「いつもは発泡酒だけど、今日は頑張ったから…」
と自分へのご褒美に「プレミアムビール」を手に取るビジネスパーソンは案外多いのでは。
ここで面白いデータがあるので紹介したい。サントリーホールディングスの「消費者対象の飲用動向調査」によると、1年前と比較した自宅でのプレミアムビールの飲用回数について質問したところ、半数以上(55.3%)が「増えた」と回答している。
経年でみると、1年前と比較した自宅でのプレミアムビールの飲用回数が「増えた」と回答した人の割合は、2014年の調査から5年連続で増加。
今回はプレミアムビールの飲用動向やニーズなど、多岐にわたる調査結果を紹介しよう。
5年連続で飲用回数が増加しているプレミアムビール
自宅でプレミアムビールを最も飲むタイミング
自宅でプレミアムビールを最も飲むタイミングについて質問したところ、約6割(58.2%)が「休前日」と回答した。昨年の調査結果と比較すると、「休前日」に加え、「平日」も増加した。
「働き方改革」によるプライベート時間の増加影響もあり、休前日や平日にプレミアムビールを楽しむ人が増えた結果、自宅でのプレミアムビールの飲用回数が増えているようだ。
ビールに関する飲用志向 おいしさの決め手は「泡」
「最高においしい」と感じるビールの味イメージについて質問したところ、「泡がきめ細かい」が第1位(64.1%)。
昨年の調査結果でも「泡がきめ細かい」が第1位でしたが、回答者の割合が昨年の調査結果と比較して4.4%増加しており、きめ細かい泡がおいしいビールをイメージさせる決め手となる傾向が強まっているようだ。
ビール類を「グラスに注いで飲む」ときと「缶のまま飲む」ときの おいしさの違い
また、ビール類を「グラスに注いでから飲む」理由が「おいしさ・味わい」と回答した656人に、「グラスに注いで飲む」ときと、「缶のまま飲む」ときのおいしさの違いについて質問したところ、約8割(79.9%)が「泡がきめ細かい」ことと回答した。
グラスに注いできめ細かい泡をつくることが、ビール類をおいしく楽しむポイントのようだ。
消費税増税後、節約したいと考えるもの
2019年10月に、消費税が8%から10%にアップすることが予定されている。そこで、消費税増税後、節約したいと考えるものについて質問したところ、約6割(59.4%)が「外食・飲み会費」と回答した。
消費税増税後「外食・飲み会費」を節約したいと回答した594人に、その際の自宅での食事について質問したところ、約8割(76.0%)が「充実させたい」と回答している。
調査概要
調査委託先 (株)マクロミル
調査対象 プレミアムビールを月2、3回以上自宅で飲用している20~59歳の男女1,000人(男性628人 女性372人)
調査方法 インターネット調査
調査期間 2019年3月30日(土)~3月31日(日)
注)本調査では、小数点第2位を四捨五入。そのため、数字の合計が100%とならない場合がある。
関連情報/https://www.suntory.co.jp/news/article/13474.html
構成/ino