お家で焼肉をする時に活躍するホットプレートですが、匂いや煙、油はねなどの問題もあり、おいしさが半減してしまう……なんてこともあると思います。焼肉用のプレートがない場合は、煙も油もさらに増してしまい、お肉がおいしく焼けないなんてこともあると思いますが、ひと工夫をすることで、平面プレートでも煙や油はねを少なくすることができ、おいしい焼肉を味わえます。ここでは、お家焼肉をする時に知っておきたいホットプレート活用法、焼肉知識をご紹介します。
おうち焼肉をホットプレートでひと工夫することで美味しく仕上げる
ホットプレートの設定温度やお肉の焼き方をご存じですか? 温度や焼き方は、おうち焼肉をおいしく食べるために大事なポイントです。この項目では、意外と知らないお肉の種類別の焼き方やホットプレートの温度設定、煙や油はね対策についてご紹介します。
ホットプレートでお家焼肉をする時は温度が大事
ホットプレートで焼肉をする時には、おいしく食べるための注意点がいくつかあるのでご紹介します。
まず、冷えた状態ではお肉に火が均一に通らないので、厚切りのお肉などは、冷蔵庫から出して常温に戻しておきましょう。
ホットプレートをあらかじめ200℃程度に温めておき、お肉の中心温度が65℃を超えないように焼き上げることで、ジューシーでやわらかく仕上がります。最初はホットプレートの半分のスペースで焼き始め、表面に肉汁がうっすらと浮き上がってきたら、空いているスペースへひっくり返し、肉汁が再び浮かび上がってきたら完成です。
家で焼肉をする時は、肉の種類によって焼き方を変える
[牛タン] 比較的に脂身の多い肉(上画像左)
片面を焼き、表面の周りが反ってきたら、優しく引きずるようにして裏返します。裏面に少し焼き色が付いたら、もう一度引きずるように裏返し、焼き色が付いたら完成です。
[カルビ・バラ肉] 比較的に脂身の多い肉(上画像中央)
片面を焼き、表面の周りが白くなったら、優しく引きずるように裏返し、焼き目が付いたら完成です。
[牛ロース肉] 比較的に脂身の少ない肉(上画像右)
片面を焼き、お肉の周りに肉汁がうっすら見えたら裏返し、焼き色が付いたら、もう一度裏返して軽く焼いて完成です。
【参考】エバラ公式 お肉の焼き方ルール
家で焼肉する時の煙対策!ホットプレートから煙が出ないようにする方法
なぜ、お家焼肉の時にホットプレートから煙が大量に出てしまうかというと、ホットプレートの上で余分な油が熱せられ、気化することで煙が大量に出てしまうのです。煙の発生を防ぐためには、ホットプレートの温度を高くし過ぎず、お肉を裏返す際に焼き場所を変えるタイミングで、プレート上に残っている脂や水分をキッチンペーパーなどで拭き取ることで、煙を抑えることができます。
ホットプレートでお家焼肉をした時の匂いや煙、油を落とすにはアルミホイルが活躍する
波形プレートや穴が空いている焼肉プレートがある場合は、余分な脂を落とし、煙を防いでくれますが、平面プレートしか無い場合は、アルミホイルが役立ちます。
アルミホイルをくしゃくしゃにし、シワ・溝を作ることで、脂が落ちる場所になり、煙や匂いを和らげてくれます。
無煙無臭!?油はね防止のお家焼肉におすすめのホットプレート&レシピ
ホットプレートの中には、煙や匂い、油はねを抑えてくれる製品があり、焼肉用プレートなどが付属しているモノもあります。お家で焼肉をする想定で作られているので、様々な加工がされています。また、ホットプレートは、焼肉以外にも数多くの料理が作れることが魅力でもあるので、ここではお家焼肉に適したホットプレートとホットプレートで作れる様々なレシピをご紹介します。
焼肉と焼きそばを同時調理できる象印のホットプレート
ZOJIRUSHI ホットプレート やきやき EA-GV35
平面プレートのほかに、たこ焼き、ハーフプレートや遠赤穴あき焼肉プレートが付属し、焼肉をしながら同時に焼きそばなどが焼けるホットプレートです。耐久性の高いトリプルチタンセラミックコートを使用した穴あき焼肉プレートは、余分な油を穴へ落とし、飛び散りを防いでくれて、煙を平面プレートの半分に減らしてくれます。
焼肉を焼きながら保温もできるパナソニックのホットプレート
Panasonic ホットプレート NF-W300
平面/たこ焼き/穴あき焼肉プレートに、ダイヤモンドハードコートを採用することで、耐久性を向上したホットプレートです。網目状になったウォームキーバーをプレートの上に設置することで、焼き上がった食材を焦がすことなく保温できます。穴あき焼肉プレートは、穴あき部分が取り外し可能なので、お手入れも簡単です。
ホットプレートで焼肉終わりのしめに、野菜たっぷり焼きそばレシピ
[材料] 2人前〜3人前
○牛切り落とし肉:100g ○もやし1/2袋 ○麺(焼きそば用):2袋
○油:適量 ○キャベツ:1/8個 ○にんじん:1/4本 ○水:適量
○韓(HAN)焼肉のたれ炭火風味(モランボン商品):大さじ5
[作り方]
1.にんじんは短冊切りにし、キャベツをざく切りにします。
2.ホットプレートに油をひき、牛切り落とし肉とにんじんを炒めます。
3.キャベツともやしを加えてさらに炒め、火が通ったところで麺と水を加え、ほぐしながら炒めていきます。
3.麺がほぐれたら、韓(HAN)焼肉のたれ炭火風味を加えて混ぜ、完成です。
【参考】モランボン公式 レシピページ
焼肉後の変わり種レシピ、ホットプレートで餃子を焼く焼き方
[材料]
○豚ひき肉:150g ○キャベツ:180g ○にら:1/3束(約30g)
○油:適量 ○手作り餃子の素(モランボン商品):1袋
○餃子の皮(モランボン商品):1袋(約25枚)
○餃子のたれ(モランボン商品):適量
[作り方]
1.にらとキャベツをみじん切りにします。ひき肉に手作り餃子の素を加えて練り、にらとキャベツを加え混ぜたら、1時間ほど冷蔵庫に入れて味を馴染ませます。
2.1時間後取り出し、餃子の皮で具を包み、ホットプレートに油をひき、餃子を等間隔に隙間を作りながら並べます。
3.フタをして高温(約230℃)で熱し、餃子の底が白くなったら水を注ぎフタをして蒸し焼きにします。
4.水分が無くなったらフタをとり、油を少しふりかけてパリッと焼き目がついたら完成です。
【参考】モランボン公式 レシピページ
ホットプレートでお家焼肉をする際に、ひと工夫することでジューシーなお肉を味わえたり、煙や油はねを抑えることができるので、ぜひ実践してみてください。また、様々な調理ができるホットプレートを活用して、焼肉以外のレシピも作ってみてください。
文/Sora