中高生の頃、あなたがなりたかった職業はなんだっただろうか?
そしてその目標は今、叶っているだろうか?
そんな「なりたい職業」を含む、「中高生が思い描く将来についての意識調査」がこのたびソニー生命保険により行われたので、紹介していきたい。
自身の将来のイメージ「10年後は明るい」中学生では57%、高校生では45%
はじめに、全国の中高生1,000名(中学生200名、高校生800名)(全回答者)を対象に、自身の将来(1年後、3年後、10年後)について、明るい見通しをもっているか、不安を抱いているか尋ねる調査が行われた。
中学生についてみると、『明るい(計)』(「明るい」と「どちらかといえば明るい」の合計、以下同様)は、【1年後の自分】では60.0%、【3年後の自分】では54.5%、【10年後の自分】では57.0%となった。
高校生についてみると、『明るい(計)』は、【1年後の自分】では52.9%、【3年後の自分】では48.3%、【10年後の自分】では45.1%という結果に。
中学生、高校生ともに、自身の1年後に対しては明るい見通しをもっている人が多数派だったが、3年後と10年後については意識の違いがみられ、中学生では明るい見通しをもてるという人が多数派となっているのに対し、高校生では明るい見通しをもてるという人は少数派という結果に。 (図1)
(図1)
次に、全回答者(中学生200名、高校生800名)を対象に、10年後の日本や世界に対して、どのような見通しをもっているか尋ねる調査が行われた。
中学生についてみると、『明るい(計)』は、【10年後の日本】では33.5%、【10年後の世界】では38.0%となった。10年後の日本や世界に対して明るい見通しをもてる人は少数派のようだ。
高校生についてみると、『明るい(計)』は、【10年後の日本】では26.4%、【10年後の世界】では29.4%と、いずれも中学生の回答より低い割合に。 (図2)
(図2)
ここで、【10年後の日本】の見通しについて、『明るい(計)』と回答した人の割合を2017年の調査結果と比較すると、中学生では2017年38.5%→2019年33.5%、高校生では2017年31.4%→2019年26.4%と、いずれも5.0ポイント下降している。10年後の日本に明るい見通しをもてるという中高生は減っているようだ。 (図3)
(図3)
「自分の10年後を具体的に考えている」中学生は18%、2017年調査結果から8ポイント下降
では、中高生は、自身の将来について、具体的なイメージをもっているのでしょうか。
全回答者(中学生200名、高校生800名)を対象に、自分の10年後を具体的に考えているか尋ねる調査が行われたところ、中学生では「具体的に考えている」が17.5%、「具体的ではないが、考えたことがある」が64.0%となり、合計した『考えたことがある(計)』は81.5%だった。
また、高校生では「具体的に考えている」が20.0%、「具体的ではないが、考えたことがある」が60.1%となり、合計した『考えたことがある(計)』は80.1%だった。中学生、高校生ともに、具体的に考えている人は少ないものの、漠然とイメージしたことがある人は多いようだ。
2017年の調査結果と比較すると、「具体的に考えている」と回答した人の割合は、中学生では2017年25.5%→2019年17.5%と、8.0ポイント下降した。 (図4)
(図4)