さらに、「自宅は駅から徒歩何分なのか?」と尋ねる調査も行われた。アンケート全体の平均は13.6分となり、駅から自宅までの許容徒歩圏内を約3分超えていた。最も多かったのは「10分」(11.7%)。以降、「5分」「15分」(共に10.6%)、「20分」(8.3%)、「8分」(7.8%)、「21~25分」(5.6%)、「13分」(50%)とつづき、実際10分以内の距離に居住の人はアンケート全体の47.3%となっていた。
一般的に物件は、駅から近いほど価値が高く、遠いほど低くなる。売却の場合も近いほど売りやすくなると言われている。そこで、アンケート調査での回答と国土交通省のデータの比較が行われた。
国土交通省の『平成30年地価公示』の「最寄り駅等からの距離別の平均変動」によると、駅から0.5km未満の上昇率が最も高い。駅から離れれば離れるほど下がり、アンケートの回答者が駅から遠くて住めないと感じる23.5分(『不動産の表示に関する公正競争規約』に定められている「徒歩1分=80m」に換算すると約1.9km)あたりからマイナス圏に下落していることがわかった。
(出典:国土交通省「平成30年地価公示」の「最寄り駅等からの距離別区分平均変動率」)
※リビンマッチ調べ
<調査概要>
■調査期間:2019年5月16日~6月5日
■調査手法:インターネット調査(任意でアンケートに回答)
■集計数:「リビンマッチ」を利用した首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住の20歳以上の男女180人
■調査回答者の内訳:性別(男性:70.0%、女性:30.0%)
居住地(東京都:36.7%、神奈川県:23.3%、千葉県:15.6%、埼玉県:24.4%)
年齢(20代:1.1%、30代:5.0%、40代:22.2%、50代:35.0%、60代:26.1%、70代以上:10.6%)
出典元:リビン・テクノロジーズ株式会社
構成/こじへい