真夏は涼しく、真冬はあたたかく。アレンジ自在の大型シェルター
まず、ワンポールの変型シェルターであるSKYPILOTとMORNING GLORYをチェック。
SKYPILOTはメインポールで構成する四角錐を基本とし、4方向にサブポールを4本追加することで、上部空間にゆとりを持たせている。また、フロントウォールは垂直に立ち上がっていてメッシュパネル付き。サイドウォールは地面まで閉じてよし、左右に広げてもよし。全閉から開放までいろいろなアレンジができる。
MORNING GLORYのサブポールはフロントに3本追加している。
フロントが高くなった独特のデザインだ。別売のインナーテントは後方に取り付け、リビング部分にゆとりを持たせていることがよくわかる。また、バックパネルを閉じた状態ならサイドパネルを開くことができる。前後以外にも出入り口を作れるので、内部レイアウトの自由度が増す。
SKYPILOTは上部ベンチレーターを装備。スティック状のタブを使い、開閉できるのが便利だ。下部はスカートを装備しており、暑い時期は巻き上げてもいい。
MORNING GLORYは上部と下部にベンチレーターを装備。
インナーテント(2人用)を用意しているのはMORNING GLORYのみ。インナーテントの出入り口用パネルは、写真のようにセンターポール側に巻けるのでスッキリまとまる。装着は吊すだけなので、簡単だ。
雨で濡れた大型テントのフロアは乾かすのも大仕事。そのため、あえてインナーを装着せずコットで眠るユーザーや、扱いやすい小型テントのフライをはずしてシェルターに入れるユーザーが多い。SKYPILOTにもインナーテントがあるといいように思うが、6〜8人利用を想定したSKYPILOTではインナーなしのほうが現実的だ。
SKYPILOTとMORNING GLORYのフロント出入り口は、低温下でも凍結しづらいビスロンジッパーを採用。すそのスカートとともに冬キャンプでの不安を軽減する設計となっている。