今回筆者は、羽田空港を朝6時50分に出発するAIRDO11便に搭乗したが、新千歳空港には定刻の8時20分過ぎに到着。到着ロビーからJR新千歳空港駅の改札口へ向かい、預け手荷物もなかったこともあり、8時45分発の「快速エアポート85号」に楽々間に合った。37分の乗車時間で札幌駅には朝9時22分に到着した。朝は早く起きなければならないが、早朝便を利用することで朝9時半過ぎから札幌市内で動ける。結果、出張でも観光でも1日の時間を有効活用することができる便利な便なのだ。
早朝便の利用で朝8時半前には新千歳空港に到着。8時45分発の快速エアポートに楽々間に合った
平日の早朝便では「モーニングサービス」として無料でパンが提供されるが、運賃は日中便に比べると割安に設定されている。昼間便に比べると、日によっても異なるが数千円~5千円程度割安に設定されていることが多い傾向だ。夏休み期間中は運賃が上がるが、7月前半や9月・10月搭乗分においては、3日前購入で片道1万3000円台から設定されている。また、75日前購入の「AIRDOスペシャル75」では片道9360円で買える日もある。空席に応じて運賃は変動することから、AIRDOのホームページから搭乗希望日の運賃を確認するといいだろう。
早朝便以外でも、AIRDO全便で有料(500円)にはなるが7月1日より新たに「北海道産たまねぎのスープリゾット」の販売がスタートした。北海道産の玉葱とバターを使用し、トマトベースに仕上げた1品で小腹が空いた時におすすめの軽食メニューだ。
7月から新たに販売を開始した「北海道産たまねぎのスープリゾット」
その他にもAIRDOではオリジナルの機内サービスとして、2016年3月からスタートした羽田~新千歳線の平日夕方以降に出発する便では北海道で人気のビール「サッポロクラシック」が最初の1本に限って通常500円のところ200円で購入できる「ハッピーアワー」も根強い人気がある。ショートチーズのおつまみも付くので、かなり割安となっている。
関連記事:飛行機の中でハッピーアワー!?札幌に行くならAIRDOの平日夕方以降を狙え(2018年1月6日掲載)
平日の夕方以降の羽田~新千歳線では「サッポロクラシック」が最初の1本に限って200円で買える「ハッピーアワー」
北海道らしいサービスを展開するAIRDO便で、機内から北海道に触れるフライトを楽しんでみてはいかがだろうか。
取材・文/鳥海高太朗
航空・旅行アナリスト、帝京大学航空宇宙工学科非常勤講師、ANA「What’s up? ANA」社外編集者