使ってみたいと回答
プレ花嫁、または結婚が決まっていない回答者(n=196)に、ウェブ招待状を利用してみたいかを尋ねたところ、「結婚式では使わないが、1.5次会や2次会なら使ってみたい」と回答した人が71.4%、「結婚式で使ってみたい」が17.3%で、合計88.7%の人がウェブ招待状を利用することをポジティブに感じていた。
やはり結婚式には年長者や会社関係のゲストを招待することが多いこともあり、7割以上が1.5次会や2次会での利用を想定していた。
「使わない」との回答は11.2%と1割程度にとどまった。
実際にウェブ招待状を送ったことがある人は、まだ4割弱
回答者のうち、結婚式を終えた卒花嫁と、招待状を送付済みもしくは決定済みのプレ花嫁を対象に、ウェブ招待状の利用の有無についても調査を行なったところ(n=287)、実際にウェブ招待状を利用したのは38.7%だった。
知名度は7割を超えていてもまだ6割強の人が送る側としては利用したことがない状況であることがわかった。
利用者のうち、1.5次会や2次会が85.6%、結婚式が14.4%
ウェブ招待状を利用したことがある人の内訳は、1.5次会や2次会が85.6%、結婚式が14.4%と、やはり1.5次会・2次会が圧倒的。利用したことがある人の中でも、相手によってウェブと紙を使い分ける花嫁さんも見受けられた。
結婚式でウェブ招待状を利用した人の総数は16名と少ないものの、62.5%に当たる10名が送る相手によって紙の招待状との使い分けを行なっていた。
一方、「紙の招待状がないのは失礼」「スマホやPCに慣れていないゲストがいて不安」などの意見もある中で、結婚式で全てのゲストにウェブ招待状を送った人が37.5%(6名)いたのも注目すべき結果ではないだろうか。
1.5次会や2次会でウェブ招待状を利用した人の中では、紙の招待状と併用して送り分けた人は11.6%と、結婚式と比較すると少ない結果に。1.5次会や2次会では、同世代の友人を中心に招待する新郎新婦も多く、全てのゲストにウェブ招待状を送る選択もしやすいと考えられる。
ウェブ招待状利用者が感じるメリット
最後に、ウェブ招待状を利用したことがある、もしくは利用したいと思っている人は、どのような点をメリットと感じているかを聞いた(n=285,複数回答)。
ウェディングニュースには、招待状の返事がなかなか返ってこなかったり、ドタキャンされてしまったなどで悩む花嫁さんからの相談も多く集まっている。
そんな中「出欠管理が楽にできる」ことが最も支持され84.9%の花嫁さんがメリットに感じていた。次いで、「住所を聞いたりお日柄を気にする必要もないので、送る際の手間が省ける」が68.4%、「簡単に作れるので、ペーパーアイテムよりも制作の手間が減らせる」が58.9%、「ペーパーアイテムよりも安く作ることができる」が55.8%などが続く。
新郎新婦にとっては結婚式の準備が大変なのも事実。そんな中、少しでも手間を減らしたり、節約できるのはやはり嬉しいことのようだ。
調査概要
表題:「ウェブ招待状」の利用実態調査
調査主体:ウェディングニュース
調査方法:会員向けのインターネット調査
調査期間:2019年6月19 日(水)~6月26日(水)
有効回答:結婚式を終えた、準備中、もしくは結婚を考える20代~40代女性488人
構成/ino