エアコンに搭載されている「自動運転・自動掃除」の機能は、どこまで自動で行ってくれるのかご存じですか? AIが豊富なセンサーで過去の運転内容を学習し、分析しながら行う「自動運転」や、自動でホコリを取ってくれるため、フィルター掃除をする手間が省ける「自動掃除」機能など、エアコンの「自動」機能は性能が高くなっています。
ここでは、ダイキンのエアコンうるさら7 AN22WRS-Wを参考に、自動運転や自動掃除機能を詳しくご紹介します。
エアコンの自動運転のメリットとは? AIが好みの温度を学習する
冷房や暖房、除湿などの設定を自動で行ってくれる自動運転は、室温の調節に必要な情報をセンサーで検知し、部屋を快適な温度に保ってくれます。温度調節の手間を省くだけでなく、床や壁からの輻射熱も考慮に入れて温度を設定し、AIが今までの運転状況を学習して、部屋の環境や状況に合わせて最適な温度設定を保ってくれます。ここでは、エアコンで自動運転を使用する時のメリットや特徴をご紹介します。
エアコンの自動運転とは? AIを搭載して快適温度を分析する
エアコンの自動運転モードは、季節や屋外・屋内の各温度をセンサーで感知し、最適なモードを冷房や暖房、除湿から自動で選び、運転してくれるモードです。(搭載しているセンサーによって性能に違いがあります。)また、AI快適自動運転が搭載されているエアコンでは、床や壁の温度や過去の運転から快適な設定を学習し、部屋の状況や在室人数などに合わせて、自動で快適な温度に調節してくれます。
エアコンの自動運転は何度設定? センサーによって違う設定温度
降雪や日差しなどで壁温度が変化した場合、固定センサーで床温度を検知していると、床や壁からの輻射熱(風や温度の影響を受けずに直接伝わる熱(太陽熱など)のこと)が伝わってしまい、自動運転の設定温度では暑く感じることがありますが、床と壁を可動センサーにすることで、輻射熱を推測し、除湿運転と合わせて、空間全体を快適な温度に保つことが可能になっています。
エアコンの風量は「自動」運転が省エネになるって本当?
エアコンの風量設定には、微風/弱風/自動などがありますが、省エネにエアコンを使用したい場合には、「自動」がおすすめです。エアコンはスイッチを入れた時に、設定温度に近づくために部屋を強力に冷やしますが、多く電力を消費してしまいます。また、微風や弱風のままでは、使用時間が長くなって電気の消費量が増えてしまうため、部屋が冷えるまでは強風で、その後は微風に自動で切替してくれる「自動」機能が効率よく、省エネに使用できる設定です。
エアコンの自動運転を使用しても暑い・寒い場合は?
エアコンの自動運転を使用しても暑い・寒い原因は、冷たい空気は下に、暖かい空気は上に移動するので、部屋の温度にムラができ、部屋の空気が循環していない可能性があります。風を身体に当てるように方向を変え、風量を強くするか、サーキュレーターなどを使って空気の循環を促すと、部屋全体の温度を均一にし、早く適正温度に達することができるため、電気代の節約にもなるのでおすすめです。
エアコンの自動掃除はどこまで洗浄してくれる?
ダイキンのエアコンの自動掃除機能は、放電と洗浄で内部を清潔に保つだけでなく、熱交換機のセルフウォッシュやフィルターの自動お掃除など、機能が豊富に搭載されています。機能をフルに活用することで、基本的にフィルター掃除のお手入れが必要のない製品も販売され、自動掃除機能の性能は高くなっています。ここでは、「ストリーマ」を使用したエアコン内部のカビ抑制機能や、自動掃除機能のアリとナシでは何が違うかをご紹介します。
エアコン掃除のおすすめ機能「自動洗浄」とは?
ダイキンのエアコンは内部を清潔に保つため、「ストリーマ」で熱交換機や吹き出し口の内部のカビを抑えた後、送風運転・暖房運転を行い内部を乾燥してくれます。さらに、空気洗浄フィルターで捕えたカビや花粉、ダニの死がいなどのアレル物質に「ストリーマ」を照射し、部屋の空気も清浄してくれます。(「ストリーマ」とは、酸化分解力を持ったプラズマ放電の1種で、およそ10万℃の熱エネルギーに匹敵する分解力があります。)
エアコンの自動お掃除機能「セルフウォッシュ熱交換器」
油をはじく「親水・撥油エクストラハイドロコート」とサビにくい「高耐食樹脂皮膜」、「耐食クロメート皮膜」を採用した熱交換器フィンは、冷房・除湿運転で発生する水を利用してこびり付く汚れを浮かし、自動で洗い流してくれるので、熱交換機を清潔に保つことができます。
ダイキンのエアコンはフィルターも自動掃除してくれるため、お手入れ不要
エアコンが積算で約1日分の運転をすると、停止した後、フィルターに付いたホコリを自動的にブラシがかきとり、ダストボックスで回収してくれます。ダストボックスに溜まったホコリを捨てるだけで掃除が完了し、最大約0.03円の電気代で行えるので、簡単かつ省エネに自動掃除機能が使用できます。
エアコンの自動掃除機能は必要? ない場合はどうする?
フィルターの自動掃除機能が無い場合は、約2週間に1度、掃除機か水洗いでフィルターのお手入れが必要です。自動掃除機能が搭載されている場合は、基本的にフィルターのお手入れは必要ありませんが、ストリーマーユニットを約2か月半(1800時間以上の運転後)に1度、お手入れする必要があります。お手入れの頻度で見ると、自動掃除機能付きの方が少なく、手間がかかりません。
【参考】DAIKIN エアコンのお手入れ
自動掃除機能が付いたダイキンのエアコン「うるさら7 AN22WRS-W」
DAIKIN ルームエアコン うるさら7 AN22WRS-W
AI快適自動運転や自動掃除機能、冷房・暖房に合わせた様々な気流が使用できる高性能なエアコン。加湿機能が搭載している「うるさら7」は、外の空気中の水分を取り込むことで、給水なしで加湿ができるので、乾燥しやすい冬場に活躍します。
【参考】DAIKIN公式 製品詳細ページ
性能が高くなっている自動運転や自動洗浄機能を使用して、操作や掃除の手間を省き、快適な空間作りをエアコンにまかせてみてはいかがでしょうか。
※データは2019年7月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/Sora