エアコンの節電対策、8割超が「している」 -2大対策は「高めの温度設定」「扇風機やファンとの併用」
次に、エアコンの節電対策について聞いたところ、8割超の人が何らかの対策をしていることがわかった(図表4)。
図表4
2大対策は「高めの温度設定」と「扇風機やファンとの併用」でそれぞれ選択率は約4割。そもそも「なるべくエアコンを使わない」ことで節電している人が3割弱いる一方、一度つけたら「つけたり消したりせず短時間の外出ではつけたまま」というエアコンの特性を理解した上での節電対策をしている人が2割という結果だった。
エアコン・送風家電使用者の8割強は「併用」 -2大併用目的は「室内をまんべんなく冷やす」「電気代の節約」
節電対策として2位にランクインした「扇風機やファンとの併用」。全体の7割超もの人が、自宅で使用する家電としてエアコン(冷房/除湿)を選択し、かつ扇風機/ファン/サーキュレーター/シーリングファンも選択していた。
そのうち、エアコンと各種送風家電との併用について聞いたところ(図表5)、「ほぼいつも併用」「併用することもある」をあわせて8割強の人がエアコンをかけている間、同時に扇風機やファンなどの送風家電もかけていることがわかった。
図表5
併用の目的として、「電気代の節約」は2位で、1位は6割強が選択した「室内をまんべんなく冷やす」。また、「エアコンによる体への負担軽減」も3割超の回答があった。より体にも財布にもやさしく、快適に夏を過ごすためにエアコンと各種の送風家電を併用することはすっかり定着している様子がわかる。
では、それぞれの併用目的は実際どれくらい効果が感じられているのか。
「とても効果を感じる」~「まったく効果を感じない」の5段階で聞いてみた(図表6)。
図表6
「電気代の節約」以外の併用目的では、8割前後の人が「効果を感じる」と回答。とりわけ「洗濯物を乾かす」目的で併用している人の効果実感は高い様子。「電気代の節約」も、他の目的より「どちらともいえない」と感じている人が多い一方で、約2割の人が「とても効果を感じる」と回答しており、併用の有無による電気代の違いを実感している人も一定いることがわかった。
調査地域:日本全国
対象者条件:20~69 歳の男女
標本抽出方法:弊社「キューモニター」より抽出しアンケート配信
ウェイトバック:性年代構成比を、2015年度実施国勢調査データをベースにウェイトバック
標本サイズ:n= 3,627
構成/ino