エプソンは、家庭用インクジェットプリンターの新商品として本体に大容量インクタンクを搭載した「エコタンク搭載モデル」をはじめ、「カラリオプリンター」など全9機種11モデルを8月1日より順次発売を開始した。価格はすべてオープン。
エコタンク搭載モデルの新製品は、「EW-M752T」と「EP-M552T」の2機種。インクボトルは標準の「使い切りサイズ」と「増量サイズ」の2種類を用意し、A4カラー文書1枚あたりの印刷コストは「増量サイズ」で約2.7円(税別)、「使い切りサイズ」で約2.9円(税別)と低印刷コストを実現。
印刷できるページ数は「使い切りサイズ」でA4カラー文書約1,000ページ、「増量サイズ」では、約3,700ページの大量プリントが可能だ。
また、インクタンクがプリントヘッドに搭載されているオンキャリッジ式を採用し、コンパクトなデザインを実現。手が汚れにくい「挿すだけ満タン」インク方式なのでインクの充填も簡単なうえ、本体前面に新たにインク残量の有無を確認できるLEDを配置。インクの状態が一目で確認できるので便利だ。
両モデルともA4対応複合機となり、「EW-M752T」は顔料・染料2本のブラックインクを含む合計5色インク、「EP-M552T」は4色染料インクに対応。発売日は10月24日。予想市場価格は「EW-M752T」が3万円台後半(税別)、「EP-M552T」が2万円台後半(税別)。
「EW-M752T」
「EP-M552T」
カラリオプリンターの新商品は、「EP-982A3」「EP-882AW/AB/AR」「EP-812A」「EP-712A」「EW-452A」「EW-052A」の6機種8モデル。全機種がスマホからプリンターをコントロールできるアプリ「Epson Smart Panel」に対応、写真や文書などのコンテンツを簡単に印刷することができる。
また、写真を自動判別してきれいなプリントに仕上げてくれる「オートフォトファイン!EX」機能に「逆光モード」を追加し、白飛びと黒つぶれしたエリアをきれいに補正。さらに、「EP-982A3」「EP-882AW/AB/AR」「EP-812A」「EP-712A」には、普通紙でも写真や文字を色鮮やかにプリントできる「色あざやかモード」も搭載する。
発売日はすべて8月1日。実勢価格はA3対応複合機/6色インク/4.3型ワイド液晶モニターの「EP-982A3」が33,000円前後(税別)、A4対応複合機/6色インク/4.3型ワイド液晶モニターの「EP-882AW/AB/AR」が32,000円前後(税別)、A4対応複合機/6色インク/2.7型液晶モニターの「EP-812A」が24,000円前後(税別)、A4対応複合機/6色インク/1.44型液晶モニターの「EP-712A」が18,000円前後(税別)、A4 対応複合機/4色インク/1.44型液晶モニターの「EW-452A」が13,000円前後(税別)、A4対応複合機/4色インクの「EW-052A」が8,000円前後(税別)。
「EP-982A3」
「EP-882AW/AB/AR」
「EP-812A」
「EP-712A」
「EW-452A」
「EW-052A」
ハガキプリンターの新製品は「PF-81」の1機種。来年の干支である「ねずみ」のデザインを中心に、毎年使える十二支分のデザインを収録し、9.0型の大画面タッチパネル液晶を搭載し、キーボードを付属。パソコンなしで手軽にオリジナルの年賀状を作成することができる。また、新元号「令和」にも対応する。発売日は9月19日。予想市場価格は5万円台中盤(税別)。
「PF-81」
構成/立原尚子