住宅ローンの繰り上げ返済の金額
では、住宅ローンの繰り上げ返済の金額はどうすべきだろうか? 以下で確認したい。
住宅ローンの繰り上げ返済はいくらからできる?
結論から言うと、繰り上げ返済を1円からできる金融機関もある。また、1万円以上1万円ごとの設定など繰上返済の額は様々だ。しかし、繰り上げ返済に手数料を設定している場合もあり、少額を繰り返すと返済手数料で損をしてしまうこともあるので注意したい。
住宅ローンの繰り上げ返済の手続き方法
実際に住宅ローンの繰り上げ返済をする時の手続き方法をみていこう。
住宅ローンの繰り上げ返済の手続き方法【三菱UFJ銀行の場合】
ここでは、例として三菱UFJ銀行の手続き方法を確認したい。
三菱UFJ銀行で一部繰り上げ返済を行う場合、「最終返済期限繰り上げ方式」と「返済額再計算方式」の2種類から選べる。
申し込みは平日17時までの「テレフォンバンキング」、平日18時までで土曜・祝日も対応時間を設定する「テレビ窓口」、平日9時〜15時に対応の「店頭窓口」、24時間いつでも申し込める「インターネット手続き」の4つがある。
借入金の全額を繰り上げ返済する場合は「期限前完済」となり、こちらは「店頭窓口」「インターネット手続き」「テレビ窓口」の3タイプが利用できる。後述するが、期限前完済には手数料が必ずかかるので確認したい。
住宅ローンの繰り上げ返済の手数料はいくら? 無料の場合もあるの?
繰り上げ返済をする場合、気になるのは手数料だろう。ここで再び三菱UFJ銀行を例示したい。
住宅ローンの繰り上げ返済の手数料【三菱UFJ銀行の場合】
繰り上げ返済の手数料は、一部繰り上げ返済の場合と、期限前に完済する場合で異なる。
「一部繰上返済手数料」は、インターネットでの申し込みは無料。電話、テレビ窓口では5400円、窓口では1万6200円となる(税込み・税率8%適用時。以下同)
「期限前完済手数料」は、インターネットでの申し込みの場合は1万6200円、テレビ窓口では2万1600円、窓口では3万2400円となる。
双方とも上記以外に保証会社事務手数料1万800円(インターネットを利用する申込時は無料)がかかるが、こちらは戻し保証料の範囲内で差し引かれる。
住宅ローンの繰り上げ返済で保証料はどうなるの?
保証料を保証会社に一括前払いで支払っている住宅ローンを、繰り上げ返済して返済期限を短縮する場合、当初支払う予定の金額から圧縮された期間を計算した保証料が返戻されることがある。これを戻し保証料といい、通常は事務手数料を引いた差額が戻ってくる。