870名限定ナンバー入りの「マイグラス」も
マイナンバーの入ったオリジナルグラス2個を店内でキープできるシステムを採用。グラス保管料は年間500円。870名限定で、7月は先着100名まで発行、以降毎月1日に70番ずつ番号を追加していく。会員カードにシリアルナンバーとQRコードが入っており、来店時にカード提示すると自分専用グラスに注いで提供してくれる。使用するコースターも一見用と会員用では別仕様になっている。
フードメニューは“銀座のお通し”をテーマに、常時5~7種類ほどの軽くつまめるメニューを用意。メインメニューの「銀座サンド」(480円)は、銀座料飲組合の協力で銀座の名店に監修してもらった、おつまみサンドウィッチを定期的に替えて提供する。7、8月はとんかつの「銀座梅林」のヒレカツサンド。
支払いはクレジットカード、電子マネーのみのオールキャッシュレスを採用。営業時間、休日などの詳細はサイトを参照。
【AJの読み】とにかく飲み比べ体験してみて
素材となるビールは同じなのに、注ぎ方で本当に味が変わるのか?確かに3種類を比べると泡の質感は見た目でも違う。下記画像は右から「ファースト」「パーフェクト黒ラベル」「ハイブリッド」だが、「ファースト」は泡が消えるのが早く、3品揃うのを待つ間にすでに消えかかっていた。
試飲は「ファースト」と「ハイブリッド」の2種にトライ。「ファースト」は泡がざっくりとして、味にキレがあり、のどごしの良さは断トツ。液温も4度と他の2種と同じだが、より冷たく感じる。泡にも苦味が混じり昔ながらの生ビールの味だ。最初の1杯としておすすめとのことだが、暑い時期はとくにクーッと飲める爽快さで、“とりあえずビール”としては最高の1杯。ビールは劣化が早く、注いでから時間が経つとえぐみが出てくるが(宴会でほったらかしにされたピッチャーでのあの味を思い出してみよう)、泡でふたをすることで劣化のスピードを調整しているため、泡が消えやすい「ファースト」はえぐみが出る前に一気に飲みたい。
「ハイブリッド」は2口カランで注いだビール液にスウィングカランで泡をのせているが、ファーストとは違い、細かくふんわりとした泡で泡自体もなかなか消えず、苦味も感じない。ビールの味もまろやかになり、なめらかな舌触りで、クラフトのような風味も感じる。「パーフェクト黒ラベル」は体験していないが、味は「ハイブリッド」と同じなのでまろやかさがあると想像できるが、見た目は弾力があるもっちりとした泡という印象だった。
原則1回で2杯までということなので、夏場は「ファースト」→「パーフェクト黒ラベル」もしくは「ハイブリッド」の流れがおすすめ。同じビールなのにこんなに味が違うんだ!と飲んでみるとまさに実感できる。
文/阿部 純子