■連載/ムッシュ・フジタの5分でできるおつまみレシピ
最近巷で『〇〇の塩炒め』というメニューを目にします。普通に『〇〇の炒め物』と言われるより、なんだかお洒落で美味しそうに感じますよね。僕個人的にも塩炒めというメニュー名はいい表現だなと思います。ちなみに、普通に考えたら料理に塩を入れるのは当たり前のことなのですが、なぜわざわざ塩炒めと表現するのか。それは、「しっかりと塩を効かせてパンチのある味にしてますよ」というアピールが込もっているような気がします。でも、そのパンチを効かすにはやっぱり塩だけじゃ足りないのが事実で…。それあたりが料理の妙ってやつですね。今回はそこに注目してご覧頂ければと思います!
それでは、さっそく作り方を紹介しましょう!
用意する食材はコチラ!
鶏むね肉の塩炒め
-材料- 原価
・鶏むね肉 1枚(138円)
・きゅうり 1本(78円)
・にんにく 2欠片(20円)
・カシューナッツ 20g(100円)
・サラダ油 適量
・塩 少々
・ブラックペッパー 少々
・鶏がらスープの素 小さじ1~2
・料理酒 大さじ2
(材料費 約336円。調味料等は材料費に含めず)
それでは、お料理タイムアタック、スタート!
【0:00スタート】
1、鶏むね肉の皮を剝ぎ、一口サイズの削ぎ切りにする。切った物には塩、ブラックペッパーを振っておく。
★POINT
鶏むね肉はもも肉に比べて脂が少ないので食べた時に弾力を感じます。いわゆる硬い歯ごたえというもの。なので、厚みを持たせて切ってしまうとより硬さを感じるので薄く削ぎ切りにしましょう。また、塩は少ししっかり目に振りますが、あくまで下味の範疇に抑えましょう。ここで強く入れ過ぎてしまうと後に加える鶏がらスープの素の塩分も乗って辛くなり過ぎてしまうので注意です。
【1:00経過】
2、きゅうりは縦1/4に切ってから、長めの乱切りにする。
★POINT
これぐらいのサイズが今回の鶏肉の削ぎ切りとの相性がいいと思います。好みでスライスにしたり、ゴロゴロの乱切りにしても構いません。
【1:30経過】
3、にんにくはスライスにする。
【2:00経過】
4、フライパンを火にかけて温め、サラダ油、にんにく、鶏むね肉を加えて炒める。
★POINT
鶏肉はフライパンの中で重ならないように1枚づつ広げて丁寧に焼きましょう。フライパンを揺すって炒めるのではなく、1枚づつステーキを焼いているようなイメージで表裏しっかりと焼きます。