「金融のしくみ」を学んだ経験がある中学生は33%、高校生では48%
将来のお金について具体的な計画を立てるためには、お金に関する知識を身につけることが大切だ。では中高生は、お金についてどのような教育を受けているのだろうか。
全回答者(中学生200名、高校生800名)を対象に、家庭や学校で学んだことがある“お金の教育”の内容について尋ねる調査が行われた。
「学んだことがある」と回答した人の割合をみると、中学生では【家計管理(こづかい管理)の仕方】47.5%、【インターネットの金銭トラブルからの身の守り方】62.5%、【金融のしくみ】33.0%、【奨学金のしくみ】23.5%、【消費者の権利と責任】39.5%、【生活設計(ライフプランニング)】32.0%となっている。
インターネットの金銭トラブルからの身の守り方について学んだことがある中学生は半数以上だったが、それ以外の項目では半数以下という結果に。特に奨学金のしくみについては、学んだことがある人の割合が4人に1人となった。
高校生では【家計管理(こづかい管理)の仕方】35.0%、【インターネットの金銭トラブルからの身の守り方】56.1%、【金融のしくみ】47.5%、【奨学金のしくみ】38.1%、【消費者の権利と責任】51.3%、【生活設計(ライフプランニング)】38.3%となった。
高校生の約半数が、インターネットを介した金銭トラブルからの身の守り方や消費者の権利と責任について学んだ経験があることが明らかに。 (図17)
(図17)
中高生が“いま、すぐに欲しいもの” 3位「学力・頭脳」、2位「時間」、1位は?
全回答者(中学生200名、高校生800名)を対象に、“いま、すぐに欲しいもの”を尋ねる調査が行われたところ、「お金」がダントツ、2位「時間」、3位「学力・頭脳」、4位「パートナー・恋人」、5位「パソコン」となった。
中学生では1位「お金」、2位「パートナー・恋人」、3位「スマートフォン」、4位「時間」、5位「パソコン」「好きな有名人のグッズ」となった。中学生では、スマートフォンやパソコンといったIT機器を欲しいという人が少なくないようだ。
高校生では1位「お金」、2位「学力・頭脳」「時間」、4位「パソコン」、5位「パートナー・恋人」となった。高校生には、テストや受験を乗り越えるための学力や頭脳を手に入れたいと願う人が多いようだ。 (図18)
(図18)
全回答者(中学生200名、高校生800名)を対象に、“いま、頑張っていること”を尋ねる調査が行われたところ、1位「勉強」、2位「部活動」、3位「スポーツ」、4位「アルバイト・お金を稼ぐこと」、5位「学校生活」となった。勉強に部活動にと、日々頑張っている中高生の姿が垣間見られる結果に。
中学生では1位「勉強」、2位「スポーツ」、3位「部活動」、4位「学校生活」「推し事(アイドルなどの応援)」「恋愛」となった。他方、高校生では1位「勉強」、2位「部活動」、3位「スポーツ」、4位「アルバイト・お金を稼ぐこと」、5位「検定・資格の取得」となっていた。 (図19)
(図19)
中高生が好きなYouTuber TOP3は「はじめしゃちょー」「HIKAKIN」「東海オンエア」
全回答者(中学生200名、高校生800名)を対象に、好きなYouTuberを尋ねる調査が行われたところ、1位「はじめしゃちょー」、2位「HIKAKIN」、3位「東海オンエア」、4位「Fischer’s-フィッシャーズ-」、5位「水溜りボンド」となった。
選んだ理由として、1位のはじめしゃちょーさんについては「面白いし、カッコいいから」(女子高校生)や「自由な発想や行動力がすごいから」(男子高校生)といった理由が挙げられた。面白さや発想力に加え、ルックスのよさも魅力となっているようだ。
2位のHIKAKINについては「話がうまいから」(男子高校生)や「性格と笑顔が好き・素敵だから」(女子高校生)、3位の東海オンエアについては「ひとりひとり個性があって面白いから」(女子高校生)などの回答がみられた。 (図20)
(図20)
次に、“学校の先生になってほしい”と思う有名人を尋ねる調査が行われたところ、1位「林修」、2位「菅田将暉」、3位「櫻井翔」となった。予備校講師である林修に続いて、ドラマでの先生役が記憶に新しい菅田将暉が2位となった。 (図21)
(図21)