2.「敵」が強くなってきている
「表現が……ですが(笑)、ここで言う『敵』とは20代の『素敵女子』のことです。最近では、結婚相談所に20代の女性も入会することが多くなってきています。今の20代の女性は、ファッションもお金をかけずにやりくりし、『男女平等』という基準があるので、男性とデートをする時も割り勘が当たり前。謙虚で堅実な20代女性が増えているのです。その反面、30代のこじらせ女子は(表現ご容赦ください(笑))相手に求めることが当たり前になってしまっていて、例えばデートでも『何でおごってくれないの?』とか『男性がこうしてくれるべきじゃないの?』など、男性へ求める要望が増えてしまっていて、お相手に対してのハードルがだいぶ上がってしまっています。
女性が男性に『年収』を求めるように、男性は女性に『年齢』や『外見』を求めることが、厳しいですが現実です。男性も、若くて綺麗な20代女性の方にアプローチしたくなるのは必然のことですし、それでいて謙虚で堅実、となれば、太刀打ちするのはかなり至難の技です(笑)」
3.過去の恋愛にとらわれてしまっている
「過去の恋愛や、モテてきた経験も、婚活においては何の役にも立ちません(笑)それこそがこじらせる原因の1つにもなりうるのです。『普通の出会いがいいんです』とおっしゃっていても、よく聞くとお相手に求める基準が、すでにエベレスト級に高いケースも沢山あります(笑)。『普通』が普通ではないパターンです。
そういう女性たちは過去に素敵な男性ともお付き合いしていますし、年齢と共に男性を見る目が肥えてきて、ハイステータスな男性が基準になってしまっています。
でも、それだけ良い男性を見てきたのに、今現在『結婚に至っていない』という現状が、残念ながら一つの結果です……。まずは、その現状を受け止めることが『こじらせ女子』脱却の一歩です」
どんな「こじらせ女子」がいるの?
「様々なタイプのこじらせ女子がおりますが(笑)、弊社へのご相談で一番多いのは、上記に記してきたような、キャリアも積んで、恋愛をそこそこ経験したので『これまで以上に良い男性と、自然な形で出会いたい』という女性ですね(笑)。
いや、当たり前の事なので、悪いことではないです。ただ、『ここまで温めたんだから、史上最高の人と出会いたい!』という事を言われてしまうと『いや、ワインのように、寝かせたからといって熟成されないよ! (笑)』と返してしまうカウンセラーの心情、お察しください(笑)。
先ほどもお伝えした通り、婚活男性が女性に一番初めに求めるものは『年齢』と『見た目』という現実は、避けて通れないのです……少々厳しいことを言いました。このような女性の多くが『私、恋がしたいんです!』とおっしゃることが多いのですが、そう思われる事自体も決して悪いことではなく、結婚相談所で出会ったカップルも、成婚されていく時には皆さん恋愛結婚です。でも、出会いの最初から『稲妻が落ちるような激しい恋愛の感情』を求めていくのは難しいです。
過去に良い男性と付き合ったり、危険な恋(不倫など)の経験が長かったりした方ほど、結婚相談所の活動でもそういう感情を先に求めてしまって、せっかくの良いご縁を逃してしまう事があります。結婚相談所は、出会ったご縁をじっくり温めていく場所です。そこを大切にして欲しいです。
あとはこじらせ女子の中でも30代で恋愛経験がほぼない、という女子も、中にはこじらせる方が多いです。経験が少ないため『きっと白馬の王子様がいる』と信じて、現実が見えなくなり、相談所でも大人気の男性ばかりにアプローチしてしまい、うまくいかなくなってしまう、というこじらせ例も沢山あります」