日比谷線、2両編成となり熊本を走る
黒髪町駅から1駅乗車すると車両基地のある北熊本駅に到着する。ここには以前、上熊本駅~北熊本駅間で走行していた「5000形」という車両が留置されている。
こちらの車両も東京にゆかりがある車両で、かつて東急電鉄で運行されていた車両だ。そして現在、渋谷ハチ公前に置いてある車両もこの5000形と同じ車両だ。
その姿から「青ガエル」の愛称で親しまれ2016年まで熊本電鉄では活躍しており、現在では乗客を乗せて営業路線を走ることはできないが、今でも走行することができる「動態保存」という状態になっており、イベント時など公開されている。
熊本電鉄の中心駅である北熊本駅
熊本電鉄では自転車を車内に持ち込むことも可能(条件あり)
車庫で休む「青ガエル」5000形。渋谷の待ち合わせスポットにも同車両がある
北熊本駅で乗り換えてJR、市電の接続駅である上熊本駅に向かう路線では、これまた東京の地下鉄で活躍していた車両が登場する。しかもこの車両は現在でも東京メトロ日比谷線で活躍している車両だけに、見たことがある人もきっと多いはず。
熊本電鉄では今年から運行を開始したニューフェイスで、熊本電鉄向けに改造はされているものの、東京メトロ時代の広告や車両表記などもまだ残り、その違和感がまた面白い。
日比谷線の車両が登場。行き先に注目!
こちらは東京メトロ日比谷線の同形式の車両。新型に置き換わりつつある
整理券発券機が付けられているが、ほぼ東京メトロ日比谷線当時のままの車内
東京メトロのクレジットカード広告がまだ残っている