エアコンの選ぶ時のポイントの1つとして、電圧が100Vか200Vを確認する必要があり、使用の電圧に合わせて、冷房/除湿能力が畳数に適応したエアコン選びが大切です。
ここでは、エアコンの100Vと200Vの能力・電気代の違いや畳数に適応したエアコンの選び方、100Vと200Vのエアコンを3台ご紹介します。
12畳用エアコンの100Vと200Vでは、何が違う?
12畳用エアコンの中には、100Vの製品と200Vの製品が販売されています。200Vの方が高性能のように思えますが、設置に追加工事が必要な場合や、部屋の畳数によっては100Vで充分な場合があります。ここでは、100Vと200Vの電気代の違いや追加でかかる工事費用、サイズ選びについてご紹介します。
12畳用エアコンの100Vと200Vの違いとは?
V=ボルトは、電気を押し出す力(電圧)のことなので、100Vよりも200Vの方がパワフルな出力が可能で、広い空間の冷房/暖房に適しています。同じ機能を使用したとしても、100Vより200Vの方が短い時間で作業が完了します。
電気代はどう違う? 12畳用エアコンの100V・200V
使用方法や環境によって消費電力は変動するため、どちらが安くなるかは特定できませんが、消費電力が同じ製品の場合は、基本的に電気代は変わりません。
パナソニックの2017年モデル Xシリーズの100Vと200Vを比較して見ると、200Vの方が、期間消費電力量が210kWh少なく、低温暖房能力が3.4kW・暖房最大能力が4.4kW高くなっています。200Vの方が消費電力を抑えて運転でき、高い暖房能力を搭載していることがわかります。
【参考】Panasonic 100Vと200V 電気代はどちらが安い?
ヤマダ・ヨドバシで12畳用エアコンを購入した時の工事費込みの値段は?
ヤマダ電気オンラインショップで購入したエアコン(セパレートタイプ)の標準取り付け工事は、冷房能力3.6kw以下は9515円、3.7kw~4.0kwの場合は1万4286円、4.0kw以上で1万7143円です。
ヨドバシ.comでは、標準設置工事が1万580円(税込)から行っています。(配管パイプ取り付け4m未満まで、冷房能力2.8kwまで、室外機設置置用台は平地置きかベランダ置き)
どちらも100Vから200Vに増設するためには、コンセント変換や電圧切り替え、補助ブレーカー設置などの追加費用がかかり、エアコン取り外し費用とリサイクル費用も別途必要です。
10畳用や12畳用エアコンの適用サイズは?
「10畳用(2.8kw)」冷房:木造/8畳 暖房:木造8畳/鉄筋10畳
「12畳用(3.6kw)」冷房:木造10畳/鉄筋15畳 暖房:木造9畳/鉄筋12畳
10畳用や12畳用エアコンの適用畳数は、目安ではありますが、適していないエアコンを使用した場合、効果が落ちてしまう・電気代が高くなってしまうなどのデメリットがあるので、部屋全体の状況を確認し、選んでみてください。また、100Vと200Vの違いでも、冷房/暖房能力が異なるので、チェックしてみてください。
12畳に対応した100V・200Vのおすすめエアコン
12畳用エアコンはパワフルな製品が多く、AI自動運転や気流の設定、風向きを冷房と暖房で変えるなど、特徴が様々あります。ここでは、12畳部屋に対応した100Vと200Vのエアコンをご紹介します。
AI自動運転がおすすめ! ダイキンの12畳用100Vエアコン
DAIKIN ルームエアコンうるさら7 AN36WRS-W
室内の床や壁の温度を検知し、過去の運転内容を参考に、加湿/除湿も含めて快適な室温にコントロールしてくれるAI快適自動運転機能が搭載されています。また、カビや花粉、ダニの死がいなどをキャッチするフィルターの自動掃除機能など、衛生面でも優れている製品です。
【参考】DAIKIN公式 製品詳細ページ
冷房と暖房で風向きを変えるダイキンの12畳用200Vエアコン
DAIKIN ルームエアコンS36TTEV-W
高さ285mm×幅770mm×奥行233mmのコンパクトサイズの12畳用200Vエアコン。冷房は上向きに風を吹き出し、暖房は足元に気流を流す「風ないス運転」を搭載し、外気温が高い時にも効率よく運転できる、冷媒制御技術を採用しています。
気流の流れを3種類で選ぶパナソニックの12畳用エアコン
Panasonic 住宅設備用エアコン Eolia
スイッチを入れたらすぐに冷房がでるパワフル設定や、風を再現した1/fゆらぎ気流、冷風を身体に当てない天井シャワー気流など、3種類の風量を選べます。
エオリアアプリを使用することで、スマホでエアコンを遠隔操作することができ、空気のキレイ度も確認できます。
100Vと200V・冷房/暖房能力の違いを確認し、自分の部屋に合ったエアコンを選んでてみてください。
※データは2019年7月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/Sora