筆者がおすすめしたいintimeのモデル
最後に、筆者が特におすすめしたいintimeのモデルを紹介する。intimeシリーズは、全6シリーズで展開されており、それぞれに得意とする音域や特徴が異なる。intimeが気に入った方は、他のモデルも購入して、聴く曲・ジャンルによって使い分けると、さらに楽しみ方が広がるはずだ。
intime碧 -SORA Light- 2019 Edition 3,999円(税込)
intime 碧 -SORA Light- 2019 Editionは、筆者が一目惚れならぬ「一聴惚れ」したイヤホン。その音質の良さと価格の安さに驚いたが、実際にeイヤホン秋葉原店では、人気イヤホンとして12週連続で1位の記録を残したという。
音楽を流してすぐに気付くのは、音のクリアさ。今まで聴こえなかった、曲の細部までクリアに聴こえてくる。ボーカルのリバーブ(エコー)の余韻も心地よい。音に立体感が感じられ、全音域のバランスも絶妙だ。intimeのエントリーモデルであるため、まずは同製品から試してみることをおすすめする。
intime碧 -SORA Light- Ti3 19,980円(税込)
碧 -SORA Light- Ti3は、2019年8月に発売されたばかりの最新作。碧 -SORA-の上位モデルとして登場した同製品は、”沈み込むような低音”と”圧倒的な立体感”が特徴だ。
ベースやバスドラのアタックが心地良く聞こえるため、低音の楽器が活躍する音楽によく合う。ベーシストやドラマーにもおすすめしたい。特に、指弾きのベースをミュートする際の「息遣い」が伝わってくるような臨場感は、他ではなかなか味わえない感覚だ。
高級感のある箱には、革製のケース、イヤーピース用の入れ物が付属されている。
intime 轟 -GOU- 12,960円(税込)
ロックを中心とした「バンド音楽」を中心に聴く方におすすめしたいのが、intime轟 -GOU-。「刺激的な音作りを具現化した」という同モデルは、キレのある重低音が最大の特徴だ。低音を重視していながらも、全体の音のバランス・音の美しさは損なわれていない。intimeが気に入った方にとっては、「2本目」の有力な選択肢になるだろう。
intimeを「まずは視聴してみたい」という方は、ヨドバシカメラ・eイヤホンを訪れてみよう。公式サイト、eイヤホンWEB本店、ヨドバシ.comからも購入可能だ。
【取材協力】
オーツェイド株式会社 代表取締役社長 渡部嘉之氏
http://intime-acoustic.jp/
取材・文/久我裕紀