-最後に、全国の月曜が憂鬱なサラリーマンの方々に、ヒントになるようなメッセージを頂けますか?
松岡:月曜日の朝に働かなくちゃいけない前提で、どうやって憂鬱を減らすかというアプローチを考える人が多いかもしれないんですが、「月曜の朝は働かない」っていう選択肢を持ってもらいたいんです。実は僕も単純に低血圧で、朝しんどいんですよ。月曜の朝が嫌だっていう人は、仕事が嫌いな人だというように結びつけるのは違うと思っていて、仕事が好きでも、月曜の朝に憂鬱になってしまう人はいます。
-僕がまさにそうです。
松岡:それを認めなくちゃいけないし、憂鬱な時には違うことをしても良いっていうフレキシビリティが与えられていることが大事だと思います。月曜嫌いって言ったらダメ社員なんて評価は、しちゃダメだと。
-そうなんです。僕も、当たり前だって言いたいんですよね。
松岡:もしこういう制度がないんだとしても、みんなで有休を月曜AMにしたら、同じことができます。思った以上の効果があると思うので、一度試してみてほしいです。
佐藤:私は転職でSupershipに来たんですが、この会社は、トライアンドエラーを素早く、たくさんやってみる所がいいなと思っています。とりあえずやってみて、どうなるか見てみてから、判断してみたらいいんじゃないかなと。
松岡:トライアルっていう言葉の魔力があるんだと思います。
-今の「トライアル」の話、僕にはすごく刺さりました。僕もワーカホリックだから、起業して働き方を自由に決められる現在でも、月曜の朝に休んだら気が気じゃないんですよ。おそらく日本では、朝から働かなければならないという前提がすり込まれていて、長年の習慣から抜け出せないでいる。でも、まずトライアルしてみたらいいんだなと。試しにいろいろなことをできる範囲でやってみて、自分にフィットする働き方に近づいていったらいいんだなって思いました。今日はありがとうございました。
【取材協力】
Supership株式会社
https://supership.jp/
【筆者プロフィール】
高橋晋平(たかはし・しんぺい)
株式会社ウサギ代表取締役、おもちゃクリエーター。あらゆるジャンルを「遊び化」することを考え、月曜日を楽しくする方法の研究もしている。現在、液体のりアラビックヤマトのおもちゃ化プロジェクトを、クラウドファンディングで実施中。新しい企画を“仕組み”で生み出すメモの技術を解説した書籍 『企画のメモ技』を2018年に出版。Twitter : https://twitter.com/simpeiidea
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