DIME MAGAZINE
世界5大ウイスキーの1つに数えられる、スコッチウイスキー。スコットランドで製造されたウイスキーを総称し「スコッチ」と呼ぶが、スモーキーな香りで複雑な味わいのものからフルーティーで爽やかな風味のものまで、作られる蒸留所によりその味わいや香りは大きく異なる。
本記事では、価格の安いもの・初心者でも飲みやすいもの・シングルモルト、それぞれのおすすめスコッチを紹介する。熟成期間の違いや、おすすめの飲み方にも注目してみよう。
【目次】
価格の安いスコッチ
最初に、価格の安いスコッチを紹介する。安価なものでもそれぞれ個性があるため、味の違いを比較して、自分好みの銘柄を見つけてみよう。
デュワーズ ホワイトラベル
デュワーズ ホワイトラベルは、ウィスキーの消費大国アメリカでシェアNo1のスタンダードなスコッチ。1846年創業のデュワーズは世界のトップブランドであり、日本のバーテンダーからも高い支持を得ている。
スパイシーでありながらマイルドな味わいで、そのバランスは絶妙。ハイランドのアバフェルディをキーモルトとして使用している。
出典 公式サイト｜デュワーズ ホワイトラベル
ホワイトホース ファインオールド
ホワイトホース ファインオールドは、上質な味わいのスコッチ。フレッシュな香りとまろやかさのバランスが良い。コストパフォーマンスが高く、低価格でありながら上質な味を楽しめるのが魅力だ。
飲み方は、ホワイトホースファインオールドとソーダ水を1:4の割合で割るハイボールがおすすめ。花や蜂蜜のような、やわらかな香りを感じられるのも特徴だ。
出典 公式サイト｜ホワイトホース ファインオールド
タリスカー 10年
タリスカー 10年は、「男性的な味わい」のスコッチ。柑橘系の甘さとピートのスモーキーな香りを楽しめる。ドライフルーツのような豊かな甘みと、ペッパーを感じる情熱的な味わい。
食欲をそそる、甘みを伴ったフィニッシュが特徴。ハイボールにおすすめ。
出典 公式サイト｜タリスカー 10年
ラフロイグ シングルモルトウイスキー セレクトカスク
ラフロイグ シングルモルトウイスキー セレクトカスクは、世界中で愛されているスコッチ。ペドロヒメネスやヨーロピアンシェリー、アメリカンバーボン樽で熟成された多彩な原酒をブレンドしている。
ヴァージンアメリカンオーク樽で後熟をして、スモーキーでありながらココナッツやバニラの甘みを感じる香りも特徴的。味わいはドライで滑らか。
出典 公式サイト｜ラフロイグ シングルモルトウイスキー セレクトカスク
初心者でも飲みやすいおすすめスコッチ
ここでは、初心者でも飲みやすいスコッチを紹介する。初めてスコッチを飲む方には、フルーティーで爽快な味わいのものがおすすめだ。爽やかな口当たりで、スコッチの奥深さを楽しめるものを見つけてみよう。
ザ・マッカラン シングルモルトウイスキー 12年
ザ・マッカラン シングルモルトウイスキー 12年は、華やかでラグジュアリーな味わいを楽しめるスコッチ。厳選されたシェリー樽で、最低12年間熟成させた原酒のみを使用している。シェリー樽原酒由来のドライフルーツを思わせる甘みと、かすかなスパイスを感じる香りも魅力。重厚感がありながら飲みやすい。
出典 公式サイト｜ザ・マッカラン シングルモルトウイスキー 12年
ティーチャーズ ハイランドクリーム
ティーチャーズ ハイランドクリームは、長年愛され続けている歴史あるスコッチ。1863年に誕生し、150年以上に渡り世界中で親しまれている。
アードモアモルトをキーに、およそ30種類のモルトウイスキーを使用。スモーキーでありつつも、リンゴや洋梨を思わせる甘い香りも楽しめる。穀物のコクとシルクのような優しい味わい。
出典 公式サイト｜ティーチャーズ ハイランドクリーム
ザ・グレンリベット 12年
ザ・グレンリベット 12年は、スムースな口当たりで飲みやすいスコッチ。アメリカン・オークの空き樽で熟成させることで、バニラの口当たりとスムースさが生まれる。
トロピカルフルーツや花の香り、夏の草原を想わせる香りが、優雅に調和している逸品。柔らかく滑らかな余韻を楽しみたい方におすすめ。
出典 公式サイト｜ザ・グレンリベット 12年
バランタイン 30年
バランタイン 30年は、バランタインの最高峰のスコッチ。30年以上もの間、樽の中で眠らせて熟成を極めている。40種類以上のモルト原酒がブレンドされており、深い香りと芳醇なコクを味わえる。
飲み方は、ロック、ストレートで楽しむのがおすすめ。華やかな香りが特徴のバランタイン17年も人気がある。
出典 公式サイト｜バランタイン 30年
人気のシングルモルトスコッチ
最後に、人気のシングルモルトスコッチを紹介する。1ヶ所の蒸留所で作ったモルトウイスキーだけを混ぜたシングルモルトスコッチは、「蒸留所ごとの癖」を楽しめるのが面白い。ストレートで、じっくりと各蒸留所の個性を味わってみよう。
ボウモア ナンバーワン シングルモルト ウイスキー
ボウモア ナンバーワン シングルモルト ウイスキーは、スコットランド・アイラ島最古の「ボウモア蒸溜所」で蒸溜されるシングルモルトスコッチ。海抜0メートルに位置する「No.1 Vaults（第一貯蔵庫）」で熟成させた、ファーストフィルバーボン樽原酒を100％使用している。バニラと潮の香りが際立った、心地よいスモーキーな味わい。
出典 公式サイト｜ボウモア ナンバーワン シングルモルト ウイスキー
グレンフィデック 12年 シングルモルト ウイスキー
グレンフィデック 12年 シングルモルト ウイスキーは、爽やかな飲み口が特徴の元祖シングルモルトスコッチ。1963年に世界で初めてシングルモルトウイスキーとして販売されたスコッチで、現在まで高い人気を誇っている。
アメリカンオークとスパニッシュオークの樽で、最低12年間熟成させて仕上げるのが特徴。洋梨のようなフルーティーな香りと、樽香の上品で爽やかな味わいを楽しめる。
出典 公式サイト｜グレンフィデック 12年 シングルモルト ウイスキー
アードモア レガシー シングルモルトウイスキー
アードモア レガシー シングルモルトウイスキーは、ドライで爽やかなスモーキーフレーバーを楽しめるシングルモルトスコッチ。ピートとノンピートの2種の麦芽を使うことで、ドライで柔らかいスモーキーフレーバーを生み出している。飲み方はハイボールがおすすめ。
出典 公式サイト｜アードモア レガシー シングルモルトウイスキー
グレンモーレンジィ オリジナル シングルモルト ウイスキー
グレンモーレンジィ オリジナル シングルモルト ウイスキーは、2012年にIWSCディステラー・オブ・ザ・イヤーを受賞したシングルモルトスコッチ。ハイランド地方のミネラル分豊富なターロギーの泉の湧水と、スコットランド産の大麦麦芽のみを使用している。柑橘系とバニラの華やかな香りで、雑味のない繊細かつ複雑な味わい。
出典 公式サイト｜グレンモーレンジィ オリジナル シングルモルト ウイスキー
※当記事に掲載している価格等の商品情報は、記事公開時のものとなります。
文／oki
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