写真はイメージです。
アメリカのサンディエゴには海軍の基地があり、街のバーでは多くの軍人がオフタイムを楽しんでいる。その中には「Navy SEALs」(ネイビーシールズ)に所属する軍人も。彼らは映画やドラマの題材になるほど、老若男女を問わず人気がある米軍特殊部隊だ。
何故、人気があるのか。それは海はもちろん、空からパラシュートで降下したり、奥地に潜入して人質の救出を行うなど、最大に危険かつ困難な局面で活躍する超エリート軍人だからだ。
そんな彼らも遊びに出かける時は私服なので、一見「Navy SEALs」とはわからない。しかし、そんな彼らを身につけたアイテムから見つける方法があると聞いた。
(1)Bone Frog(部隊のロゴ)のタトゥーを入れている。
(2)G-SHOCKを着けている。
(3)星条旗柄のTシャツを着ている。
(4)「GATORZ(ゲイターズ)」というブランドのサングラスを掛けている。
一般人にもタトゥーやG-SHOCKを身につけていれば、何となく見分けられる気がするし、愛国心にあふれる。星条旗柄のTシャツは間違いなく目に付くだろう。ただ4番目の「GATOR」Zのサングラスというのが謎だ。一体、どんなものなのだろうか? そこで調べてみた。
「GATORZ EYEWEAR(ゲイターズ アイウェア)」なるブランドが作っているもので、頑丈な金属製の一体フレーム、顔にフィットする射撃にも最適なサングラスとのこと。いかにもタフで質実剛健な雰囲気は、一度目にしたらすぐに見分けがつく。
そのフレームは「A7075 アルミニウム」という合金製で、、米軍の戦闘機にも使われるほど強度の高い素材なのだという。しかも、その合金は第二次世界大戦時、何と日本の零戦がきっかけで生まれた金属なのだとか。
太平洋戦争中、不時着した零戦を手に入れた米軍は、軽さと強度で米国の合金を凌駕する超々ジュラルミンに驚愕。それを受けて、開発したのが「A7075 アルミニウム」で大型爆撃機B29より実戦投入され、現在も使われ続けている。
日本でもそのGATORZのサングラスが手に入れられるというので、フラッグシップモデルでいて、日本人にフィットする『Magnum2.0 (アジアンフィット)』を取り寄せてみた。
実際に着けてみると、軽い! フレームはアルミゆえに顔や頭の形に合わせてフッティングできるため、激しい動きをしても落ちたり、ずれたりしない。超エリート軍人達のトレードマークになるほど、愛用されているのには確たる理由があったのだ。
ちょうど今、そんな彼らをモデルとしたTVドラマ『Seal Team』が日本でも見られる。確かに劇中でもGATORZのサングラスが愛用されていた。
今後数か月内にはガスケットと呼ばれるアタッチメント部品も販売開始される予定で、それを装着することにより、顔とサングラスの隙間が無くなり、巷で流行するサバゲー用のアイウェアとしても使うことができるようになるほか、砂や風などの巻き込みが軽減されバイク運転時にも最適化される、とのこと。
軍人ではなくとも、バイクで出かける時や、スポーツを楽しむ時にも活躍しそうなアイテムを見つけてしまった。
GATORS EYEWEAR
『Magnum2.0 (アジアンフィット)』
2万2500円〜
問い合わせ先/ゲイターズジャパン https://gatorzjapan.com/
取材・文/田中 亮