世界に比べて現金主義者が多いといわれる日本。お財布にいくらかお札&小銭が入っていないと不安という価値観から抜け出せない人は少なくないはずだ。
しかし、それでも着々とキャッシュレス化が浸透しつつあるという事実が今回、株式会社インフキュリオン・グループが20,000人の消費者を対象に行ったキャッシュレス決済に関するアンケート調査によって明らかになった。
ブランドデビットとブランドプリペイドの利用が5年連続で増加。ブランドデビットの利用率は昨年比約2割増
全回答者を対象に「利用しているサービス」を尋ねる調査が行われたところ、クレジットカードが77.9%でダントツの1位に。
以降、「電子マネー」(49.4%)、 「ブランドデビット」(12.2%)、「QRコード決済アプリ」(11.6%)、「ブランドプリペイド」(10.4%)と続いた。なお、「QRコード決済アプリ」は、今年から調査が開始されている。
■各カテゴリーのうちいずれかのサービスを「利用している」と回答した割合(n=20,000)
キャッシュレス派vs現金派、多いのはどっち?
全体調査では、「キャッシュレス派」が47.9%、「現金派」が52.1%となった。また、年齢が高くなるにつれ「キャッシュレス派」の比率が増え、最もキャッシュレス決済を利用しているのは男女ともに60代との結果に。
■「キャッシュレス派」・「現金派」 性年代別比率
また、都道府県別にみると、「キャッシュレス派」の多い都道府県TOP3は、3位「神奈川県」&「三重県」(53%)、1位「千葉県」となった。
■「キャッシュレス派」・「現金派」の比率による都道府県ランキング(キャッシュレス派上位15位まで)
QRコード決済アプリの利用率は11.6%。1位はPayPay、2位は楽天ペイ、3位はLINE Pay、4位はd払いと続く
QRコード決済アプリの利用率は11.6%で、ブランドデビット(12.2%)に迫る結果となった。また、利用アプリのランキングでは、PayPayが47.9%で利用率1位に輝いている。
■調査対象2万人のうち、QRコード決済アプリ利用者は11.6%(2,326人)
■QRコード決済各アプリの利用率(QRコード決済アプリ利用者ベースn=2,326)