プラットフォームはAクラスと共通だが、キャラクターは全く別物
新プラットフォームはAクラスの共用するものの、クルマのキャラクター、実用性はけっこう異なる。特に後席の居住性とラゲッジスペースの使い勝手に差があると言っていい。
後席を比較すると、Aクラスはシートクッション長約460mm、フロアからシート先端までの高さ(ヒール段差)約300mmに対して、Bクラスは同約490mm、370mmと、シート幅は同等なものの、よりゆとりある、いす感覚の掛け心地(立ち上がり性に優れる)が得られるのだ。ちなみにCクラスは同約490mm、320mmである。
ラゲッジスペースはフロア奥行き、フロア幅こそ同等だが、Bクラスは全高の余裕から高さ方向がたっぷりしていて、5名乗車時の容量はAクラスの370Lに対してBクラスは455L。さらに開口部高がAクラスの約670mm、フロアとの段差約120mmに対して、Bクラスは開口部地上高約630mm、段差なしと、まるでステーションワゴンのように使える点がポイントだ。
後席は4:2:4分割で、中央の2部分を倒せばラゲッジスペースとのアクセスも容易。後席エアコン吹き出し口も完備するから、エアコンの風が届きやすくなり、飼い主とのアイコンタクトが容易になるラゲッジスペースに愛犬を乗せてドライブすることも可能となる。
新型BクラスはSクラスに準じる先進安全支援システムを搭載する。自動ブレーキ、ACCやブラインドスポットモニターなどを含むレーダーセーフティパッケージはOP扱いとなっているが、実は、日本仕様はほぼ全車にレーダーセーフティパッケージが装備済みで輸入され、現在、半額キャンペーンを行っている(24万5000円→12万2500円/B180)というのが実情である。
また、運転席の頭上にあるSOSとmeボタンによって、24時間緊急通報サービス(エアバッグ展開時は自動通報)、24時間故障通報サービスもオペレーターを介して利用できるから、安心度は極めて高い。