男子中学生が夢見る将来は? 1位「お金持ちになる」
中高生は、自身の将来に対して、どのような夢を抱いているのだろうか。
全回答者(中学生200名、高校生800名)を対象に、将来の夢を尋ねる調査が行われたところ、中学生では「好きなことを仕事にする」(49.0%)が最も高く、次いで、「素敵な相手と恋愛・結婚する」(48.5%)、「あたたかい家庭を築く」(47.5%)、「安定した毎日を送る」(44.5%)となった。
男女別にみると、男子では1位「お金持ちになる」(43.0%)、2位「素敵な相手と恋愛・結婚する」(40.0%)、3位「安定した毎日を送る」(39.0%)、女子では1位「好きなことを仕事にする」(63.0%)、2位「素敵な相手と恋愛・結婚する」「あたたかい家庭を築く」(いずれも57.0%)となった。
高校生では「好きなことを仕事にする」(47.4%)が最も高く、次いで、「安定した毎日を送る」(43.1%)、「あたたかい家庭を築く」(40.8%)、「素敵な相手と恋愛・結婚する」(40.6%)という結果に。
男女別にみると、男子では1位「好きなことを仕事にする」(40.5%)、2位「安定した毎日を送る」(34.0%)、3位「お金持ちになる」(33.8%)、女子では1位「好きなことを仕事にする」(54.3%)、2位「安定した毎日を送る」(52.3%)、3位「あたたかい家庭を築く」(51.0%)となった。 (図11)
(図11)
男子中学生が将来なりたい職業 2位「プロeスポーツプレイヤー」、1位は?
次に、全回答者(中学生200名、高校生800名)を対象に、将来なりたい職業を尋ねる調査が行われた。
中学生についてみると、男子中学生では1位「YouTuberなどの動画投稿者」(30.0%)、2位「プロeスポーツプレイヤー」(23.0%)、3位「ゲームクリエイター」(19.0%)、4位「ITエンジニア・プログラマー」(16.0%)、5位「社長などの会社経営者・起業家」(14.0%)となった。男子中学生にはYouTuberが人気の職業となっているようだ。
女子中学生では1位「歌手・俳優・声優などの芸能人」(18.0%)、2位「絵を描く職業(漫画家・イラストレーター・アニメーター)」(16.0%)、3位「医師」(14.0%)、4位「公務員」「看護師」(いずれも12.0%)という結果に。アイドルや声優など、芸能界に憧れる女子中学生は多いようだ。
2017年の調査結果と比較すると、男子中学生では2017年の調査で7位だった「学者・研究者」や9位だった「教師・教員」「医師」、女子中学生では2017年の調査で6位だった「保育士・幼稚園教諭」は、2019年の調査では10位圏外に。中高生の中で、教育関係職や医師の人気が下がってきていることがうかがえる結果となった。 (図12)
(図12)
高校生についてみると、男子高校生では1位「ITエンジニア・プログラマー」(20.8%)、2位「社長などの会社経営者・起業家」(16.8%)、3位「YouTuberなどの動画投稿者」(12.8%)、4位「ゲームクリエイター」(12.3%)、5位「ものづくりエンジニア(自動車の設計や開発など)」(11.3%)となった。
女子高校生では1位「公務員」(15.0%)、2位「看護師」(11.0%)、3位「歌手・俳優・声優などの芸能人」(8.8%)、4位「カウンセラーや臨床心理士」(8.5%)、5位「会社員」(8.0%)という結果に。
2017年の調査結果と比較すると、男子高校生では2017年の調査で10位圏外だった「社長などの会社経営者・起業家」が2位となった。会社のトップである社長・起業家を目指したいと考える男子高校生が増えているのではないだろうか。 (図13)
(図13)
30歳時点の目標年収のイメージ 中学生は平均854万円、高校生は平均761万円
中高生は、将来のお金について、どのような目標や理想をもっているのだろうか。
まず、30歳時点の目標年収を尋ねる調査が行われた。目標年収のイメージをもっている人(674名)の回答をみると、中学生の平均額は854万円、高校生の平均額は761万円だった。 (図14)
(図14)
次に、30歳時点の目標貯蓄額を尋ねる調査が行われた。目標貯蓄額のイメージをもっている人(635名)の回答をみると、中学生の平均額は1,075万円、高校生の平均額は921万円だった。 (図15)
(図15)
また、30歳時点の理想のおこづかい金額(月額)を尋ねる調査が行われた。理想のおこづかい金額のイメージをもっている人(664名)の回答をみると、中学生の平均額は7.3万円、高校生の平均額は5.9万円だった。 (図16)
(図16)