「立石駅南口」は葛飾区有数の商業集積を誇る賑わいのある街並みである一方、老朽化した建物が密集しており、狭隘道路が多数存在し防災面においても課題がある。
そんな背景のなか、立石駅南口東地区市街地再開発準備組合と、同準備組合に参加組合員予定者として参画している野村不動産、阪急阪神不動産は「立石駅南口東地区第一種市街地再開発事業」について葛飾区から都市計画決定の告示が出された。
「立石駅南口東地区第一種市街地再開発事業」都市計画決定
同事業は、2013年8月に市街地再開発準備組合が設立され、その後、清水建設株が事業協力者に、野村不動産、阪急阪神不動産が参加組合員予定者となり、本計画の検討を推進してきた。
京成電鉄押上線「京成立石」駅周辺では、同線の連続立体交差事業を契機としたまちづくりの機運の高まりを受け、葛飾区総合庁舎の整備も予定されている「立石駅北口地区」の他、本地区「立石駅南口東地区」、及び本地区に隣接する「立石駅南口西地区」の再開発と、駅周辺を中心とした大規模なまちづくりが検討されている。
完成予想パース(現在計画中であり、今後変更となる可能性がある)
同地区は「京成立石」駅の南側に位置し、東側を補助第274号線(バス通り)、南側を補助第141号線(奥戸街道)、西側を特別区道葛48号線(駅通り)、北側を特別区道葛397号線に囲まれた、約1.0haの区域だ。
今後事業を通じて、地区内の基盤整備を進め、防災性の向上、商業機能の更なる強化、質の高い住環境の整備などに寄与することで、魅力あるまちづくりを推進していくという。
スケジュール
2013年8月 立石南口東地区市街地再開発準備組合設立
2019年6月 都市計画決定
2019年度 再開発組合(本組合)設立認可(予定)
2020年度 権利変換計画認可(予定)
2021年度 施設建築物工事着手(予定)
2024年度 施設建築物竣工(予定)
周辺地図、施行区域
構成/ino