切れない包丁で調理をするとストレスを感じるものだ。包丁の切れ味を保つためには、砥石で定期的に研ぎ作業を行う必要がある。しかし「砥石は難しそう」「どれを選ぶべきかわからない」という方も多いだろう。
そこで本記事では、初心者向け・本格的な天然砥石・包丁向け・面直し用、それぞれのおすすめ砥石を紹介する。使い勝手の良い砥石を見つけて、包丁をメンテナンスしよう。
【目次】
使い方簡単!初心者でも扱いやすいおすすめ砥石
はじめに、初心者でも扱いやすい、使い方が簡単なおすすめ砥石を紹介する。初めて砥石を購入する方はここで紹介するものを参考にしよう。
貝印 ダイヤモンド平砥石
貝印のダイヤモンド平砥石は、「水なしでの研ぎ」もできるのが特徴。ステンレス・鋼・セラミック・チタンの包丁に使用できる。
受け皿の裏面には、合成ゴムのリブが付いているため、滑りにくく安定した作業が可能。研ぎ汁を受ける溝が付いており、周囲を汚さないのもポイントだ。
出典 公式サイト|貝印 ダイヤモンド平砥石
貝印 関孫六 匠創 3点セット
貝印の関孫六 匠創3点セットは、贈り物にも最適な商品。包丁2本(大人気の関孫六 匠創シリーズの三徳包丁・ペティナイフ)とダイヤモンド&セラミック砥石がセットになっている。包丁は切れ味も良く、砥石も扱いやすい。
EGOS 両面砥石
EGOSの両面砥石は、包丁だけでなくハサミやナイフにも使用できる砥石。特殊な砥材を使用しているため、長期間使用しても品質が落ちにくいのが特徴だ。
刃先のラインを整え微調整しやすい「中砥石」と、面直し・傷の除去に使用する「仕上げ砥石」が一体になっているため、使い勝手が良い。
おすすめの天然砥石
ここでは、おすすめの天然砥石を紹介する。最近では人工の砥石も少なくないが、天然砥石にはならではの魅力がある。本格的な研ぎに挑戦したい方は、ここで紹介するものを参考にしてみよう。
ファーステック アルカンサス砥石 ブラックハードアルカンサス(極細目)
ファーステックのアルカンサス砥石 ブラックハードアルカンサス(極細目)は、天然のオイルストーンを使った砥石。
硬質の白色岩石(ノバキュライト)を使用しており、油の浸透に望ましい微孔のある組織を持っている。油で研ぐ刃物に使用するのがおすすめ。
出典 公式サイト|ファーステック アルカンサス砥石 ブラックハードアルカンサス(極細目)
包丁どっとこむ砥石 大平鉱山コッパ
包丁どっとこむの大平鉱山コッパは、中砥石に近い仕上げ砥石。ハサミ用として使用するのがおすすめ。他にも、天然砥石の面磨き・銀製品の磨き・漆の砥ぎ出しにも使用できる。天然砥石にこだわりたい方におすすめ。
出典 公式サイト|包丁どっとこむ砥石 大平鉱山コッパ
北斗切 天然砥石
北斗切の天然砥石は、「高度な研ぎ」を行いたい方におすすめの砥石。鉋刃削り1ミクロンで、粒度は細かく研磨力は強い。硬めの鉋刃(かんなは)向き。少ない水で研ぎ始めるため、研ぎ作業に慣れた方におすすめ。
包丁研ぎに最適なおすすめ砥石・シャープナー
ここでは、包丁研ぎに最適なおすすめ砥石・シャープナーを紹介する。毎日使用する包丁の切れ味を保つために、使いやすい砥石を見つけておこう。
シャプトン 刃の黒幕 荒砥
人気メーカー「シャプトン」の刃の黒幕荒砥は、研台として使用できるプラスティックケース付きの砥石。荒らさごとに色分けされているため、初心者でも扱いやすい。
研台になるケースは、持ち運びをする際にも活躍。アウトドア用の刃物の研ぎにも最適だ。
出典 公式サイト|シャプトン 刃の黒幕 荒砥
Fanrong シャープナー
Fanrongのシャープナーはスタイリッシュな見た目が特徴的な砥石。粗研ぎ・細研ぎ・セラミック・はさみ研ぎの4つの使い方ができる。
底部にはゴム製の滑り止めが付いており、安定して作業できるのも魅力。技術や力が必要ないため、初心者や女性にもおすすめ。
マキタ 150mm 卓上グラインダ GB602
マキタの卓上グラインダGB602は、大工さんにもおすすめのプロ仕様の砥石。刃物の荒研ぎ・鋳物のバリ取りに使用することができる。
「ビトリファイド砥石」を採用することで、湿度による劣化に強く、最後まで砥石を使い切ることが可能。
出典 公式サイト|マキタ 150mm 卓上グラインダ GB602
面直し用のおすすめ砥石
最後に、面直し用におすすめの砥石を紹介する。刃物を研ぐための砥石は、ケガを防止するためにも平面を維持することが欠かせない。砥石とセットに、面直し用の砥石も購入しておこう。
シャプトン GLASS STONE SEVEN
シャプトンのGLASS STONE SEVENは、刃物を研いだ後でも清潔さが保たれる砥石。ガラス・ゴムで構成されているため汚れ落ちが良く、衛生的に使用できる。
専用の修正器がセットになっており、砥石の平面を維持しやすいのもポイント。刃物を研ぐ前に修正をしておくのがおすすめだ。
出典 公式サイト|シャプトン GLASS STONE SEVEN
藤次郎 面直し修正砥石
藤次郎の面直し修正砥石は、砥石のための砥石。包丁を研いだ後に擦り減った砥石の表面を、平に戻すために使用する。安定感があり使いやすいと評判の商品。砥石の目こぼれ・目詰まり・目つぶれが気になった時に使用するのがおすすめだ。
出典 公式サイト|藤次郎 面直し修正砥石
セラミック 面直し砥石 水平君
セラミック面直し砥石 水平君は、小さな力でしっかりと面直しができる人造砥石。強靭なPA原料と特殊な溝が、素早く効率的に面を修正してくれる。仕上げ砥石・中砥石どちらにも使用できる。
※当記事に掲載している価格等の商品情報は、記事公開時のものとなります。
文/oki